はいたの国のペンギン 右側親知らずで救急外来篇③

こんにちは、ペンギンです。

いや~~、春ですね♪
あたたかい気候に恵まれて、京都市はもちろん、KCG京都駅前の桜たちも満開御礼状態。

思わず見惚れて目線を上げていたら、自然と背筋が伸びて、

「あぁ~。こうやって人間は、冬のちぢこまった体を伸ばしていくのね~」

と、感心してしまいました。

春ですねっ♪

・・・・・・とか、”♪”つけてみたけれど、そんな私は、もうすぐ全身麻酔で親知らずを4本、一気抜きするんですよね。。。。。。

あんまりうれしくないです。

だって4本ですよ?
何それ、多すぎないと思うのは・・・まあ、当然でしょう。
目下、腫れ時々静かの右下と、同じような姿勢で生えている左下、・・・うん、これだけ取ればいいのではないかな~と思ってしまうのは、まあ、当然といえば当然でしょう。

だって、ものすごく痛そうですし。

・・・で、手術予約はそのままに、どうしようこうしようと迷っているうちに術前検査が終わり、そして3月28日日曜日の夜に・・・・・・事件が起こりました。

右下親知らずの反乱です!!

まず、朝起きたときから、微妙に歯茎のあちこちに違和感をおぼえたのですが、日曜日だし、病院はやっていないし、それほど痛くないしで放っておいたのですが、それが間違いのもとで。

午後8時過ぎに、痛みが階段を急激に駆け上がっていき、午後9時―。

「イタタタタ・・・!」

いきなり、経験したことのないような激痛が右下親知らず付近を襲いました。

いや、激痛なんて生ぬるいものではありません。

鉄球でガンガンやられている親知らずの周りが激しく脈打って、歯の中の神経をペンチか何かでギリギリとねじり上げられ、その都度、頭に向かってすごい勢いで何かがどくどく脈打っている・・・・・・といった痛みで、動けないどころか、口も開けられない状態になってしまいました。

薬を飲もうにも、手元にあるのは術前3日前から飲むようにと指示されていた強めの抗生物質と子分その1があるだけ。

これが効くのかわからないし、そもそも、何かを食べて薬を飲むという行為すらも出来ないような痛みで何も出来ず・・・ただただ、壁際にじっとうずくまってうつむいて、1時間半もの間、ずうっと、

「イタイイタイイタイイタイ・・・」

と、言いながら、部屋の隅っこに丸くなっていました。(人間、弱ると狭いところに行きたがるのでしょうか)

それが2時間にさしかかろうとしたときに、さすがにこれはもうダメだと思い、痛みの合間を縫って、這うような思いでパソコンの電源を入れ、京都市内の歯科で日曜祝日も診てくれる病院を検索。

・・・するも、日曜日の午後10時過ぎにやっている歯医者さんなんて、あるはずもなく。
結局、親知らず抜歯手術をしてもらう音羽病院の救急外来へ電話し、

「痛み止めくらいしか出せませんけれど・・・どうぞお越しください」

との言葉にすがる思いで、眠り込んでいた家族を起こして、音羽病院へ。

すると、若いシニアレジデント(専門研修医という意味みたい。ちなみにトをスにするとマンションの意味になりますから注意)の先生いわく、

「こんばんは~。今日はどうされましたか?」

「はい~~・・・。歯が、・・・歯が、痛くて・・・・・・」

すると先生は困ったような顔をしてうなずきました。

「そうですか~。・・・・・・ところで今日はどうされましたか?」

「えっ・・・!」

一瞬、夢を見ているのかと思いましたが、この微妙な空気は間違いなく現実だから、きっとそう。

考えてみれば、救急外来ってひどい風邪とかインフルエンザとか、いろいろ・・・、とにかく歯痛で来る人はかなりレアなのかもしれません。
とりあえず説明をして、血圧測定後に頓服を処方され、帰宅~。

薬を飲んで、ようや歯痛から開放されたときには、日付が変わっていました。

いや~~、おそるべし・・・ですね・・・歯痛。
解放されて気がついたのですが、ずっと頬に添えていた手が、じんじん痺れていました。

言葉はあまり良くないけれど、ナメていましたよ・・・親知らず。

それまでずっと、2本抜歯ですまないかなとか、あんまり抜きたくないなとか思ってましたが、もう、前言撤回!!
あんな痛みが残した歯の回数ぶん来るとしたら、もう、耐えられません!!

・・・・・・というわけで、今月中に4本抜歯、いってきま~す。

腹はくくった、もう頑張るぞ~。

皆様も、歯にはお気をつけくださいませ。
彼らはナメると、恐ろしい力を発揮しますけん。

というわけで、・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。

マタキテネーー(‘∇’)

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