MacのTime Machineの保存先をWindowsの共有フォルダに設定する(後編)

続き物です。

前篇はこちら。

MacのTime Machineの保存先をWindowsの共有フォルダに設定する(前篇)

1.windows側の共有フォルダ設定
2.Mac側から、windowsの共有フォルダにアクセスします
3.Time Machineでネットワークディスク利用するための設定
4.Time Machine専用のディスクイメージを作成するための下調べ

5.Time Machine専用のディスクイメージを作成する

コンピュータ名とEthernet IDを調べましたら、ディスクイメージの作成を行います。

Finderから「アプリケーション」、もしくはDockの右側の「アプリケーション」から、

その中の「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ.app」を選びます。

上の「新規イメージ」ボタンをクリックします。

ここで重要なの一番上のディスクイメージの保存名です。

先ほど調べて「コンピュータ名」と「Ethernet ID」を、

アンダーバー(_)で繋いだ文字列にしないと、うまく稼働しません。

なお、Ethernet ID(Macアドレス)のコロン(:)を全部抜けてください。

ぉぅぇぃの場合:

コンピュータ名
MacBook-Pug
Ethernet ID
d4:9a:20:b8:5b:96
→ディスクイメージの名前
MacBook-Pug_d49a20b85b96

そして保存する場所ですが、これもお好みでOKです。

とりあえず、「書類」とか「ディスクトップ」とか、探しやすいところがいいかも。

その他の部分は:

名前
お好み(ぉぅぇぃは“TimeMachine”にしました。)
サイズ
後で変更します。100MBでOK。
フォーマット
Mac OS拡張(ジャーナリング)
暗号化
なし
パーティション
ハードディスク
イメージフォーマット
スパースハンドル・ディスクイメージ

↓作成するディスクイメージの設定

Time Machine専用のディスクイメージ設定

すべて設定しましたら、右下の「作成」をクリックします。

10秒も経たないうちに、ディスクイメージの作成は完了されると思います。

↓作成したディスクイメージ

作成したTime Machine専用のディスクイメージ

後で(共有フォルダの)の同名のディスクイメージをマウントしますので、

このディスクイメージをこのまま残すと、同じような物が二個表示されます。

(ぉぅぇぃみたいな)初心者だと、混乱してしまう可能性があります。

この場合、ディスクイメージを取り出したほうが良いでしょう。

方法ですが、ディスクイメージを選択して、

↓上のほうの「取り出す」ボタンをクリックします。

ディスクイメージを取り出し

↓次に、作成したディスクイメージに右クリックして、「取り除く」を選択します。

ディスクイメージを取り除く

ディスクユーティリティは後でまた使いますので、この画面をそのまま残してください。

6.ディスクイメージをwindows共有フォルダに移動します

そして、マニュアルで作成したディスクイメージのファイル

「ディスクイメージの名前.sparsebundle」をwindownの共有フォルダに移動させます。

方法…というほどでもなく、Finder上でドラッグ&ドロップでOK!

7.共有フォルダに移動されたディスクイメージの設定を変更します

ここでやりたいことは、先ほど100MBに設定したボリュームを増やすことです。

実際にTime Machineに利用したいサイズを設定するのですが、

現在のMacのハードディスク容量よりも小さいと、

確実に足りなくなりますので、ぉぅぇぃは1.5倍強にしました。

ぉぅぇぃのMacBook Proは250GBなので、250GB*1.5=375→400GBにしました。

ディスクイメージファイルをダブルクリックして、マウントします。

間違ってローカル(書類とか、ディスクトップとか)のやつをクリックしないように。

↓windows共有フォルダのほうのディスクイメージをクリックしましょう。

共有フォルダのほうのディスクイメージ

そして、先ほど残した「ディスクユーティリティ」の画面に戻ります。

共有フォルダからマウントしたてディスクを選んで、

↓上のボタンでボリュームを「取り出し」ます。

ディスクイメージを取り出し

取り出してしまいますと、上の「イメージのサイズ変更」ボタンが有効になりますので、

↓「イメージのサイズ変更」を選びます。

ディスクイメージのサイズ変更

新しいサイズを入力したら、

↓「サイズ変更」をクリックしてください。

変更したディスクイメージサイズ

数多くのウェブサイトやブログでは、「これでOK!」と書かれましたが、

ぉぅぇぃの環境では、これだけだとサイズが変更されず、100MBのままでした。

このままバックアップ行おうとしたら、こんな感じのエラーが出ます。

↓バックアップを完了できませんでした。

バックアップできませんでした

このバックアップのサイズが大きすぎるため、バクアップディスクに書き込めません。バックアップには–.–GB必要ですが、99.4MBしかありません。
Time Machineには、バックアップを保存するために必要な領域のほかに、そのバックアップディスク上に作業領域が必要です。Time Machine環境設定を開き、より大きいバックアップディスクを選択するか、ファイルを除外してバックアップを小さくしてください。

そこからいろいろ試しまして、

パーテンションを作り直せばうまくいくことが分かりました。

8.ディスクイメージのパーティンションを再設定します

方法ですが、まずディスクイメージを選んで、

↓上の「開く」ボタンをクリックします。

ディスクのボリュームをもう一度開く

そうしたら、もう一度ボリューム(領域)がマウントされます。

この状態で、画面の右側の「パーティション」をクリックします。

↓ディスクイメージのパーティション

ディスクイメージのパーティンション

↑パーティンションを削除するために、下のほうの「ー」をクリックします。

そうすると、確認画面が出てきます。

↓パーティション“TimeMachine"を削除してもよろしいですか?

パーティンションを削除してよい?

遠慮せずに、「削除」してしまいましょう。

次に、新しいパーティンションを作成するために、

↓同画面の左下のほうの「+」をクリックします。

新しいパーティンションを作る

右のボリューム情報の中の「サイズ」は自動的に先ほど設定したサイズになります。

ボリューム情報に適切な名前を入力して、右下の「適用」をしましょう。
(ぉぅぇぃは「ForTimeMachine」にしました。)

同じく、確認が出てきます。

↓同じく遠慮せずに,「パーティンション」をクリックしましょう。

パーティンションを作成してよい?

最後に、もう一度ボリュームを取り出しましょう。

ディスクイメージを選択している状態で、上の「取り出す」ボタンをクリックします。

この手順を忘れると、Time Machineでバックアップ取ろうとしたら、

こんなエラーメッセージが出てきて、うまくバックアップできません。

↓バックアップを完了できませんでした。

ディスクイメージ既に使用中

バックアップ・ディスク・イメージ…はすでに使用中です。

準備作業はこれで全部完了です。

9.Time Machine、スイッチ・オン!

もう一度Time Machineを呼び出して、「ディスクを選択…」し、

共有フォルダを選び、「バックアップに使用」をクリックします。

120秒待つか、あるいはメニューバーのTime Machineをクリックして、

「今すぐバックアップを作成」すると、バックアップが始まるはずです。

↓バックアップ作成中!

Time Machineでバックアップ中

いやいや、ここまで来たら感無量ですね!

さて、そこそこ手順が長いのですが、

既にWindowsパソコンをお持ちの方なら、

NASやTime Capsuleなどを買わなくでも、windowsの共有フォルダを使って、

MacのTime Machineを使って定期的にバックアップとれば、

データロストのリスクをかなり抑えることができます。

低コストでMacのデータをバックアップしたい方は、ぜひチャレンジしてください!

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