今日,京都府専修学校各種学校主催の研修会に参加しました。
今年は,某リクルート社の方の講演でした。(「某」になっていない!)
講演テーマは「高校現場で行われているキャリア教育の現状と,それを踏まえた高校生へのアプローチについて」
講師は,高校の先生に対してコーチングのコーチングをしている方でした。
今の高校生は,バブルを歴史の教科書で学ぶゆとり教育の世代。
その親御さんは45歳~55歳で,詰め込み式教育を受けた世代。
教育内容に差があり過ぎて,家庭と学校の1対1の対決になりやすいそうです。
昔は,家庭と学校の間に「地域」というカテゴリーがあって,近所のおばさんやおじさんが教えることが多かったのに,最近はそれがなくなってしまった。
若者をやる気にさせる働きかけは,教える側のコミュニケーション能力が大事だとか。
例えば,子供から「どうしてあの木の葉っぱが揺れてるの?」と質問された時,多くの人は「風が吹いたからでしょ」と答えてしまう。
でも,なぜ子供がそんな質問をしたのか?
「どうしてそう思ったの?」と聞くと,実はお母さんが病気で・・・とかいう話が,聞き出せたりする。
進学先の学校が決まっている高校生が,「先生,他の学校に行きたい」と言ってきた時,どう答えるか?
ある先生は,「今ごろ言うなよ!」と言う。
この場合,今の高校生は次の言葉を発しなくなる。
「何かあったの?」と質問すれば,「実は,・・・」と事情を話して,次に展開できる。
今の高校生はコミュニケーションに飢えているらしく,おせっかいな大人になったらいいという話でした。
もっと心理学を勉強しないといけないなと思った研修でした。