こんにちは、ペンギンです。
今回は最近ハマっている工場見学第5弾!
大阪は桜ノ宮にある、あの誰もが知ってるアレを作る工場についてレポートしたいと思います~。(訪問は10月中旬でした~)
・・・っと、その前にこれまでの工場見学レポートはこちら↓
工場見学へ行こう①~京都ヤクルト工場編~☆
工場見学へ行こう②~グリコピア神戸編・上~☆
工場見学へ行こう②~グリコピア神戸編・下~
工場見学へ行こう③~コカコーラ京都工場編・上~
工場見学へ行こう③~コカコーラ京都工場編・下~
工場見学へ行こう④~インスタントラーメン発明記念館・チキンラーメン体験工房編~
工場見学へ行こう④~インスタントラーメン発明記念館・マイカップヌードルファクトリー編~
工場見学へ行こう④~インスタントラーメン発明記念館・写真集~
今回行って来たのは、”独立行政法人 造幣局”―。
皆様のお財布にある、硬貨(500円玉、100円玉、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉)を作っている工場です。
↓500円玉
・・・・・・あ、紙幣は作っていません。念のため。
硬貨は造幣局、紙幣は”独立行政法人 国立印刷局”というところで作っているようです。
KCGのある京都から最寄の工場は、彦根工場。ここは10人~50人程度の団体予約を受け付けているようです。
いいなあ・・・団体さん。。。
いつか行ってみたいです。
ちなみに今回、造幣局で案内をしてくれた職員さんいわく、印刷局見学は見学後に紙幣を細かく切り刻んだ紙を持ち帰れるという、おみやげをもらえる場合があるんだとか。
ほ、欲しい・・・。
うらやましすぎます・・・。
・・・と、話がそれました。
今回は造幣局のレポートでしたっけ。。。
さぁ、レッツラゴー♪
なんだか古い学校のような建物です。趣がありますね~。
さて、ここ正門で守衛さんに、予約時に受け取ったFAX用紙を渡して受付をすませ敷地内へ入ります。
これまで出かけた数社(ヤクルト、コカコーラ、グリコピア)だったら、だいたい行く前からここまでの手続きとして、
”電話予約→当日、来訪時に守衛さんに名前を言う→敷地内へ”
というのが基本だったのですが、ここはやはりお金の基地(?)なためか、ちょっとだけ申し込みがややこしくて。
”電話予約→仮予約成立→指定された項目を書いてFAXかハガキで申し込み→折り返しFAXかハガキが来て予約成立→当日、返信されたFAXかハガキを持って来訪時に守衛さんに渡す→敷地内へ”
という流れになっていました。
お金ですしねー。
当然なのかもしれません。
さてさて、敷地内へ入ったあとは時間が来るまで、売店そばで一休み。
売店では”プルーフ貨幣セット”なる”一度も使用していない貨幣をセットにしてケースに治めた貨幣セット(造幣局のご案内パンフレット6ページより)”を売っていました。
キラキラしていて綺麗ですね~。
ちなみにお値段は7000円越え! 一応、お金だからお金として普通に使うことが出来るらしいですが、・・・・・・普通に使ったら、500円はただの500円にしかならないみたいですししね~~。。。
買っても勿体無くて使えないんでしょうね~~。
案内の職員さんいわく、過去に誰か使ってそのまま流通したのか、見学者がプルーフ硬貨をお財布に持っていたことがあったみたいですが。
う~~む・・・・・・。。。
・・・と、それはさておき。
時間が来て、案内してくださる職員さん登場~。
点呼後、売店の上階にある視聴覚室のような一室で、造幣局の事業について一通り説明した動画を見せてもらいました。
それによると造幣局のお仕事は、大きく分けて4つ。
①貨幣作り
前述した硬貨の製造ですね~。
②勲章・褒章、金属工芸品の製造
紫綬褒章とか文化勲章とか、そういう勲章製造ですね~。
③貴金属製品の品位証明、貴金属の地金の精製・品位証明 依頼に応じて、貴金属の鑑定をしてくれるんですね~。
④貨幣販売
先ほど出てきたプルーフ貨幣セットや、オリンピック等のイベントごとに出回る記念硬貨の販売ですね~。
いや~、造幣局と言うくらいだから、貨幣は作っているんだろうなぁと漠然と思っていましたが、結構、いろいろなことをやっているんですね~。
ちなみに勲章作りは基本的にすべてが職人さんによる手作りでとても時間がかかる(ものによっては1年)のに対し、硬貨は機械をメインとして作っているので、携わる人は前者のほうが圧倒的に多いのだそうです。
ちょっと意外ですね~。
さて、ここで貨幣の製造工程をちょこっとまとめておきたいと思います~。
まず最初に、造幣局は大阪が本局、広島と東京に支局があるらしく、貨幣作りの最初にあたる以下の工程は広島で行われるのだそうです。
①溶解(材料を溶かして、塊を作る)
②熱間圧延(何度もプレスすることにより、貨幣と同じ厚さにする)
③冷間圧延(薄くなった材料をコイル状に巻き取る)
ここまで経た材料が大阪に届き、そこから仕上げまではここで行われるのだそうです。
さぁ、しっかり勉強し、それらふまえたところで、いざ工場へ!
職員さんから、ほかの工場では考えられない”カメラ撮影OK”のお知らせに舞い上がりつつ、カメラを手にします。
「あぁ、こんなことなら買い時を迷わずに、さっさと一眼レフ買って持ってくればよかった!!」
↓コイル状に巻き取られた500円玉のもと
こ、これが500円玉になるとは・・・!
アタリマエだけれど、まだまだ鉄の塊ですねー。原料はニッケル黄銅と銅、亜鉛、ニッケルだそうです。(そう言われても、あんまりわからないけれどね。。。)
この後の工程は、こんな感じになっています。
④圧穿(型にはめこみ、硬貨型を打ち抜く)
↓機械
↓刻印前のコインの写真(ツルツルです!)
↓資料館にあった打ち抜いたあとのコインと鉄板
⑤圧縁(円形の周囲に縁をつけ、加熱してやわらかくする)
↓機械(写真中央よりちょっと右寄りにある茶色い板のようなものは、型抜きされた10円玉用の板)
・・・と、ここからはコインの洗浄、圧印・・・というふうに続いていくのですが、この続きはまた次回ということで♪
・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。
マタキテネーー(‘∇’)