戦場のヴァルキュリア2の感想レビュー(3時間プレイ評価版)

戦場のヴァルキュリア 2 ガリア王立士官学校 特典 ドキュメント オブ ガリア 1936付き

昨日の予告の通り、3時間プレイ版の感想を述べさせて頂きます。

現在はゲーム内の「2月」まで進んでいます。

マップ上に出てくるイベントマークの「!」は必ず踏むようにして、

エースのないミッションは極力Sランクを狙い、

エースのあるミッションはできるだけエースを倒すようにしています。

現在は約7つのミッションをクリアしました。

愛用しているキャラクターは主人公らのアバン・ゼリ・ゴセットの他、
偵察兵:メリッサ(ゼリと一緒に進軍すれば強く感じます)
突撃兵:リコリス(運動オンチはご愛嬌)
対戦車兵:敵戦車あんまり出ていないので…。
支援兵:あんまり支援したい場面がないので…。
技甲兵:アレクシス(声がいいです、声が)
って感じですね。

戦車名は「パグ戦車」で、小隊名は「黒の」「パグパグ」「団」です。

今回の記事は、体験版で体験出来なかった部分を中心に書いていきます。

具体的に言うと、バトルシステム・兵士や戦車のカスタマイズ、

難易度、ストーリー進行部のアカデミーパートなどになります。

通信協力や通信対戦は未経験なので、まだ今度にします。

音楽・グラフィック・操作性などは体験版とあんまり変わっていませんので、

昔に書いた「戦場のヴァルキュリア2体験版の感想レビュー」をご覧ください。

ちなみに、当時はPSP-2000で遊んでいましたが、

現在はPSP go+PS3コントローラで遊んでいます。

思わず右スティックでカメラを操作しようとする場面もありますが、

PSPよりもPS3コントローラのほうがずっと操作しやすいですね。

△と×によるカメラの上下操作も、移動しながら…じゃなければ、

割りと違和感なく操作できました。

では、バトルシステムから行きましょう。

まず、心配していたモンハン式の複数の小エリアで構成されている戦場について。

ハードの制限によってマップを小さくしていますが、

小さくしただけではなく、ちゃんと新しい面白さを生み出しています。

エリアとエリアの間を「拠点」で繋ぐことによって、

戦略性はかなりアップしました。

拠点内なら、コスト無しでいつでも撤退出来ますし、

歩兵も増援したらスグ移動出来るようになりました。

その他、歩兵を運送出来る装甲車もありますので、

歩兵の出し入れはかなり自由に成っています。

前作では、撤退は必ずCP消費しますし、増援してもスグ出てこない…など、

戦力の配置にいろいろ制限が厳しかったのですが、

今回は何れも大幅に緩和されていますので、

戦略の自由度がぐん〜っと上がりました。

例えば偵察兵1でエリアAの拠点を占拠、後方待機し、

そこからエリアBの拠点から偵察兵2を増援する…のような感じで、

歩兵と歩兵を繋ぎ合わせて長距離移動…のような使い方も可能ですし、

自分の拠点から突撃兵Aを出した後に拠点に留まり、

突撃兵Bも出して、両方で連携攻撃をした後、

最後は一緒に撤収する…のようなことも出来ます。

最終的に、楽奏兵を出して味方を強化して、

そのまま去る…のようなことも出来そうですね。

出来るコトがかなり増えましたので、戦略の幅も爆発的に広がって、

前作よりも奥の深いバトルシステムに成っています。

戦略レベルと戦術レベルをコンバインしたようなBLiTZは、

今作では比較的に戦略レベルに傾斜したようにも思えます。

しかし、小エリアは小エリアの楽しさもありますが

大きなマップを駆け抜ける楽しさは無くなりました。

無論、エリアは小さいけれど、例えばU字型のルートに作って、

できるだけ小さなマップを大きく感じさせる工夫も見られます。

後、予算の制限かどうか分かりませんが、2月のミッションまでだと、

マップの使い回しはちょっと目立ちます。

推測するには、モンハン式…のフィールドを意識しているじゃないかと思われます。

同じフィールドでも、異なる敵陣・敵軍・障害物を配置することで、

繰り返し利用し、プレイヤーを楽しませている…ような感じですね。

そうですね…イメージ的に言うと、

女性ファッション誌の「着回し30日間」のような感じで、

限られた素材をフル活用して、最大限のパフォーマンスを引き出しています。

まあ、プレイヤーから見たら「いつも洒落た新しい服」がベストですが、

知恵を使って着回しするのもアリですね。

しかし、戦略の幅を広める装甲車や派兵のコスト低減も、

大マップで出来ない…ワケでもありませんので、

ぉぅぇぃの中で描く理想な戦ヴァルのフィールドは、

大エリアと小エリアを適切に使い分ける…ことじゃないでしょうか?

ただし、ハードウェアの制限が厳しいPSPでは恐らく難しいので、

比較的にパワーのあるプラットフォームじゃない無理かもしれません。

次に、兵科や戦車のカスタイズ。

これは確かに結構変わったように見えますが、

序盤の現在では、基本5兵科以外の上級職にジョブチェンジ出きてませんし、

戦車もステッカー以外そんなに開発出来ていませんので、

あんまり実感出来ていませんので、詳細は次回に回したいと思います。

兵科のジョブチェンジにしても、武器・装備の研究開発・製作、

戦車のパーツ作りなどは、何れもミッションの報酬が必要です。

兵科成長やオーダー習得のための経験値、

開発費や購入費に使われるお金など報酬は前作と同じですが、

前作になかった研究開発・武器製作のための「素材」、

歩兵のジョブチェンジのための「単位」も報酬として獲得出来ます。

ミッションの報酬に出てくる素材は、

戦車のパーツや兵器の特注品(?)を作りために利用します。

前作で言えば鹵獲兵器やコーデリア姫のご褒美でもらえる特注品を、

自分で作る…ようになった感じですね。

ちなみに、特注品を作るためには素材だけではなく、

エースからもらえる「設計図」も必要です。

なお、どうやらエースは草むらに隠れていることが多いので、

偵察兵で満遍なく草むしりして見つけ出す必要性もあります。

一つ手間を挟んでいますが、

ここらへんもモンスターハンターを意識しているような気がします。

言い換えたら、戦ヴァル2はモンハンのように、素材集めのため、

ミッションを繰り返しクリアすることを推奨しているかもしれません。

農耕民族は何かをコレクションするのがが好き…という説もありますので、

このようなシステムは東洋人に合うかもしれません。

ただし、序盤…だからかもしれませんが、歩兵の装備にしても、

戦車のパーツにしても、今のところモンハンの奥深さを感じていません。

う〜む、なんというか、組み合わせを考える楽しさはあんまりないだよね。

ここらへんは、次回のレビューにポジティブなコメントを出したいところです。

戦場内…についてですが、序盤だから…かどうか分かりませんが、

今回も敵の思考ロジックはややおバカさんですね。

馬鹿正直で真正面から攻撃することが多く、

有効な攻撃あんまりして来ませんし、

近いのに意味もなく道路の横に背中を見せながら隠れたり(?)します。

流石に体験版ほど敵は弱くありませんが、

今回の難易度はちょっとやさしいかもしれません。

まあ、やったらめったら敵陣に突っ込むと、スグ瀕死になるけどね。

中盤以降で敵も賢くなってくるかもしれませんし、

本格的で歯ごたえのある戦いをしたいなら、

アドホック対戦とかで人間と遊べば、いくらでもツワモノが居ると思います。

これもPS3の戦ヴァルに無かった革新的な機能ですね。

ストーリー部分のアカデミーパートについて、

クラスメイトとの絡みが大増量したのはいい試みで好感触だと思いますが、

セリフのボイスが少ないのはちょっと玉のキズですね。

お嫁様はバトルに興味がなく、

気が向いたときにアカデミーパートだけ37Z9000で一緒に見ていますが、

イベントシーンは戦ヴァル1と比べたら、数が多く成ったものの、

かなりグレードダウン…と感じているようです。

いわゆる専門(?)なアドベンチャーゲームと比べたら物足りなく、

ペルソナ3のように、メインRPGにくっつけたにアドベンチャーってレベルですね。

メインディッシュとして捉えるではなく、オマケとして捉えたら、

美味しく召し上がれるじゃないかと思います。

前作のイベントシーンは結構豪華だったのですが、

今回キャラクターの立ち絵のバリエーションが非常に少ない。

ブリクサム先生はいつでもどこでもマイ・スティックを持っているし、

マガリはいつでもどこでも本を持ち歩いている。

う〜む、せめて後2〜3パターンの立ち絵があればな〜

立ち絵が少ない代わりに、画面の中で立ち絵はシーンに合わせて動き回ります。

逃げたり、ぶっつけたり、弾んだり、いろいろです。

そういう意味では、こちらも限られた素材を使って、

プレイヤーを楽しませる努力が見られます。

ところところ挿入されるアニメですが、今のところ、

「なんでこの部分はアニメにするの?」的なモノが多いのも気になります。

例えば授業の初日、遅刻しそうなアバンが校舎内で走り回るアニメなど、

テキストでも十分…だと思います。

これは恐らくメリハリを付けるため…じゃないでしょうか?

これからの展開に期待したいところですね。

とりあえず、3時間版の感想レビューはこんな感じですね。

バトルの戦場にしても、ストーリーのアカデミーパートにしても、

マップが狭く成ったり、キャラが3Dで動かなくなったりなど、

ハードウェアの制限で何れもスケールダウンしていますが、

別のベクトルで正当進化しています。

そういう意味では、前回の戦ヴァルは豪快な大作ならば、

今回の戦ヴァル2は緻密な小品ですね。

お金をガンガン投入して、ギシギシ作って、

「どうや!」っと感じられる映画のような前作と比べたら、

今作は良く出来たTVドラマ…って感じですね。

限られた様々なリソースの制約の中で、目一杯の知恵と工夫で、

プレイヤーを最大限におもてなし・楽しませる努力を感じられます。

スケールが小さいけれど、大変楽しめる作りになっています。

そもそも勝負する土俵が違いますので、PS3と比較出来ないのですが、

これはこれで十分に遊べますし、

値段の数倍以上の楽しい体験を提供してくれそうです。

前作のファンでも、前作未経験の方でも

オススメ出来るクォリティを満たしているので、

興味のある方、是非遊んでみてほしいですね。

いや、このゲームの為…だけじゃないのですが、

戦ヴァル2に合わせて37Z9000を買ったり、PSP goを買ったり、

決して少なくない出費が出ましたので、

裏切られたらどうしょう…っとちょっと心配しましたが、

普通にゲームの出来が良くて本当に良かったです(*゜ー゜)v

さて、引き続きプレイしていきますので、

恐らくクリアまでに、感想レビュー記事を書いていきたいと思います。

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*