PIC16F84Aです
私が愛用しているワンチップマイコン。
・・・普通ワンチップマイコンなんて愛用しないか。
けど,これが おもしろいんだ。ロボットを作る技術にもつながっている。
ロボットといえば,1月29日にKCGの京都駅前校に自転車ロボット「ムラタセイサク君」がやってくるそうな。(NAIS講演会 情報システム学会日本支部(NAIS)特別講演会)
一見すると,単なるICにしか見えないが,これでも,コンピュータとしての機能を一通り持っている。
組込みシステムに使われているものの1つ。
他にも同様なものがたくさんある。
これで何が出来るのかというと,たとえば自動車のデジタルスピードメータ。
私は実際に以前KCGの自動車制御学科の説明用に,これを使ってデジタルスピードメータを作成した。
実際に動いている映像をある所で見ることが出来る。
・・・既にその映像を見た人も多いかもしれない。
なぜなら,KCG オープンキャンパスの中で流される「KCGの学院紹介ビデオ」の中で,自動車制御学科の説明の所で流れているからだ。
実際に動いているのを見たい人は,オープンキャンパスに参加して学院紹介ビデオを注意深く見てみよう。
オープンキャンパスは一番近いので,1月26日(土)に開催されます。(今週末かよ)
PIC16F84Aを使えば,パソコンとの通信もできる。その様子も学院紹介ビデオに含まれている。パソコンの画面上にスピードメータが出でている。
パソコン画面に描かれたスピードメータで赤い針が動いているやつである。
こっちは,Visual C++ を使ってWindows用ソフトで作ってある。パソコン上で動き,ワンチップマイコンと通信して速度を表示するもの。
ワンチップマイコンの本体は。デジタルスピードメータの隣においてある。学院紹介ビデオには,一瞬だけ写っている。
ちなみに,このPIC16F84Aというワンチップマイコンは,以下のKCGのワークショップでも使われている。
これに参加すれば,「あなたも」これを使うことが出来る!
しかも 完成したものをもって帰ることが出来てしまう。
・第4回ワークショップ 電子砂時計を作ろう(終了)
・第10回ワークショップ 電子メッセンジャーを作ろう(3月30日)
興味がある人は是非参加してみよう。
イヤ,本当におもしろいのでおすすめです。(。。)
ちなみに,KCGでは,自動車制御学科や情報工学科やコンピュータ工学科やメディア工学科でこれに関する勉強が出来る。
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もうちょっと詳しく:
メーカー:マイクロチップ・テクノロジー
http://www.microchip.co.jp/
このワンチップマイコンは電源は2Vから6Vの範囲。けっこう適当でいい。(もちろん,電圧は一定に安定しているほうがいい。)
とりあえず乾電池2本で動く。
8bitコンピュータ パソコンは32bitとか64bitとか言っていることを比べるとかなり性能が低い。自由度が低い。しかし結構簡単に作れる。
動作クロックは最大20MHz で駆動する。パソコンに比べたらありえないぐらい遅い。
しかし,私は4MHzで使っている。十分というか,4MHzでも速すぎると思っている。
足の数は18本。好きなように使える足が13本ある。
残り5本は電源用2本とリセット用1本とか,動作クロック入力に2本に使う。
足は,スイッチとか,センサーとか,電気を光らせたり,・・・等,回路を自由につなぐことが出来る。
書き込むプログラムで足の動作内容を変更して使う。
プログラミング言語(C言語やアセンブリ言語)を使って,好きなように電気を入力したり,電気を出力したりできる。
プログラミングは普通のコンピュータで行い,PICライターといわれる機械でプログラムを普通のコンピュータから書き込む。
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他に良く使われるワンチップマイコンにH8シリーズがある。
以前,このブログに出てきた「ETロボコン」で使われているLEGOマインドストームやKCGの部活のCINCSが参戦しているマイクロマウスは,H8が使われている。実際の自動車のエンジン制御のECUもこれが使われていることが結構ある。
H8の見た目は正方形をしたいかにもLSIという感じ。足が多い。PICよりも高性能。価格はPICよりも高い。というか,PICが安くて単純。