きょこたん!3

こんにちは、ペンギンです。

今日はKCGアワードでした。
なので、今日も思いついたので、”きょこたん!3”、行ってみたいと思います~。

思いつきの突貫工事で15分。
勢いでやりました、いってみま~す。

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きょこたん

1日の終り―。
初めてのことばかりでハラハラドキドキだった、KCGアワードのお手伝いも無事、終りを告げて。

「よいしょ、よいしょ」

顔が隠れてしまいそうなくらいに大きな箱を抱えながら、きょこたんは、先生たちやら学生のみんなと一緒にお片付けをしていました。
こうして頑張って歩いていると、いろんな人達から、

「きょこたん、大丈夫。代わりに持とうか?」

って聞かれるけれど、そのたびに きょこたん は大きく首を振って答えます。

「ありがとうございます~~。でも、大丈夫です。これっくらい片手でも~……っと、ととととっ!」

「だ、大丈夫!?」

「……っとっと~~~…。はい、大丈夫です~。ありがとうございます~」

そのままペコリとお辞儀をして、きょこたんは箱をきゅっと抱きしめ、歩いていきます。

胸をよぎるのは、今日という1日の出来事。
朝、いきなり八つ橋2枚を失って大ピンチに陥ったものの、偶然通りかかった優しい人に八つ橋を2枚分けてもらって、無事にKCGに来ることが出来て。
それからは準備やら進行やらツイッターやらで、あたふたあたふた、でもたくさんの人に助けてもらいながら、感動したり、感心したり、ビックリしたり。
そんなこんなで、あっという間に1日が終わってしまいました。

一生懸命なみんなと過ごした、一生懸命な時間―。

「えへへ♪」

きょこたんは箱をもう一度、きゅっと抱きしめて頬を赤く染めます。

大事な大事な、宝物みたいな1日。
そのお手伝いが出来たんだと思うと、もう嬉しくて嬉しくて。

きょこたんは、これからもKCGをずっとずっと好きでいようと思いました。

「よぉっし、明日からもKCGのこと、いっぱいいっぱい勉強しようっと!」

箱の中の”きょこたん缶バッチ”を見つめながら、うん、と大きくうなずいた きょこたん。
そしてはた、と我に返りました。

「…あれ。私、KCGアワードキャラクター……だったんだよね? ということは、もしかして……?」

青ざめる きょこたん。
手から落ちる箱。
転がっていく、きょこたん缶バッチ。

呆然とするその周囲を、驚いた皆が駆け寄ってきて来てくれるのを遠くに感じながら、きょこたんはつぶやきました。

「わ、わたし、わたし、もしかして、もしかして………もう、お役御免、なんですか………?」

せっかく、これからも頑張ろうと思っていたのに。
アワードが終わったら、アワードキャラクターは、お払い箱なのでしょうか。

「ど、どうしよう……」

いったい、きょこたんはこれから一体、どうすれば……?

カタカタと震え始めたきょこたんの頭の上、帽子にそっと添えられた八つ橋に秘められた何かが―――”夢と希望と何か”が、きょこたんを突き動かそうとしていました。

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以上。

皆さま、アワードお疲れさまでした~。
今日はしっかり休んで、明日からまた頑張ってくださいね~。

・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。

マタキテネーー(‘∇’)

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きょこたん!2

こんにちは、ペンギンです。

KCGアワード直前です。
きっと今も、いろんなところであんな話やこんな話が繰り広げられているんでしょうね。
いいなあ、青春。
みなさん、頑張ってくださいー。

私は……そうですね。
今日も思いついたので、2日連続で行ってみたいと思います~。

”きょこたん!2”です。

構想・執筆計25分の突貫工事。
勢いでやりました、いってみま~す。

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きょこたん

そんなこんなでなんだかんだと驚いて、あわあわしているうちにKCGアワードキャラクターになってしまった きょこたん。
一夜明けた今日、新しいピカピカの制服とトレードマークの帽子をかぶって、京都駅の改札口を出てきました。

「…はぅっっ!?」

帽子の京都タワーと八つ橋は、アワードキャラクターの実行委員長さんいわく、”夢と希望と何かがつまっている”とかで意外と重くって、たまにバランス崩してコケそうになったりするけれど。

でも、せっかくもらった制服を汚すわけにはいきません。

頑張って足をバタバタさせて、きちんと姿勢を整えたら、きょこたんは深呼吸しました。

「落ち着いて、落ち着いて…」

つぶやく きょこたん が身を包んでいるのは新しくてピカピカの大事な制服と帽子で、そして今日はそれを着てのぞむ大事な大事なお仕事。
KCGアワードのイベントをお手伝いしたり、ツイッター中継したり、………たくさんたくさん、頑張る日なのです。

だから、汚れた制服で行くわけにはいきません。
萌えキャラらしく、メリハリきいたサポートをしなくてはならないのです。

「うん!」

胸の前で小さくガッツポーズをして、きょこたんは歩きはじめました。

KCGの皆をサポートし、観覧しに来てくださるお客さまをきちんとおもてなししなくては。
きょこたんは緊張に頬を染めながら、決意を少しずつ固めていきます。

……と、その時。

「う~~ん、う~~ん、う~~ん……」

道の隅でしゃがみこんでいる男子を発見。
なんだかとっても苦しそうです。
きょこたんは思わず駆け寄って、声をかけました。

「あの~、どうかされましたか?」

すると少年はお腹をさすりながら見上げ、こう答えました。

「お………かが……いて……動けない………」

「えっ、お腹が痛いんですか!? たたた、たいへ~~ん!! きゅ、救急車よびましょう~~~」

あわてて駆け出そうとする きょこたん の手を少年は引いて、声のボリュームを少しだけ上げて言い直しました。

「ううん、違うんです。今日はKCGアワードを見に行こうと思っていたのに、おなかが……おなかがすいて、動けないんです……」

「おなか?」

「はい、おなか……」

と、少年の視線がきょこたんの目元から上がって、……ある場所で止まり。
きょこたん はそこでハッとして帽子に手を当てました。

「……え。だ、だ、だ、ダメです、これは! この八つ橋には、帽子には夢と希望と何かがつまってるんです~~~」

「そうなんですか……残念です。…ああ、見たかったなあ。KCGアワード」

つぶやいて、お腹をさすり続ける少年に きょこたんは一念発起して、帽子の八つ橋を1枚取って、差し出しました。

「は、はい、これっ。これで元気、出してくださいっ」

「ありがとう~、…えっと」

「きょこたん、です」

ペコリとお辞儀した きょこたんに、少年は弱々しく笑って八つ橋をかじりました。

「ありがとう。うわ、美味い~~~」

青かった少年の顔に赤みがさして、これで きょこたん一安心。
さあ、KCGに行ってお仕事の準備しなくっちゃ、と意気込んで一歩、踏み出しました。

「よかった~。では、私はこれで~」

…と、そのスカートのすそを引かれて。
イヤーな予感とともにぎこちなく振り返ると。

「たったの1枚…?」

またまた、少年、きょこたんの帽子を見つめているではありませんか。

「だ、だ、だ、ダメです、もう! この八つ橋には、夢と希望と何かがつまってるんですから~~~」

「いいやん。アンパンじゃないんだから、1枚じゃ足りないよ。あと1枚、ちょーだい」

「あと1枚って、あと1枚あげたら、なくなっちゃいます~~~。ヤです~~~、やめてくださいぃぃぃ~~~~」

すると、少年は再びしゃがみこんで、切なそうにため息をつきました。

「…そうだよね。せっかくの好意に調子にのって…ごめんね、きょこたん。仕方がないから僕は、ここでKCGアワードの成功を祈りながら空腹に耐えることにするよ」

「う、うぅ~~~……」

困った きょこたん。
こういうとき、正しいアワードキャラクターはどうするのでしょう。
残り少ない八つ橋をあげる?
それとも知らないフリして、逃げちゃう?

「ど、どうしよう~~~」

腕組みして、首をひねって、地団駄踏んで。
きょこたんはついに思い切って、帽子に手を伸ばし…。

「えいっ!」

八つ橋を取って、少年に差し出しました。

「はい、どうぞ~~」

「わ、ありがと~」

喜んで受け取った少年は、八つ橋を口に入れ、嬉しそうに手を振って去って行きました。

「これでKCGアワードを見に行くことができるよ~。ありがとう、きょこたん~!」

その満面の笑みに、きょたこんはニッコリと手を振りかえして、そして。

「いえいえ、どういたしまして~…………あれ、体の力が抜ける……はれれれ~~~」

ぺたんと座り込み、そのまま動けなくなってしまったのでした。

「ど、どうしよう~~~お仕事~~~中継ツイッター~~~…」

お仕事初日にして、大ピンチ!
果たして きょこたん は無事、アワードのお手伝いができるのでしょうか?

その結果は………ぜひ、皆さんの目で確かめてみてください♪

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以上。

明日はKCGアワードです。
皆さまにとって、素敵な1日になりますように。

・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。

マタキテネーー(‘∇’)

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きょこたん!

こんにちは、ペンギンです。

いやー、寒いですねー。
春っぽい風がふいたかと思えば、それに全然春っぽくない風が続いたり。
気候というのは、季節というのはホント複雑なものです。

ところで季節といえば、もうすぐ卒業シーズンになりますが。
今、KCGは、2月20日に行われる学生作品発表会こと、KCGアワードのカウントダウンの真っ最中です。

作品発表会かあ~。
もうそんな季節になったんですね、早いものです。

で、今回のアワードから、萌え系のキャラクターが現れました。
その名も”きょこたん”。
京都コンピューター学院っぽい名前に、可愛い萌え系容姿。

素晴らしいですね、うん。

これは来ますよ~~、きょこたんブームが。

さあ、これはじっとしているわけにはいきません。
私もきょこたんを支援しないと!

ってなわけで、アワード前、めでたいイベント前ということで、調子に乗って”きょこたん”の二次創作をやってみました。

構想・執筆計30分の突貫工事。
勢いでやりました、後悔してません。

でもビックリさせちゃったら、ごめんなさいね。

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外はまだまだ寒かったり、あたたかかったり、――かと思えば雪が散らついたり。
そんな気まぐれたっぷりなお天気の続いたある日、京都駅の南隣、京都コンピューター学院ではある女の子の運命を左右するビックイベントが行われていました。

会場は6Fホール。
ぎゅうぎゅうの人だかりの中、壇上に並ぶのはたくさんの萌えっ子ちゃんや萌えキャラくんたち。
その背後に高らかと掲げられた看板には、”KCGアワードキャラクターコンテスト”―。

そうです。
今日は、来る2月20日に行われる”KCGアワード”のキャタクターを決めるコンテストが繰り広げられていたのです。
歌、ダンス、スピーチ。
さまざまな種目をこなした萌えっ子ちゃんや萌えキャラくんたちは壇上に並び、その結果を今か今かと待ち焦がれていました。

その中で―。
一緒に並びながら、小さくなって肩を落としているキャラクターが1人。
みんながみんな、それぞれ決めポーズを取っている中で彼女、きょこたんはションボリとうなだれていました。

「みんな可愛いなぁ。わたしなんて選ばれるはずないよぅ…」

今日という日のためにたくさんたくさん練習してきたのに、緊張しすぎて歌はイマイチ、ダンスでは転ぶし、スピーチでは噛んじゃうし。
PRできることなんて、なんにもない――。
きょこたんはもう、今にも穴を掘って潜り込みたい気持ちでいっぱいになっていました。

「いっぱいいっぱい、がんばったのになぁ……。京コンのこと、すっごくすっごく大好きなのになぁ……」

つぶやきに重なるように、照明がくるくる回り始めます。それに合わせるように、鳴り響くドラム音。
さあ、泣いても笑ってもこれが最後。
京都コンピュータ学院のKCGアワードキャラクターは、間もなく決定です。

「…!」

きゅっと身を縮めるきょこたん。
するとドラム音は止み、一筋のスポットライトが彼女に降り注ぎました。

『おめでとうございます。KCGアワードキャラクターはきょこたんに決定しました!』

はっと顔を上げると、そこにはたくさんの人達の笑顔、そして拍手がありました。

「わ、わたし? わたしでいいんですか?! ………わぁ」

うるうると涙がにじんでいくのをおさえながら、きょこたんは導かれて舞台の中央に出ていきました。

集まっているすべての人の顔が、声が、とても優しく見えます。
大好きなKCGのみんな。
きょこたんは頑張りたいと思いました。

するとそんなきょこたんを、実行委員長の先生がニコニコと迎えてくださり、賞状を手渡すと帽子を差し出しされました。

「おめでとう。はい、KCGアワードキャラクターの証だよ」

「あ、ありがとうございますっ」

顔が熱くなるのを感じながら、きょこたんは受け取った帽子をかぶる前に、まじまじと見つめます。
青空のように澄んだスカイブルー、そこにかけられた白いリボンはとても爽やかで、てっぺんには京コンが京都駅南隣ということもあってか、京都タワーがニョキッと生えています。

そして、そのそばに八つ橋が2枚…………って、八つ橋?

「えー、あー、あのー……」

なごやかな雰囲気の中、どうしようと迷いながらも困ったようにきょこたんが尋ねました。

「どうして八つ橋……なんですか?」

その瞬間。

「「「え…………………」」」

重なる無数の声。
見開かれる目。
息を飲む音。

さまざまなものが重なって、緊張の輪が広がり、そして凍りついしまった後で―――実行委員長は苦笑いしながら、きょこたんの背中をばんばん叩きました。

「まあ、いいじゃないか。そんな細かいことは。あっはっはっはっ!!」

「あははははは…!!」

「もうヤダ、きょこたんったら~」

「意外とマジメなんだな~、もう~」

みんな、口々に言っては大笑いしています。
その中で、困ったように帽子を見つめるきょこたんは、やがて。

「……そうなんだ。ま、いっか」

とつぶやいて、帽子をかぶってみました。

青空のように澄んだスカイブルー、爽やかな白いリボンに添えられた京都タワーと八つ橋2枚。

これがきょこたんのPR人生の始まり、となったのでした。

きょこたん

~~~~~~

……以上。

勢い、かつ思いつきでやりました。

後悔はしていない…………かも(汗)?

ま、いいか。

・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。

マタキテネーー(‘∇’)

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