今日はひょんなことで、草津に行く用事がありました。
そして、やっぱりひょんなことで、最近ちょっと噂に成っている
「スーパーカズイ」の西店に行きました。
まあ、私のは別にスーパーハズイに用事がないので、
ちょっとふらふら〜っと回って、視察(?)をしてみました。
まず、スーパーハズイに関する基本知識を…。
謳い文句は「関西圏で一番忙しいスーパー」だそうです。
で、中に入ってみると、確かに、普通のスーパーではありえないような数の客が居ました。
レジ前は常に行列が出来ていて、10人待ちは当たり前…って感じですね。
で、この人気の秘密…ですが、生鮮食品や野菜に対す徹底的な鮮度の管理と、
そして、その生鮮食品や野菜の価格を極力安く抑える営業努力ですね。
値段のほうですが、ぉぅぇぃの家の近所の普通のスーパーよりもずっと安く、
近所の格安スーパーよりも、全体的に20%ほど安かったですね。
特に葉物野菜は何れも確実に安かったです。
白菜やネギとか、なんかほぼ半額の値段にビックリしました。
そして鮮度ですが、今日見た感じでは、何れも瑞々しく、
どれも非常に美味しく見えました。
スーパーハズイを常用している知人の話によれば、
このスーパーは、基本的に「売り残しゼロ」を目指しているそうです。
毎日仕入れた生鮮食品や野菜は、
必ずその日が終わるまでに売り切るようにしっているそうです。
夜に成ったら全品割引は当たり前、閉店直前の「持ってけ泥棒セール」もやりますし、
それでも売れなかったモノは、従業員らに格安の値段で全部買ってもらうそうです。
で、値段の安さ+美味しそうな新鮮さがウケ、
「毎日新鮮で美味しい」→「人が満杯」→「常に売り切れる」→「毎日新鮮で美味しい→…
という、非常にプラスなスパイラルに入っている…だそうです。
ちなみに、ぉぅぇぃはスーパーハズイのほぼすべての品揃えを一通り見て、
値段も確認しましたが、ここは「全品安い」…というワケではなさそうです。
生鮮食品や野菜以外、例えば菓子類や牛乳などの飲み物は、
普通のスーパー並で、いわゆる格安スーパーよりもちょっと高いのですね。
恐らく、(あんまり儲からない?)安くて新鮮な食品よって得られた圧倒的な集客力で、
利幅が比較的に良いとされている普通の食品なども抱き合わせて買ってもらって、
それでうまく利益を得ているような気がします。
それによって、スーパー側はそれなりに儲かって、
客側は安くて新鮮な食材をゲット出来て、win-winに成っています。
まあ、実際にヒアリングとかをやったわけではなく、想像なんだけどね。
最後に、知人に教えてもらいましたが、
レジカウンターに居る元気なおばさんがこのスーパーのオーナーだそうです。
昔からそうですが、現場を見る経営者は色々な側面で、
組織の運営に良い影響を与えているような気がします。
ここもこのスーパーの人気の秘密が隠されているかもしれません。
いやいや、私が日本に来てから、これほど活気のあるスーパーを見たのは初めてです。
真面目にやれば、経営学的にも、いろいろとケーススタディに成り得るような気がします。
滋賀に訪れるチャンスのある方、
機会がありましたら、是非自分の目でこのスーパーハズイを見てもらいたいですね。
少しでも経営・マネジメントを意識したら、より楽しめるじゃないかと思います。