さて、選挙ですね。
民主国家は、選挙は一大イベントであり、
お祭りでもあります。
今日は、日本の参議院選挙ですね。
最近の日本では、投票率は低下しているようです。
これについて、少し危惧しているぉぅぇぃは、
ちょっとお話でもしようかと思います。
台湾の友人との雑談から聞いた、
あんまりソースがはっきりしていませんが、
このようなお話があります。
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あるところ、2つの羊の群れがありました。
ここは簡単に「群れA」と「群れB」としましょう。
彼らは幸せに暮らしていましたが、
ある日、神様がやってきて、こんな話をしました。
『生態のバランスを考えて、悪いが、
あなたたちに「天敵」を用意する必要がある。
天敵と言うのは、二種類があって、「虎」、もしくは「狼」だ。』
『「狼」を選んだ場合、1匹の狼を用意しよう。
あなたたちの群れの中にこの狼は自由に暮らしますので、
彼は思うようにあなたたちを食い散らかすでしょう。』
『「虎」を選んだ場合、2匹の虎を用意しよう。
この場合、あなたたちにその中の1匹を選ぶことが出来る。
あなたたちの群れに暮らす虎はやっぱり一匹です。
もう一匹の虎は、私のところで繋いでおこう。
ただし、現在の虎に不満を思ったら、
いつでも交換することができます。』
『しかし、いずれにしても、天敵の種類を選んでしまったら、
チェンジすることが出来ないので、慎重に考えるように。』
そして、群れAの羊たちは、
「虎は狼よりもずっと怖い…、だから狼を希望します」
しかし、群れBの羊たちは、
「虎は狼よりも怖いけど、交換できる権利があったほうが安心、
というわけで、虎コースを希望します」
そして、神様は羊たちの希望通り、虎と狼を配置しました。
狼は体が小さいので、そんなに羊を食べません。
群れAに入った狼は、
一匹の羊を狩って食べれば、数日おなか減りませんので、
狩りは数日一回だけ。
羊たちは、「狩りの無い日」の時だけ、
つかの間ですが、平和の日々を過ごしていました。
群れBは、2匹の虎から適当に弱そうな1匹を選びました。
虎は狼と違って、体が大きく、一杯食べる。
ほぼ毎日のように狩猟し、一日1匹の羊を食べました。
群れBの羊は、毎日毎日恐怖の中で過ごしていましたので、
数日間後、「こりゃかなわん!」ということで、
神様に虎交換の要望を出しました。
それでマシに成るかと思いきや、
数週間まともな食事をとらなかった虎はめちゃハングリーで、
狂ったように羊を食べ散らかした。
羊たちは、一刻のゆとりも無く、いつも恐怖の中でした。
群れAの羊たちは、
「我々の英知により、群れBの羊たちよりもずっといい生活している!(´∀`)」と、
自分たちの選択を感謝し、
群れBの羊たちは、
「こ、こんなはずでは…(;´д⊂)」と…。
そして、ビビリまくった群れBの羊たちは、
知恵を絞って、虎交換のタイミングを変えたり、期間を変えたり、
何とかして犠牲を少なくしようと頑張ったが、
しかし、どう頑張っても、
群れBの虎は、群れAの狼よりも多くの羊を食べました。
「もういいや…」と、半分諦めた群れBの羊たちは、
面倒くさいことを辞めて、しばらく虎の交換を控えました。
「食べたいなら、思う存分食え」っと。
そして月日が経ち、神様の下に繋がれた虎が死にそうになったら、
ようやく交換を申し込みました。
この痩せた虎は、長い不自由な時間の中で、
「ここから出たら食ってやる!地獄を見せてやる!」っと、
なかなか交換してくれない羊たちを恨んでいながら、
その時を待っていた。
しかし、いざ外に出て、怯えている羊たちを見ていると、
餓死を怯えている、何も食べれない自分を思い出した…。
「もうあそこに帰るのはイヤヤ!(;´д⊂)」っと。
「どうしたら、戻されずに済ませれるのか!?」と、虎は悩みました。
「とりあえず、この羊たちに選んでもらうしかない!」っと。
そのため、どうすればいいのか?
痩せ虎は、羊たちに自分の誠意を見せた。
「生きるために、私は羊を食べなければならない」
「しかし、あなたたちの怯えも良く分かる」
「だから、これから病気の羊や老年の羊だけを食べよう」っと羊たちに伝えた。
それは、まさに群れBの羊たちにとって、
幸せの日々が続きました。
あんまりにも幸せだったので、
「もう、ずっとこの痩せ虎に居てもらおうよ!」っと提案する羊さえ出た。
しかし、お年寄り羊はこう言いました。
「よく考えてみ、今この虎が優しいのは、交換させることを恐れているからだ。」
「もしもう一匹の虎が餓死してしまったら、コイツはもう何も恐れる必要がないのじゃ」
「そうしたら、痩せ虎も、元の獰猛な虎に戻るかもしれない。」
この意見は羊たちに広く受け入れ、
もう一匹の虎が死にそうになったら、
優しい痩せ虎を神様の元に戻した。
もう一匹の虎も、なぜ自分はこんなに長く飢えていて、
なぜ羊たちは、痩せ虎をなかなか交換しなかったを、
神様のところでずっと見ました。
「なんかやったらスグ交換されてしまいそう、
それだけは避けなければ(;´д⊂)」と。
彼は羊たちにこう言いました、
「あの酷い痩せ虎は、病気や老齢なら、
生きている羊も食べていましたが、
私は死んでいる羊だけを食べます!」
「もう追いかけまわったりするも辞めます!」
もちろん、羊たちは大喜びで、
まさか自分は虎にこんな風に扱われうとは思いませんでした。
このように優遇スパイラルが続き、
最終的に虎たちは羊を見るだけで道を譲り、
お辞儀し、敬語を使い
羊のために、病気の羊の看護や、
牧草の面倒まで見るようになりました。
「めでたし、めでたし」です。
さて、この時、群れAの狼はどうなったか?
恐れるものが無い狼は、どんどんエスカレートしていきました。
お食事も、最初は皮から骨まで食べていましたが、
気がついたら極上カルビ、極上ロースだけを食べるようになりました。
毎日のお食事だけで、5匹くらい羊を殺さなければならない。
さらに、レジャーのお遊びとして、
毎日数十匹の羊を殺すのも日課になりました。
「こ、こんなはずでは…(;´д⊂)」と…、
群れAの羊たちは、
「選択しない」自分たちの選択を恨みながら、
地獄の日々を、永遠と過ごすことになりました…。
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まあ、こういう話は、
何かしらの価値観やバイアスが入っていますので、
「100%!」とはいえないかと思いますが、
参考レベル…、なら、そこそこよい話じゃないかと思います。
というわけで、皆様も、
もっと自分の「選べれる権利!」を大事にしましょう!