久しぶりの経営学対面授業

先週は新型インフルエンザの関係で、

対面授業ではなく、Eラーニングだったのですが、

ようやく第一波が落ち着いてきたので、今日は二週間ぶりの対面授業です。

学生の皆さんも普通に元気そうでした。

先週の課題もほとんど全員提出してくれたようで、

マジメに自宅学習したのですね。良いことだ~

で、今週の経営学では、マーケティングの話をしました。

  1. マーケティング環境分析と市場機会の発見
  2. セグメンテーション
  3. ターゲティング
  4. ポジションニング
  5. マーケティング・ミックス(4P)
  6. マーケティング施策の実行と評価

の一連の話の前半を済ませたところです。

今日もぉぅぇぃ得意のITを使ったビジネスゲームによる学習を実施しました。

JAVAを使って組んだシミュレーターに、

いくつかのビジネスのシチュエーションを提示しながら、

学生らがチームを組んで、利益を出すための意志決定をしていく…のようなゲームでした。

ゲームのシナリオはいくつもありましたが、ここでひとつだけ紹介します。

↓ビジネスゲーム:コンビニ戦争

ビジネスゲーム:コンビニ戦争

簡単にいえば、一種の陣取りゲームですね。

「顧客は、必ず最寄のコンビニで消費する」という前提の下で、

学生は町の人口の分布を見ながら、

「どこにコンビニを構えれば儲かりそうか」を決めるのがゲームの内容になります。

まあ、実際に出店の場所を決める時は、人口だけ見ているわけではないけどね。

この類のゲームの特徴は、「他のコンビニの戦略との兼ね合い」になります。

いい場所を取ったつもりでも、集客率が良ければ競合が寄ってきますし、

場合によっては、人口が密集しているところに競争しているよりも、

人口そこそこの場所の独占のほうが儲かったりします。

なにはともあれ、毎回この類のビジネスゲームを体験学習していただくと、

学生たちは大に盛り上がります、仕掛け側としても嬉しいですね。

遊びながら楽しく勉強するのは、やっぱり一番いいですね♪

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Eラーニングの収録も楽じゃないゼェ。

ニュースにも出ていましたが、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000153-san-soci
○新型インフル 京都の43大学・短大休校 学生ら評価分かれる

京都での新型インフルエンザ感染者確認を受け、京都府内では22日、同志社大や立命館大、京都府立大など43の大学・短大で同日から6~7日間の休校措置が始まった。

「このうち京都情報大学院大(京都市左京区)は、学生を自宅待機させ、ネットを通じて講師の授業の動画を配信した。」

このように、KCGKCGIはいわゆる休校…ではなく、

全面Eラーニングに切り替え、学生らは自宅で勉強できるようにしています。

学生は自宅学習ですが、そのために、我々教員はその学習用の教材を作らないといけないわけです。

っと、まあ、今日はいろいろ収録していたわけですね。

↓収録したコンテンツはこんな感じ。

京都情報大学院大学のEラーニングコンテンツ

(PHSで撮ったので、画質が悪くてすまん。)

ぉぅぇぃが担当する授業は、もともと自宅でも実習できるように、
サーバー環境などを構築していますので、

こういう時にパワーを発揮しますね。

とりあえず、これで来週月曜日の4.5時間分の授業は収録完了です。(ノドがらがら)

来週の月曜日に、火曜日の3時間分の授業の収録をやる予定です。

まあ、こんな感じでEラーニング教材をインターネット配信をすれば、

学校や通学中に、新型インフルエンザにかかる確率はゼロパーセントになりますので、

大変は大変ですが、頑張らないとね。

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「X理論・Y理論」の話をKCGビジネス学系の「経営学」で

ぉぅぇぃの火曜日はKCGで経営学を教える日です。

内容は大学院経営学特論の縮小版のようなもの…ですね。

今回で4回目。「人材管理と経営組織」について、受講生に広く浅く説明しました。

人材管理のトピックスは下記の通りです。

  • 科学的管理手法
  • ホーソン実験
  • マズローの欲求階層論
  • X理論・Y理論・Z理論
  • 期待理論

丁度、現在ヤフーに「X理論・Y理論」の記事がありますので、

ある意味いいタイミングですね。

ヤフーのほうのニュース記事はこんな感じです。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090510-00000001-president-bus_all

「性善説」経営 vs 「性悪説」経営。あなたの会社は?

■ダグラス・M・マグレガー【X理論 Y理論】
 不況で業績が悪化すると統制的な手法で組織を締めつけ、業績を上げようと試みる経営者が多くなる。一時的には業績が上がるかもしれない。ただ、長い目でみると多くの場合、従業員の士気を低下させ、組織を疲弊させるだけの結果に終わる。
 この問題を考えるうえで参考になるのがマグレガーの「X理論・Y理論」である。

<詳細は元記事を見てください。>

まあ、X理論とY理論を、「性善説」と「性悪説」に分類するのは、

やや強引…のような気がしなくもありませんが、

わかりやすい解説の仕方だと思います、大外れもしていませんし。

ちなみに、X理論とY理論は、ダグラス・マグレガーさんが1960年代の著書、

『企業の人間的側面』の中に出てくる理論ですね。

簡単にまとめると:

X理論
人間は本来、怠け者だから、仕事が嫌い、できればそれを避けようとする。だから、組織の目的に向かって努力させるためには、強制し、命令し、処罰を持って脅迫することが必要。ムチで労働者を管理していかなければならない。
Y理論
人間は本来、労働を嫌がっていない。働くことに喜びすら感じている。組織の目標に向かって努力させる方法は、外部からの脅迫ではなく、報償の力(自己満足)を利用する。
外から統制したり脅かしたりすることだけが、企業目標達成に努力させる手段ではない。人は自分が進んで身を委ねた目標のためには自ら自分にムチ打って働くものである。
つまり、動機付けによって、生産性を高めるとして、参加型の平等管理

一見、まったく逆なことを言っていますが、人はX理論もY理論の側面を持っています。

そして、X理論に近い受動的な人が居れば、

Y理論のように、自発的にいろんな仕事に積極的に係る人もいます。

そして仕事の種類によっても変わってきます。

たとえばプロジェクトXのような壮大の仕事は、大体Y理論が成り立ちますし、

地味でツマラナイ仕事なら、X理論を基づいて管理しなければならないことが多い。

したがいまして、この二つはいずれも有効な理論だと思いますね。

まあ、要するに「ケース・バイ・ケース」です。

ちなみに、これらの理論は、「仕事」だけではなく、「勉強」にも言えるじゃないかな~っと思います。

X理論の学生(単位や成績などで脅かさないとあんまり勉強してくれない)学生がいれば、

Y理論の学生(自ら進んで勉強をして、新しい知識や技術を身につけることで喜びを感じる)もいます。

無論、クラスの中で目立つ優秀の学生は多くはY理論の学生ですね。

そして、むしろ気になるのは、時々現れる、「あるキッカケでX理論からY理論に変身する」学生の存在です。

そういう意味では、教育機関として、無理やり知識や技術を押し込むよりも、

学生をY理論思考にスイッチさせることが、もっとも大事な仕事かもしれません。

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オープンキャンパス・ビジネス入門

本日2009年4月26日のKCGオープンキャンパス、ビジネス入門に参加していただいた皆様、ありがとうございました~

特に問題なく、予定通り色々と説明させていただきましたが、

ビジネスとITの関係、そしてKCGで開講されているTERP10について、

理解していただけましたでしょうか?

ビジネスはビジネスとしか認識しない時代はすでに終わり、

先進国のほとんどのビジネスは、すでにIT無しでは成り立たなくなっています。

ビジネスは目的ですが、その手段はほとんどITに委ねられているのが現状ですね。

なにはともあれ、ビジネスについていろいろな話ができてよかったと思います。

よかったら、ブログでも、KCGでも、また遊びに来てくださいー

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新しいアキュームサイト公開しました!

ちょっと前触れがありましたが、

新しいアキュームのサイトを外部公開しました。

↓イメージ画像

アキュームサイトの画像

URLは以下の通りです。

新しいアキュームサイト

全アキューム記事のコンプリート…までは行きませんが、

11、13、15、16、17号など、ここ数年のアキュームの記事をほぼ網羅しております。

KCG関係者も、そうではない方も、是非覗いてみてください。

結構大盛り汁ダクでボリューム満点ですよ!

KCGKCGI、KJLTCの関係者の皆様、できればご自分と関わりのある記事を、

ブログやウェブ上で紹介してくださいーネ☆

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最近作っているウェブサイト

最近、こんなの作っています。

↓こんなの

アキュームサイトの画像

今月中旬に公表する予定。

皆さん、ご期待ください~♪

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ゥエブリデー・ロープライス

特に書いていませんでしたが、

最近、毎日毎日ウェブウェブでした。

PHPをいじりまわったり、

データベースとSQLをいじまわったり、

HTMLをいじりまわったり、

CSS(スタイルシート)をいじりまわったり、

画像をいじりまわったり。

しかし、まあ、そろそろ完成が近づいてきたので、

もう少ししたら、ウェブ・ウェブ・エブリデーも終わりかな?

終わったら、皆さんにあんなページやこんなページをお見せすることができます~

あと一息、もう少し頑張るぜ~

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今日もウェブ日和

いや、つまりだ。

今日も手抜きでイクぜ!Ψ(`∇´)Ψ

今日も一日、ウェブページ作成に励んでいました。

しかし、IT技術の発達はスゴイのですね。

ウェブページ作りと言っても、昔は一つ一つ手作り感覚でしたが、

今になれば、さまざまなCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)が存在していて、

良いウェブサイトの構築を手助けしてくれています。

ちなみに、KCGKCGIの学生も、

ウェブデザインやウェブシステムの設計・構築を学びます。

SNSにしても、ブログにしても、

結局こういうウェブシステムを支えているのは、ITの人材ですね。

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今日はウェブ日和

今日は久しぶりにハゲ激しくウェブページを作成していました。

いや、別に今まで作ってなかったとか…、そういうわけではなく、

大量なタスクがどどん~っと一気にやってきました。

まあ、それも予想済みで、いろいろと前にもって対策をしましたが、

それでも今週いっぱいくらいはプチ修羅場モードの予定。

今日は初日…ということもあり、

朝からず~っとモニターの前でひらすら作業。

ということで、今はかなりハゲ激しく眼精疲労…。

これからを備えるたえに、今晩はブルーベリーでも飲んで、

ゆっくりしたほうが良さそうなので、

ブログのほうは手抜きさせていただきます~(*゜ー゜)

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マーケティングの話

今年から、KCGで経営学を教えています。

去年までは、KCGI経営学特論を教えていましたが、

KCG来年以降のカリキュラム改革に向けて、

KCGのほうもビジネス系の科目を強化のため、新しい科目を開講したわけですね。

で、六月に入って、講義もほぼ真ん中まで来ているところですね。

今までは、意思決定、経営戦略の基本の話から、

「ヒト」の管理に関わる労務管理やヒトが構成する組織などの話まで進みましたが、

今週からは「モノ」の話に入りました。

で、今週はマーケティングの話をしました。

マーケティングと言っても、いろんな定義の仕方がありますが、

非常に乱暴に無理やりまとめると、

「顧客が満足するような商品・サービスを継続的に提供するための仕組み」っと言えるじゃないかと思います。

そのために:

  1. 顧客は「なにで」満足するかを調べる。
  2. 「どの顧客」を満足させるかを決める
  3. 「どの方法」で顧客を満足させるか

などの課題をこなす必要があります。

で、今日はここで少しだけ「どの方法」を選ぶかの話をしましょう。

まず、下の図を見てください。

↓どある町の顧客のラーメン満足別分布

マーケティングの例

この図は、完全に仮想な図です。

横軸はラーメンの麺の「細さ」示しています。
Aは極細、Cは細麺、Eは普通、Hは太麺、Jは極太…という具合ですね。

縦軸はスープの味の「種類」を示しています。
1はめちゃあっさり、3はあっさり、5は普通、7はこってり、10はめちゃこってり…という感じですね。

で、例えば(C,3)に書かれている「12」は、こってり(3)の細麺(C)を好む顧客は12人居る…って感じですね。

さて、この図表は、仮想なマーケティングリサーチの結果をまとめたものですが、

このような結果を基づいて、「どのようなラーメンなら一番ウケがいいのか」を探っていくのです。

ここらへんは、本来は色々な手法があったりしますが、

KCGで行われた授業そこまでディープなものではありませんので、とりあえず「勘」で決めてもらっています。

この図を見れば、ここの「ラーメン愛好者」は、大きく4つのグループに分かれていることが分かります。以下の4グループですね。

  • (C,3)を中心とするあっさり細麺グループ
  • (B,8)を中心とするこってり細麺グループ
  • (H,9)を中心とするあっさり太麺グループ
  • (I,8)を中心とするこってり太麺グループ

もちろん、本来なら顧客の分布だけ見ればよい…ではなく、

自分の強み・弱みも考慮しなければなりませんし、

さらにライバルのラーメン屋の戦略も考える必要があります。

簡単に言うと、自分のラーメン屋は「太麺」と「細麺」のどっちが得意のか?

「こってりのとんこつスープ」と「あっさりとりがらスープ」のどっちのほうが美味しく作れるのか?

これらにも大きく影響されるのですね。

客が多くても、自分が作ったラーメンがまずかったら、

顧客を満足させることが出来ず、誰も来てくれません。

そして、仮に(B,8)のようにこってり細麺グループに顧客数が多く、

更に自分はこってり細麺を得意としていても、

もしそのカテゴリのラーメン屋が大量に開店されているの…、

あるいは強力なライバルが更に美味しいラーメンを作っている…なら、

競争を避けたほうがよい…っと言った判断もありえます。

今日の授業では、とりあえず「自分」と「ライバル」の能力差を考慮せずに、

単純に「どの顧客向けのラーメン」を作るについて、学生達に考えてもらいました。

この類のゲームは簡単そうに見えますが、

ライバル(クラスメイトが開いているラーメン屋)と戦略の読み合いをしないといけないので、

実は結構難しかったりします。

なにはともあれ、今日はこのゲームを実施して、

学生達は結構楽しんで学んでもらったので、

個人的には大満足です。(*゜ー゜)v

ちなみに、今日の授業で学生に考えてもらった「どの顧客にどのような商品」の問題は、

マーケティングの「ターゲティング」と「ポジションニング」に関わっています。

興味のある方は、この二つのキーワードで検索してみましたら、

色々な情報が出てきます。

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