量子コンピュータへのおさそい

量子力学の現象を使ったコンピュータ。現在も研究中だそうです。試作品は出来ているらしい。(6qubitぐらいのもの)
現在解読不可能な暗号通信技術「公開鍵暗号」を破るといわれていることで有名。
本当に出来てしまうと,現在のインターネットセキュリティのPKI(SSL,SSH,電子署名など)が崩壊してしまうという,とんでもない技術。

量子コンピュータでは, 1ビットのことを1キュービット(quantum bit 量子ビット)とか言う。
通常1ビットは0か1のどちらかしか値を持たない。
ところが,この1キュービットは,0と1の値を持つが,どちらかだけではない。0と1が重なり合った状態で記憶できる。0と1がぼやけて重なる状態である。(?)

量子コンピュータの仕組みを大雑把に言うと,0と1の状態が重なり合うキュービットで数値を記憶し,そのまま計算できるの。このため非常に多くの数字の組み合わせの計算が1回で出来るというもの。従来のコンピュータでは結果を出すのに非常に時間がかかるものでも,短時間で結果を出せてしまうそうな。

量子力学は非常に難解で理解しがたい,原子レベルでの現象。
量子力学の確率的解釈は,あのアインシュタインでも納得できなかったらしい。(厳密には,castorさんの↓のコメントを参照
これは,天動説が当たり前の時代に地動説を聞くようなものである。

詳しくは以下のページがわかりやすいです。

参考・引用元ページ:
http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams04/quantum.html

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