Linuxについて思うこと

やばい。16GBのUSBメモリの最低価格が3千円台で売っている。
衝動買いしそうだ。うぅ,8GBのUSBメモリがこわれるまで我慢しよう・・・。
しかし,いつ こわれるのだろうか・・・。

このブログではUbuntuのことばっかり書いているが,
私が最初にLinuxにさわったときに使っていたのが Slackware (スラックウェア)というディストリビュージョンだった。
http://e-words.jp/w/E382B9E383A9E38383E382AFE382A6E382A7E382A2.html
フロッピーディスクで初期ブートしてHDDの中のLinuxを起動すしてLinuxを使う方法からはじめた。

テキストエディタに苦戦しながら設定をしていったものだ。日本語表示どころか,キーボードの配置の設定とかから分からない。
とにかく,設定・設定・設定ばっかり。一体いつになったら使えるのだろうかという感じ。

基本的な設定が終わったら今度は,ウェブサーバの設定をしたりFTPサーバの設定をしたりと,
DNSの設定をして,動くかどうかテストをする。テストして動いたら,また別のサーバの設定をするという繰り返し。
おかしな話だが,Linuxの設定をするためにLinuxを使うという感じ。(^^;;

設定をしたサーバの多くは結局一度も使わないものが多かった。
設定をしていておかしくなったら,何がおかしいのか分からないので,
新規インストールから,やりなおし。またまた,ひたすら設定・・・。

そのかわり,何度も設定したので,色々技術が身についた。
本気でLinuxの勉強をするならSlackwareは 最適かもしれません。

「ディストリビュージョン」とは:
http://e-words.jp/w/E38387E382A3E382B9E38388E383AAE38393E383A5E383BCE382B7E383A7E383B3.html

今の主流のディストリビュージョンは,パッケージマネージャが非常に強力です。
RedHat系の rpmパッケージ + パッケージの自動検索・自動ダウンロード・自動インストール yum や
Debian系の debパッケージ + パッケージの自動検索・自動ダウンロード・自動インストールの apt を採用。
Ubuntuはdeb+aptに,GUIでパッケージ管理できる機構が3種類でついている。
「アプリケーションの追加と削除」のGUIのソフト管理と
細かいソフトの追加削除ができる「Synapticパッケージマネージャ」と
ソフトの更新をする「アップデート・マネージャ」の3つ。

これらを採用してると,ソフトウェアのインストールが楽で,コンパイルどころか,ダウンロードからインストール・初期設定・自動起動などまで
全自動のパッケージシステムを採用している。セキュリティーのアップデートやバージョンのアップグレードすらほぼ自動だ。

この辺はWindowsへのソフトインストールよりも遥に手順が少なく簡単に出来てしまう。

しかしながら,Linuxの中のディストリビュージョンで未だに根強い人気がある Slackware は,
このようは,ハイテクパッケージ管理が無く,初期からの Linux標準の tar.gz 形式をパッケージとして採用している。
ちなみに, tar.gz 形式が使えないLinuxのディストリビュージョンはない。(と思う。あったらびっくり。)
また,tar.gz 形式は,C言語などのソースリスト形式で配布されていて,環境に合わせた設定(ほぼ自動だが)とコンパイルからしなければ使うことが出来ない。

コンパイルは,コンパイルエラーがおこることがあり,使うことが出来ないこともある。そういう場合は,
ソースを直すか,必要なライブラリを用意するとか,必要なバージョンのコンパイラを用意するなどしなければならない。

rpm+yumやdeb+aptはそういったことの解決を自動でしてくれるが,根強い人気のSlackwareは,採用されていない。
設定方法も,古風な方法しかない。
不便で面倒くさいSlackwareではあるが,淘汰されずにずっと残っている。

Slackwareは,ある意味,本当に Linuxらしい Linuxだ。硬派と言った感じ。LinuxとかOSの研究とかするなら,これでしょ。
それに対して Ubuntuは, Linuxらしくない,Linuxだ。ほとんどの設定がGUIで出来てしまう。Linuxを使っていることを忘れしまうぐらい快適。私は,Windowsを使っていると錯覚するぐらいだ。

Ubuntuの様に便利なものが大勢に支持される一方で,不便きわまりない,古風なSlackwareもまた,支持されている。
商用は,RedHat系のものが多い。などなど。Linuxの世界でも色々な文化がある。お互いが競争したり,協力しあったり。

あ,そうそう。日本語に強い(たしか日本発だから) Vine Linuxは,rpm+aptという特殊なパッケージ管理をしています。パッケージのファイル自体はRedHat系のrpmとDebian系のapt。この組み合わせは珍しい。結構 理想的な組み合わせ(と思う)

そうそう。Ubuntu 8.10の日本語標準フォントはVLゴシックに変更されました。VLとは Vine Linuxのことだそうな。Vine Linux プロジェクトで出来たゴシックフォントだそうな。

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