大卒・大学中退の入学者
京都コンピュータ学院は昔から大学卒・大学中退で入学してくる人が多い。大卒入学者と大学中退入学者の傾向を書いてみる。
大卒で入学=
①大学は出たけれど,「就職がないから」,「希望の職種に就けなかったから」というのが筆頭で多い。
②大学を出て,好きなことをしたいから,KCGへというのが次位。
大学中退で入学=
①大学に行ったけれど,面白くなくて辞めてしまった,あるいは引きこもってしまった,というのが最も多い。
②その大学を卒業したところで,将来が見えている,だからさっさと辞めた,というのが次に多い。
・・・中退してからの年数はマチマチで,1年未満から10年以上まで,色々である。
どちらの場合も,KCGに入学すると,まるで水を得た魚の如く,元気になる人が大半である。
もちろん,KCGへ入学しても,やっぱり続かない人もいるが,かなり少数派である。
新しい学生生活というのは,スタートで失敗すると後を引くことが多いから,「二度目は失敗しないでおこう」という意思が強く働くのだろう。ほとんどの場合は成功しているようである。
そういった入学者は,それなりに大人だから,無駄をせずに勉強している。
KCGは,「老若男女が皆,仲良くする」という雰囲気があって,ここは他の大学・学校などと大きく違うところだと思う。
年齢の差異が大きくても,上下関係というものがあまり無い。
もちろん,年長者に対しては皆,それなりに敬意を払っているが,さして遠慮しているわけでもないし,年長だからといって,威張っている例もあまり見ない。
皆,IT・コンピュータの最先端を学ぶという立場では,全くの平等なのである。
以下,思いつくまま,大卒・大学中退の入学者の例について,書き連ねてみる。
・近畿圏の私立文系の卒業生・中退生は,あまりにも前例が多く,毎年一定の割合で存在するのだが,皆,一様に,将来に対しては敏感である。私立文系卒の将来と,IT・コンピュータを勉強した上での将来を天秤にかけると,答えは明らかだと考えているパターンが多い。
・そこそこ文章読解力があると,アキュームなどの京都コンピュータ学院に関する各種文献をよく読んで,他の専門学校と比較した上で,KCGを選んでいる。当然だろう。
・中堅クラスの京都府下の私立大学のことだが,情報工学科であっても,コンピュータに触れる授業が週に2回しかないという。
それで,あまり技術力は向上しないと思って,中退してKCGに入学したという。これも京都府下に限らず,良くある例である。一般の私立大学では,コンピュータの設備は,対学生数比では少ない。
親や進路部の先生に言われたので,「とりあえず大学へ」,それも,「自分の成績で入れるところ」や,「家から通えるところ」に入った,というパターンは,途中で辞めることが多いのかもしれない。
「とりあえず大学」というのは,どう考えても,あまりよろしくないのだろう。
そういう感覚で大学に行き,中退した場合,そのために,かえって「IT・コンピュータでやっていこう」という決意が強く生じるからか,成功している例が多いように思う。
・逆に,しっかりと考えて大学進学や,それに限らず別の道に行ったのだが,きちんと就職した上で,やっぱりITだと思いなおす例もよくあるパターンである。
・元看護婦(看護士),某看護大学を卒業後,2年間,医療現場で働いて,KCGに入学。
医療現場で,CTスキャンなどの医療機器を見ていると,「これからはコンピュータだ」と思いなおしたのだそうだ。
結婚して子供が手を離れた後に,また仕事に復帰することを考えると,IT関係のほうがベターだと考えたとのこと。大人の女性の場合は,やはり将来を良く考えている。
・自動車制御学科ができてから,同学科に入学してくる大卒や大学中退の入学者は,年齢が20代前半から後半が多い。卒業後,自動車関係の世界で,ITのエキスパートとして生きる決意があるからか,皆,かなり大人な意識を持っているし,シビアに将来設計をしている。
・大学中退で,聞いてみると高校も中退で,という,どこに行っても長続きしないタイプもいるが,そういうタイプに対しては,先生たちがかなりケアするので,なんとか卒業にまで至るのが大半である。失敗例は少ないと思う。
概して,KCGは,大卒・大学中退の多い学校であり,そのことで肩身が狭いということは無いところである。最近は特に感じるのだが,ワイワイ騒いでいても,真面目に将来を設計している若者が多いと思う。
高卒のフレッシュマンも,そういったちょっと大人の学生と一緒になって,良い影響を受けていると思う。
さて,ダンドゥビダバシュビダバ~♪であるが,大卒・大学中退者のうち,誰のことを書こうか迷ってしまったので,今日はこのへんで歌にしよう。
ランランリランショウビダバ♪,ラリ~リラ~ラリ~♪
ランランリランショウビダバ♪,ルンルンララーラ~♪
( -o-)y-~~~
京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学
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人生色々,卒業生たち(クリックで全文表示します)
【KCGの過去の学生さんたちの様々な逸話を綴っています。氏名は匿名・伏字にしてあります。】
<目次&リンク>
★一般論
KCGに入学してきた人々,卒業していった人々。=KCGの学生さんの様々なパターン
大卒・大学中退の入学者=昔から,KCGは大卒・中退の入学者が多いという話
ゲームプログラマー =ゲームプログラマーと業界の話をすこし
卒業生同士の結婚 =卒業生同士で結婚に至る場合
★個別事例
大学中退で編入学=山梨から大学中退で編入してきた学生さん
万緑草中紅一点 =和歌山出身で,誰からも好かれた実直な女子学生
お嬢様短大卒のSさん =四国の開業医のお嬢様短大卒のお嬢様。
デジタルネイティブ=今では普通になった,ネットで生きるフリーのプログラマーのはしり
20才で大人になった不良上がり=暴走族やヤンキーが当たり前だった80年代初頭の話
想い出のあのコ=高度専門士が無かった頃の話。大卒かKCG卒かが問題だったときのこと
洛北エンジニアリング =KCG伝統の洛北校,別名萩原学校。KCGの最高峰でメカトロニクスに夢中の学生さん
ああ女神様っ!=ベルダンディ-みたいな美人の先生に恋した純情な少年の話
禁断の師弟愛? =先生?と女子学生の恋愛と結婚
K君のRPG=母子家庭の長男が,RPGを作成し,大手ゲームメーカーに転職するまで
妹の遺骨=在学中に妹を亡くした情報処理科の寮生。広島の大手ソフト会社No.1,のSEの過去。
愛しい彼女4部作
一年から卒業するまで同じ軽音楽部だった彼女をずっと愛し続け,卒業の前にやっとゲットして,卒業後,結婚に至った話。
愛しい彼女
愛しい彼女②
愛しい彼女③
愛しい彼女 終章
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