PSPのR∞Mクローズドβテストに当たりましたので、感想レビューを少々

昨日15日の夜、SCEJからこんなメールが届きました。

【クローズドβテスト当選のお知らせ】“R∞M for PlayStation Portable”

“R∞M for PlayStation Portable”運営チームからのお知らせです。
新規コミュニティサービス“R∞M for PlayStation Portable” クローズドβテスト テスターへのご応募まことにありがとうございました。
このたび、“R∞M for PlayStation Portable”クローズドβテストへのテスターに選ばれたことをお知らせいたします。

本クローズドβテストは、正式サービスに向けて、よりよいサービスとなるよう、皆様からのご意見・ご要望をいただくとともに、サーバーやネットワーク機器の負荷テスト等を行うことを目的としています。
皆様からいただいたご意見・ご要望をもとに、さらに多くの皆様に喜んでいただけるようなサービスを企画していきたいと考えておりますので、ぜひご協力をお願いいたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

そういえば、応募したな~っと思い出しつつ、ちょっと試してみました。

R∞M for PlayStation®Portable(ルーム フォー プレイステーションポータブル)と言えば、

PS3の「Home(ホーム)」に続き、PSPの上で展開するコミュニケーション系のサービスです。

ちなみに、RとMの間は、「oo(オー・オー)」ではなく、「∞(無限大)」です。

さら~っと試したところ、このR∞Mで出来る主なことは以下の四つです。

1.アバター
2.ブログ
3.サークル(ミクシーのコミュニティのようなもの)
4.アルバム

まあ、要するにSNSの一種だな~っと思いました。

今までのSNSと似たような感じのものを、PSP上で展開してみた…のですね。

まあ、個人的に、入力も出力も性能もパソコンに及ばないような携帯端末でやるメリットは…?

っと感じるところもありますが、

よく考えてみましたら、携帯電話だってSNSは大流行していますので、

そう考えますと、アリと言えば一応アリかな?

但し、成功のハードルは決して低くはないと思います。

で、色々試した結果、現時点での、このβ版に対する個人の感想を述べます。

1.アバター

簡素ですが、PS3のHOMEよりも日本人向きのアバターを作ることが出来ます。

まあ、適当に作っても、普通にカワイイのですね。

ちなみに、我が家は黒パグ姫をモデル(?)にしています。

「黒パグ姫が人間なら、こんな感じだよね!」という前提で、お嫁様に作ってもらいました。

さらに、お嫁様の好みで、ファッションも現在ある素材でコーディネイトして、

ちょっと今風の女の子…のようなアバターを作りました。

↓黒姫パグ風R∞Mの女の子アバター正面

R∞Mの女の子アバター正面

↓黒姫パグ風R∞Mの女の子アバター側面

R∞Mの女の子アバター横から

↓黒姫パグ風R∞Mの女の子アバター後面

R∞Mの女の子アバター後から

お嫁様いわく、「イケてるぅ~(某ギャル妖精風)」だそうです。

PS3のHOMEのアバターは基本的にリアル志向なので、

東洋人の「無気味の谷」にかなり引っかかるのですね。

そういう意味では、デフォルメされたR∞Mのアバターのほうが、

HOMEよりもかなりウケが良いかもしれません。

2.ブログ・サークル・アルバム

βテストの時点で試した感触では、本格なSNSとして利用するには、

いくつか問題点があります。

まず、テキスト入力に慣れるのは結構大変。

なにせ、PSPの十字キーと○×△□などでで文字を入力しますので、

パソコンの100個レベルのキーと次元が違いますし、

携帯の10個前後のキーよりも少ないのですね。

試した感触では、ソニーエリクソンで携帯を作ってきた経験をなんらかの形で生かしたようで、

インタフェースは悪くないし、予測辞書の機能も結構賢いので、

慣れたら、パソコンこそ及ばないが、携帯並みのスピードで入力できるような気がします。

が、パソコン・携帯に続き、「第三の入力方式」を身に着けないといけないので、

そういう意味では、ハードルは低くないですね。

ちなみに、ぉぅぇぃは10分ほどいじくったら、短いテキストなら、

サクサクっと携帯の7割くらいの速さで入力できるようになりました。

が、「超~スムーズ」とは言い難いけどね。

次の問題は、全般的なレスポンスの悪さですね。

ネックは無線LANなのか、あるいはPSPの処理スピードかは分かりませんが、

βテスト時点のレスポンスの悪さはかなりストレス溜まります。

何をやるにしても、数秒待ちの確率がかなり高い…。

見ている感じでは、どうやら何かやる時に、その都度その都度ネットワークに接続して、

なんらかのデータを取得しているようですが、

そこらへんはもうちょっと上手くキャッシュや先読みダウンロードなどを利用して、

ユーザのストレスを軽減させなければ、ちょっと厳しい…でしょう。

最低限、携帯のSNS(例えばミクシーなど)並みのレスポンスを確保したいところですね。

最後の問題は…、まあβテストの影響だろうけど、今は圧倒的に人少ないよね…。

SNSとして成り立つために、一番重要なのは会員数の確保ですね。

ブログを書いても誰も読まず、サークルを作っても誰も入らない…ようだと、

ユーザーも飽きてしまいます。

まあ、この部分について静観していくしかない…かな?

今のところ、このR∞Mのサービスに関して、魅力的…っと感じるのは、

アバターくらい…ですね。

アバターに限って言えば、恐らく現在のどのSNSよりも優れているものを提供しています。

但しその他の部分はやはり難が多く、

もしハードウェアなどの制限で、これ以上の改善が望まれないのであれば、

あんまり流行らないだろうな…のような気がします。

後、マーケティングの視点で見た時、現在の「ブログ」や「サークル」のカテゴリを見ると、

「グルメ」とか「日記」とか「芸能」などが含まれている割に、

「ゲーム」関連のトピックスに特化しているわけではありません。

どうも一般人向けに、普通のSNSをPSPの上で展開したい…のように見受けられます。

正直、それなら相当大きなメリット、例えば大量の無料ゲームとかを提供しなければ、

「普通のSNSを使ったほうが楽しい♪」ということに成るのですね。

21世紀の今では、世の中は無料のSNSがあふれているからね~

それならばどうするか…を考えてみた時、ぉぅぇぃ的に、

1.PSPxPS3のクロスプラットフォームにして、潜在的なユーザー数の拡大と共に、PSP版で軽さ、PS3版で快適性を保障する。
2.ゲームユーザ用SNSとして特化し、ラウンジ機能などを強化する。

辺りは、チャレンジする価値があるじゃないかと思います。

と、まあ、決して前向きではない感想を色々述べましたが、

ユーザが感じたことをフィードバックして、

より良いものにしていくのがβテストの目的なので、

これからの進化を期待していきたいと思います。

そうそう、実はR∞Mで「撃て、戦場のヴァルキュリアと共に」というサークルを作ってみましたので、

同じくR∞Mお試し中の方、良かったら入ってみてください~

「∞サーチ」→「サークル」→「娯楽」→「ゲーム」→「シミュレーション」にあります。

まあ、テストも兼ねて、お気軽に。

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