ぉぅぇぃはこの類の話のプロではありませんが、少々素人目の考えをまとめてみます。
エネルギーの消費量(節約量?)と時間帯の関係について、
考えるべきポイントは二つあるかと思います。
一つはエネルギーの「生産」で、もう一つはエネルギーの「消費」です。
エネルギーの生産に関して、
主に電気と、電気以外のエネルギーの二種類に分類出来ます。
どんな基準で分けたかというと、生産された後、
貯蓄しにくいのは電気で、その他のガスや灯油、ガソリン類は貯めやすいのですね。
技術的なことはよくわかりませんが、
ガスや灯油、ガソリンなどはタンクなどに貯めたら、
そう簡単に目減りしませんが、電気の場合はそうには行かないらしい。
しかし、発電機は一度起動したら、
継続的に電気が作られる…のような仕組みになっているようです。
無論、微調整は出来るだろうけど、そうダイナミックに変更できません。
電気作られたら、早めに使ってもらったほうが良さそうです。
昼も夜も発電していますが、一般的に昼はビジネス活動が活発的に行われ、
会社も学校も工場も朝から夕方がもっとも多く電力を使っています。
深夜は比較的に「エネルギーが余っている」とされていますので、
電気会社は、いわゆる「深夜割引」などを行って居ます。
それを狙って、深夜の電気でお湯を沸かす…といった光熱費削減に繋がる
「深夜電気温水器」などの商品もあります。
従いまして、電気に限って言えば、昼夜などを明確に分けずに、
出来る限り電気の利用をフラットにしたほうが、
全体的に効率が上がるらしい。
従いまして、同じ長さの活動時間ならば、
「集中」よりも「分散」が望ましい…かもしれません。
但し、太陽光発電が進むと、
もしかしたら昼間のほうが電気供給が比較的に多くなりますので、
昼間中心の活動が有利かもしれません。
風力発電とかの場合は、昼夜の差があるかどうか分かりませんが。
電気以外のエネルギーに関しては、生産側の都合にそれほど左右されませんので、
いつ利用するかについてはあんまり差がないかもしれません。
次に、時間帯別のエネルギーの「消費」ですが、
これは主に「照明」と「空調」に分けたらよいかと思います。
「照明」について、昼間は夜間よりも明るいのですが、
室内で自然光を頼ってどれくらい活動できかというと、これは結構微妙で、
「読む」ことが必要とする多くのオフィスや学校など、照明を付けています。
室内に関しては、昼間も夜間も、
照明に使うエネルギーはそれほど差がないかもしれません。
但し、室外の活動なら結構差があるかと思います。
例えば車・船・電車などなら照明を付けなければなりません。
野球のナイトゲームもかなり大量の電気を使っているという噂です。
従いまして、エコな生活をするために、
室外の活動をできるだけ昼間でやったほうが良さそうですね。
「空調」についてですが、これはシーズンによって結構差があるかと思います。
空調というのは、快適な環境を整えるために、
空気を「冷やす」と「温める」の二種類があります。
で、一般的に夜の温度が低く、昼の温度が高いので、
「温める」必要のあるシーズン、つまり冬期だと、
室内の環境を快適にするために、時間あたりのエネルギー消費は、
「昼間<夜間」ですね。
例えば、同じく24度まで温めるために、外気温が低い夜よりも、
外気温が比較的に高い昼のほうが、消費エネルギーが少ない…ということです。
逆に、「冷やす」必要のあるシーズン、つまり夏期だと、
室内の環境を快適にするために、時間あたりのエネルギー消費は、
「夜間<昼間」になります。
そう考えますと、「エコな生活」のために、
冬は「早寝早起」、夏は「遅寝遅起」が一番論理的かもしれません。
が、季節によって生活時間を劇的に変えるのは、
多分健康にかなりよくありませんので、
そうシーズンによって変わることは出来ませんね。
で、実に言うと、以上の考察は四季がハッキリしている日本の天候に基づいた考えであり、
地域の緯度によって、かなり話が変わったりします。
例えばぉぅぇぃ出身の台湾は日本より緯度が低い。
南回帰線が通過していますので、全体的に「暖かい」。
というか、「暖房なにそれ?食べれる?」って感じとも言えなくもありませんので、
「空調」と言えば、ほぼ「冷やす」専門になります。
何かしらの活動を行うのは、昼間を避けたほうが良いのですね。
昔の人の知恵では、朝4時から7時まで農作業をして、
そして7時以降はその他の室内でも出来る仕事をして、
そして午後3時過ぎたら、残った農作業を片付ける…ようになっています。
まあ、熱帯・亜熱帯の地域の人のライフスタイルですね。
ノルウェイとか、ロシアとかなら、空調と言えばほぼ「温め」専門なので、
エネルギー効率を考えますと、
できるだけ昼間の時間で色々活動したほうが良さそうですね。
と、まあ、素人目で時間帯別の省エネについて色々考えてみました。
エネルギーについて研究されている方なら、
もうちょっと論理的な話が出来るかもしれませんが、
社会科学をやっているぉぅぇぃはこれくらいが精一杯ですね。
昔どこかで聞いた話ですが、どこかの自動車メーカーは、
「環境・エコを考えると、人は娯楽としてドライブは許されるか?」について、
調査を行ったことがあるらしい。
外部環境や新しい科学技術によって、常識は結構変わったりしますので、
もしかしたら、「何がエコ?」についても、同じことが言えるかもしれません。
健康のことを考えましたら、
「早寝早起がイチバン」というのは共通の結論の一つだけどね。
まあ、人の嗜好の多様化が進んでいるこの時代、
極端に走らず、中庸に保つのが一番社会全体にとって、
もっとも理想であると言えるかもしれません。