今日の雨は、なんだか、梅雨に入ったような雰囲気を感じさせますので、
ちょっとだけ梅雨の話をしようかと思います。
とはいえ、ぉぅぇぃは気象学や歴史学の専門家ではありませんので、
素人の意見として聞いてください。
「梅雨」という言葉は、昔々中国で使われていました。
遡ったら漢の時代から使われていたらしい。
それからの時代でも、この「梅雨」の言葉は、
色んな文献の中に出て来します。
例えば、晋の時代では、「夏至之雨,名日黄梅雨(夏至の雨、その名は黄梅雨)」、
唐の時代では、「梅實迎時雨(梅が実った後の雨)」、
宋の時代では、「梅子黄時雨(梅が黄色くなった時の雨)」、
「江南五月梅熟時,霖雨連旬,謂之黄梅雨(江南の五月、梅が実る時、毎日毎日雨が降る、それは黄梅雨と呼ぶ)」、
明の時代では、「芒后逢壬立梅,至后壬斷梅」がある。
(芒種(二十四節気の1つ。6月6日ごろ)の後の壬日から梅雨が始まり、次の壬日(夏至の後の最初の壬日)で終わる)」
(節気のことなどに興味のある方は、自分で調べてください、短い文章で説明するのは難しいので(*’-‘))
梅雨は別名「黴雨」ですが、
これは明の時代の医学者「李時珍」が書いた医学書の中に、
「梅雨或作黴雨,言其沾衣及物,皆生黑黴也」のような記述がありました。
(梅雨、または黴雨、雨に濡れた服や物は、全部黒かびに成っちゃう)
梅雨にしても、黴雨にしても、歴史がかなり長いのですね。
いずれにしても、時期的は「江南の梅が実る頃」、
現象は「雨が降り止まない、カビになりやすい」のです。
ちなみに、梅雨は日本特有の現象ではありませんが、
世界的な現象でもありません。
基本的に、これは東アジアのちょっと特有な気象現象ですね。
台湾出身のぉぅぇぃも、小さい頃から毎年毎年梅雨を経験しています。
普通に暮らす分には、毎日毎日エブリデー雨雨レインレインで、
「ツユ」というか、寧ろ「ウツ」な気分になりますね。
まあ、雨降らないと困ることも多いにありますので、
しばらくの間、ちょちっと我慢するしかありませんね。
台湾の場合、基本的に山が高く、河も短いので、
貯水能力はあんまりよくありません。
乾季が長く続くと、ダムとかの貯水量がピンチになる時もあります。
そういう時、毎年の「梅雨」は一躍大スターになります。
何はともあれ、梅雨の間では、
出来るだけ「乾燥」な生活を心がけたいところです。
ぉぅぇぃが好きな電化製品は、湿気に弱いものも多いからねー。