きょこたん!

こんにちは、ペンギンです。

いやー、寒いですねー。
春っぽい風がふいたかと思えば、それに全然春っぽくない風が続いたり。
気候というのは、季節というのはホント複雑なものです。

ところで季節といえば、もうすぐ卒業シーズンになりますが。
今、KCGは、2月20日に行われる学生作品発表会こと、KCGアワードのカウントダウンの真っ最中です。

作品発表会かあ~。
もうそんな季節になったんですね、早いものです。

で、今回のアワードから、萌え系のキャラクターが現れました。
その名も”きょこたん”。
京都コンピューター学院っぽい名前に、可愛い萌え系容姿。

素晴らしいですね、うん。

これは来ますよ~~、きょこたんブームが。

さあ、これはじっとしているわけにはいきません。
私もきょこたんを支援しないと!

ってなわけで、アワード前、めでたいイベント前ということで、調子に乗って”きょこたん”の二次創作をやってみました。

構想・執筆計30分の突貫工事。
勢いでやりました、後悔してません。

でもビックリさせちゃったら、ごめんなさいね。

~~~~~~

外はまだまだ寒かったり、あたたかかったり、――かと思えば雪が散らついたり。
そんな気まぐれたっぷりなお天気の続いたある日、京都駅の南隣、京都コンピューター学院ではある女の子の運命を左右するビックイベントが行われていました。

会場は6Fホール。
ぎゅうぎゅうの人だかりの中、壇上に並ぶのはたくさんの萌えっ子ちゃんや萌えキャラくんたち。
その背後に高らかと掲げられた看板には、”KCGアワードキャラクターコンテスト”―。

そうです。
今日は、来る2月20日に行われる”KCGアワード”のキャタクターを決めるコンテストが繰り広げられていたのです。
歌、ダンス、スピーチ。
さまざまな種目をこなした萌えっ子ちゃんや萌えキャラくんたちは壇上に並び、その結果を今か今かと待ち焦がれていました。

その中で―。
一緒に並びながら、小さくなって肩を落としているキャラクターが1人。
みんながみんな、それぞれ決めポーズを取っている中で彼女、きょこたんはションボリとうなだれていました。

「みんな可愛いなぁ。わたしなんて選ばれるはずないよぅ…」

今日という日のためにたくさんたくさん練習してきたのに、緊張しすぎて歌はイマイチ、ダンスでは転ぶし、スピーチでは噛んじゃうし。
PRできることなんて、なんにもない――。
きょこたんはもう、今にも穴を掘って潜り込みたい気持ちでいっぱいになっていました。

「いっぱいいっぱい、がんばったのになぁ……。京コンのこと、すっごくすっごく大好きなのになぁ……」

つぶやきに重なるように、照明がくるくる回り始めます。それに合わせるように、鳴り響くドラム音。
さあ、泣いても笑ってもこれが最後。
京都コンピュータ学院のKCGアワードキャラクターは、間もなく決定です。

「…!」

きゅっと身を縮めるきょこたん。
するとドラム音は止み、一筋のスポットライトが彼女に降り注ぎました。

『おめでとうございます。KCGアワードキャラクターはきょこたんに決定しました!』

はっと顔を上げると、そこにはたくさんの人達の笑顔、そして拍手がありました。

「わ、わたし? わたしでいいんですか?! ………わぁ」

うるうると涙がにじんでいくのをおさえながら、きょこたんは導かれて舞台の中央に出ていきました。

集まっているすべての人の顔が、声が、とても優しく見えます。
大好きなKCGのみんな。
きょこたんは頑張りたいと思いました。

するとそんなきょこたんを、実行委員長の先生がニコニコと迎えてくださり、賞状を手渡すと帽子を差し出しされました。

「おめでとう。はい、KCGアワードキャラクターの証だよ」

「あ、ありがとうございますっ」

顔が熱くなるのを感じながら、きょこたんは受け取った帽子をかぶる前に、まじまじと見つめます。
青空のように澄んだスカイブルー、そこにかけられた白いリボンはとても爽やかで、てっぺんには京コンが京都駅南隣ということもあってか、京都タワーがニョキッと生えています。

そして、そのそばに八つ橋が2枚…………って、八つ橋?

「えー、あー、あのー……」

なごやかな雰囲気の中、どうしようと迷いながらも困ったようにきょこたんが尋ねました。

「どうして八つ橋……なんですか?」

その瞬間。

「「「え…………………」」」

重なる無数の声。
見開かれる目。
息を飲む音。

さまざまなものが重なって、緊張の輪が広がり、そして凍りついしまった後で―――実行委員長は苦笑いしながら、きょこたんの背中をばんばん叩きました。

「まあ、いいじゃないか。そんな細かいことは。あっはっはっはっ!!」

「あははははは…!!」

「もうヤダ、きょこたんったら~」

「意外とマジメなんだな~、もう~」

みんな、口々に言っては大笑いしています。
その中で、困ったように帽子を見つめるきょこたんは、やがて。

「……そうなんだ。ま、いっか」

とつぶやいて、帽子をかぶってみました。

青空のように澄んだスカイブルー、爽やかな白いリボンに添えられた京都タワーと八つ橋2枚。

これがきょこたんのPR人生の始まり、となったのでした。

きょこたん

~~~~~~

……以上。

勢い、かつ思いつきでやりました。

後悔はしていない…………かも(汗)?

ま、いいか。

・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。

マタキテネーー(‘∇’)

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