(感想レビュー)PS Moveのスポーツチャンピオン:卓球=テーブルテニス編

スポーツチャンピオン

先日購入したPlayStation Moveのモーションコントローラの続きです。

前回、ぉぅぇぃ的に結構高評価の「スポーツチャンピオン」を買ってきましたので、

軽くレビューしたいと思います。

今日は一回目の卓球編です。

↓買ってきたスポーツチャンピオン

PlayStation Moveのスポーツチャンピョンのパッケージ

まず、ぉぅぇぃの卓球に関するスペック(?)を簡単に説明します。

ぉぅぇぃの卓球歴はそこそこ長い。

中学校の時から、そこそこ夢中にやっていました。

友人が住むマンションの地下室に卓球台があって、

休日とかの時に、高校受験の現実逃避の一環として、

中学生らしく、「ターニング・イーグル」など必殺サーブ(?)などを開発しながら、

手が上がらないくらいグタグタになるまで卓球をやっていました。

高校に入ってからはそんなにやってませんでしたが、

大学の体育も卓球を選んだりしていました。

部活でマジメに卓球をやっている人を除けば、

一般人の中では、そこそこ慣れているほうです。

京都に来てからは全くやってないけどね。

さて、本題のスポーツチャンピオンの卓球(テーブルテニス)に戻りましょう。

結論から言いますと、個人的にこれは素晴らしい神ゲーですね。

ゲームとして…ではなく、卓球として遊びますと、

その感覚は大変リアルで、実際に卓球をやっている気になります。

狙って撃てば、狙う通り…というよりも、

狙った以上に玉がキレイに飛んでくれますので、そこはまた快感ですね。

ちなみに、現在はシルバーカップまで全クリア(☆x3コンプ)まで進みました。

面白かったので、スグにでもゴールドカップをやりたかったのですが、

腕・肩・首の筋肉痛で右手が思うように動きませんので、

現在は自然回復を待っています……。

家庭用ゲームでこうなるとは…ワッハッハ…。

一応、ここまでのプレイ記(経過?)を簡単に述べます。

まず、体験版と同様、

チャンピオンカップのブロンズカップからはじめました。

たかがゲームのために、立ってやるつもりはさらさらないので、

フロアソファに座って遊びました。

キャリブレーションですが、カメラを調整して、

白いボックスの中に座って、頭の高さははボックスの三分の一くらいですね。

一回目は説明通り肩の上あたり、

二回目は体の横に腕をたらして…ではなく、あぐらのひざの上、

三回目は腰の中心…ではなく、みぞうち辺り。

以上のようにやれば、一応座っても卓球をプレイはできました。

ブロンズカップの敵は大変やさしいので、

プレイヤーのフォアハンド側(利き手側)に、ゆるい玉しか撃ってきませんので、

イチニ・イチニって感じで打ったら、卓球経験者なら大体勝てると思います。

ほっほっいっと~楽勝楽勝~ですね。

すらすらっとブロンズカップをクリアしましたら、

次はシルバーカップです。

次なる楽勝行くぞ!っと思いましたが、

ここからいきなり難易度がアップします。

シルバーカップは「アシストが減り、試合のペースが上がります」のような説明がありました。

最初は意味わかりませんでしたが、

やってみると、いかに今までは「アシスト」されてて、

相手の玉が緩かったかが分かります。

最初のジゼルさんに5連敗して、こりゃアカンわ…、

ということで、ぉぅぇぃは重い腰を上げ、立ち上がりました。
(*カメラ調整・キャリブレーションもやりなおしました)

それによってネット際の対応がやりやすくなりましたし、

バランス取りながらバックハンドの玉が打ちやすくなり、

垂直に近いマッシュも簡単に出せるようになりました。

それによって、再び勝ち進めるようになりました。

そして、シルバーカップのラスボス(?)であるケンジまで進んで、

再び連敗が始まりました。

悪のボスのように、「ふっ、どうやら俺を怒らせたようだ…」のような具合で、

ぉぅぇぃは本気モード(?)になり、膝を曲げ、腰を低く据えました。
(*やっぱりもう一度キャリブレーションしなおしました。)

それによって腰の回転が入った全力スマッシュが連発可能になり、

ステップも可能になったので、前後左右動きまわるようになりました。

それでケンジ君に勝っただけではなく、

今まで取れなかったシルバーカップの☆3も全部取りました。

「ふっふっふ、本気を出したらこんなもんだ!次はゴールドカップだ!」っと。

ゴールドカップの最初のギゼルと戦ってみたら、

アレレ?全然ポイントが取れない…っと思ったら、

よく見ると何か手が上がらなくなったし、足も思うように動けなくなりました…。

まあ、次回までお預け…ですね。

っとこんな具合で、スポーツチャンピョンを手に入れてから、

サルのように卓球をやりまくって、約50戦で力尽きた…って感じです。

さて、今日の教訓ですが、

「やる前に丁寧にストレッチとウォーミングアップをやりましょう!」ですね。

現在の筋肉痛はちとハンパないっす、ハイ。

さて、はまりにはまったスポーツチャンピオンの卓球ですが、

簡単に全体のレビューをしてみます。

まず、インターフェース周り。

ここは卓球に限らず、スポーツチャンピオン全般の話です。

基本的にMoveコントローラだけで全部操作できます。

動きやレスポンスは基本的に軽快で、遅延を感じることがありません。

ヒューマンインタフェースそのものは割と直感的で、

MoveボタンとトリガーのTボタンの使い方を覚えれば、

大抵のことは出来るようになります。

キャラクターの造形ですが、まあ、ぉぅぇぃの好みじゃないというか、

基本的にアジア人ウケしないキャラクターですね。

いや、昔から思っていましたが、

例えば海外ドラマやハリウッド映画に出てくる人たちに美形が多いし、

そんなに「??」と思う人は居ないのですが、

海外ゲームのキャラクターって、

なんかほとんど全員今ひとつピンとこないよね。

その一方、モーションは非常に卓球らしくなっています。

オブビリオンのような、妙にリアルのがに股な格好悪い動きはしていません。

まあ、スポーツの身のこなしはそもそも合理的で格好イイものが多いだからね。

後、一戦一戦の前後のロードはやや長い…かもしれません。

測ってみましたら、大体7~8秒くらいですね。

それは、まあ、仕方ないと思いますが、

同じゲームをリトライする時はリロードするのはちょっと残念ですね。

いや、点数だけリセット…的な感じで処理したら、

リロードなしでも行けた…ような気がしますので。

次に、オマケの機能になりますが、

スポーツチャンピオンはいわゆる「カスタムサウンドトラック」を対応しています。

簡単に言えば、ゲームの中に好きな音楽を流せる…という機能ですね。

スポーツチャンピオンでは、「音楽をカスタマイズ」という名称になります。

これを利用すれば、PS3に保存されている音楽を再生しながら、
(*さすがにDLNAサーバーから取れませんが)

卓球を楽しめるようになります。

まあ、卓球はテンポの早いスポーツなので、テンポの良い音楽を流すと、

プレイヤーもテンションアップしますので、結構いい感じですね。

まあ、ぉぅぇぃのPS3はそもそも大した音楽が入っていませんでした。

主にお嫁様の「The Devil Wears Prada」とか「Sex And The City」などの

サウンドトラックを流したりしました。

ちなみに、スポーツチャンピオンの卓球の運動量、というかカロリー消費…について。

現時点では、個人的に卓球はストレートにカロリーが消費される有酸素運動…というよりも、

筋トレに近い…のような気がします。

判断材料は主に流れる汗の量と体温上昇の状態、及び筋肉痛の度合い…ですね。

そういう意味では、ダイエット的な運動…というよりも、

体に鍛える運動に近い…じゃないでしょうか?

鍛えられるパーツは、プレイスタイルにもよるのですが、

本気モードで遊びますと、腕・肩だけではなく、

中腰だと太ももやふくらはぎにも効果があり、

腰の回転も入るような打ち方をしますと、

腹筋にも若干効くじゃないかと思います。

何れにしても、「これで痩せる!」タイプではありませんね。

まあ、基礎代謝を上げる…という意味なら、長期的なダイエットに繋がるけどね。

最後に、ぉぅぇぃがかなり楽しんだスポーツチャンピオン卓球のゲーム性について少々。

こういった体感型ゲームは、リアルなお遊びに及ばない…という考え方があります。

これについて、ぉぅぇぃは半分正解・半分不正解と思います。

新しいヒューマンインタフェースを付け加えたとはいえ、

結局これはあくまでバーチャルであって、「本物」ではないのですね。

それこそ、ゴーストインザシェルやマトリックスレベルに成らないと、

少なくとも、脳はそれを現実とは認識していません。

卓球で言うと、例えば現在は玉を打ったときのフィードバックというか、

「手応え」は全くと言えるほど再現出来ていません。振動はあるけどね。

この点では、体感型ゲームはリアルに及ばないと言えます。

さらに言えば、スポーツチャンピオンの卓球はかなりリアルに近いのですが、

あくまでリアルの卓球を抽象化した卓球ゲームであって、

卓球を取って代わるものでもありませんし、

そもそも、「こ・れ・は・卓・球・で・は・な・い」のです。

しかし逆に、エンターテイメントの本質とはなんぞや…っと考えるとき、

体感型ゲームはリアルに完全に及ばない…わけではありません。

競技として考えても、これは卓球という競技ではないのですが、

抽象化された卓球ゲームという競技なら名乗れます。

例えば娯楽として考える時、やりたくでもリアルで出来ないことでも、

バーチャル空間の中なら、それが「出来ちゃう!」という楽しさがあります。

非体感型のゲームの場合は、

例えば現実では勇者になって世界を救うことが出来ないのですが、

シミュレートされたゲームの世界の中だと、それが出来るのです。

そして体感型ゲームの場合も同じです。

ただし、体感型ゲームはそうではないゲームと違って、

その「出来ちゃう!」というのは目と脳だけで楽しむだけではなく、

それらに加えて、体を使ってそれを楽しむことが出来ます。

スポーツチャンピオン卓球の例で言うと、

リアルの世界では、ぉぅぇぃは数十回のラリーを続けるのは稀ですが、

ゲームの世界では、様々な補正が加えられた結果、それが割と簡単に「出来ちゃう!」のです。

あるいは、リアルの世界では、ぉぅぇぃのスマッシュの成功率は5割切っているのですが、

ゲームの世界では、同じく様々な補正の結果、成功率は9割超えています。

ただし、実に言うと、この「補正」というのは曲者で、

体感型ゲームの開発を難しくしている大きな要因になっています。

Wiiが発売される前では、ゲームセンターに様々な種類の体感型ゲームがあり、

Wiiが発売されてから、世の中は大量の体感型ゲームが発売されたのですが、

その中で大成功したゲームの数は決して多くありません。

個人的な意見ですが、これは体感型ゲーム補正調整の困難さ故…だと思います。

補正というのは、やりなさ過ぎると難しすぎくなり、

プレイヤーによる「正しい」アクションは大変難しくなりますので、

「思ったとおり」の操作ができなくなり、ツマラナイのですね。

逆に補正をやり過ぎると、簡単になり過ぎてしまいますので、

プレイヤーが何をやっても「正しい」アクションになりますので、

同じく、「思ったとおり」の感覚が薄くなってします。

そうしたら、達成感が味わえなくなりますので、「つまらない」と感じてしまいます。

スポーツチャンピオンの場合、この補正の具合は絶妙です。

例えば私は「右奥のコーナーを狙って、早い玉を打ちたい」と考え、

「むむ、こうか?」っと卓球の要領でモーションコントロールを遅めに素早く大振りしてみますと、

「ぉぉ、狙ったとおりのところに玉行ったぞ!」→「わしスゲェ!」になります。

「そうだ、ネット前にゆるいボールを一丁置いとくか…」と考え、

「それなら、こうだな!」っと卓球の要領で軽くタッチ…すると、やっぱり

「ぉぉ、狙ったとおりだ!」→「わしスゲェ!」になります。

現実では、私が「右奥のコーナーを狙って、早い玉を打ちたい」と考え、

実際にラケットを振ってみても、無論それなりの成功率で上手くいく時もありますが、

空振りだったり、ホームランになったり、ボールが遅くなったり、左のほうに飛んだりします。

それらのミスの確率は、ゲーム内の補正によって、若干緩和され、

それによって「面白さが増す」可能性が出てきます。

特に、腕に覚えが無ければ無いほど、その可能性が高くなりますね。

つまり、体感型ゲームは、この
・頭の中の想像
・実際の体の動き
・ゲーム内の挙動
の三点を可能な限り一致させることによって、面白さを生み出すのですが、

そうさせるための「加減」が難しいのですね。

非体感型のゲームだと、緻密なゲームバランスの調整をしなくでも、

アイデアだけで勝負出来るのですが、

体感型のゲームでは、アイデアがどんなに優れていても、

バランスの調整が失敗したら、リアルティが薄かったり、難しすぎたり。

何れにしても、「面白くない」…のです。

だから、体感型の「良いゲーム」というのは、それだけ作りにくいのですね。

で、今回のスポーツチャンピオンの卓球(テーブルテニス)は、

なぜぉぅぇぃ的に神ゲー…と認定したかというと、

この補正・バランスの調整がまさに絶妙で、

ゲームの世界の中では、私は頭の中で描いている凄腕に…なった気になれます。

それゆえ、ぉぅぇぃ的にこのゲームはとても楽しいのです。

さて、全体的はこんな感じかな?

基本的に、体験版で遊んだときと同じ結論になりますが、

スポーツチャンピオンは恐らくMove購入者のマストバイなタイトルだと思います。

個人的に、卓球(テーブルテニス)だけでも、

Move一式+スポーツチャンピオンを購入するだけの価値がある…っと感じました。

これからは、ゴールドカップや対戦などもチャレンジしたいと考えています。

それらを体感しますと、また感想が変わってくると思いますので、

その時に、また別途レビューさせていただきたいと思います。

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