インフルエンザ対策のディスカッションを授業で行いました。

ぉぅぇぃの火曜日はKCGで経営学を教える日です。

内容は大学院経営学特論の縮小版のようなもの…ですね。

今日の授業ですが、例の新型インフルエンザ騒ぎで、

大阪や兵庫から通学している学生は自宅でEラーニング学習…ということで、

出席者数は普段よりちょっと少なめです。

折角(?)なので、今日の授業の中に、時間を割いて、

学生の皆さんに「インフルエンザ対策」について、いろいろ考えてもらいました。

っと言っても、「手洗い・うがい・マスク」レベルの話ではありません。

一応「経営学」の授業なので、もう少し組織レベルの話を…ということで、

学生の皆さんに、「地方自治体の長」に成ったつもりで、

「もしオレが市長なら…こんな対策をします!」と言った感じで、

インフルエンザ対策についてグループディスカッションしてもらいました。

一応、出身地、もしくは現在のお住まいの自治体…という設定でで…ということで、

地元の京都や滋賀県はもちろん、

岡山・愛媛・名古屋などのリーダー(に成ったつもりの学生ら)も集まり、

色々と、真剣に対策を考えてもらいました。

考えた対策ですが、ウケ狙いのものもありますが、

マジメに考え抜いた方策もあったりしました。

たとえば、「対策をするならまず財源」と京都市長(になったつもりの学生)は、

「Aインフルエンザ特別保険」という、強制加入の保険を作り、

保険に入ったら、新型インフルエンザにかかる費用はすべて無料にする。

そして、運営側はその保険料を財源として、

「感染者が出ないような効果で強力な政策を行う」と。

ここまではフツウですが、行う政策は、

「京都アニメーションに依頼して、うがいと手洗いのよさをアピールする萌えキャラアニメCMを製作する」という…。(*´Д`*)

…。

いやいや、これはこれで意外と効果的かも?Ψ(`∇´)Ψ

あるいは名古屋市長(になったつもりの学生)は、

感染者が出たら、感染が拡大させないために、

すべての市民に対し、10日の自宅謹慎を勧告する…、のような積極的な方策を提言した。

(しかしトヨタだけは別扱いするらしい…。)

その他、「ウチの県財政ピンチだから、霞ヶ関から色々サポート受けないと対策は無理やわ」…とぼやく知事(になってつもりの学生)や、

「鎖国するしかない!」と大胆な方針を決めた知事(になったつもりの学生)が居れば、

「どうせウチは田舎だし、人の流れも大したことないから、とりあえずは様子見でOK」と、

風見鶏気味な知事(になったつもりの学生)も居ました。

その中に、「感染者が出ても、パニックにならないために、しばらくの間は情報操作する!」、

「感染者数の隠蔽はしないが、経済への衝撃を和らげるために、少なめに報告する」など、

高度(?)な政治判断を下した知事(になったつもりの学生)も居ました。

う~む、色々考えるものですね…。

その他、「マスクの無料配布」や「マスクの海外買い付け」「マスク工場の公営化」から、

「時間ごとに、市内のすべての建物の玄関に消毒液を散布する」など、

本当に多種多様な対策が提案されました。

最終的に、すべての知事(になったつもりの学生)らは、

「ウチらはちゃんとやりますので、パニックにならないように安心してください」ことを

PRするという方策が全員一致で採択されました。

まあ、経営学の勉強をしながら、

感染症に対する意識を高めることが出来ましたので、

結構良かったと思います。

皆さんも、職場やご家庭の中で、

「なにが出来る、何をするべき」と、

一度考えてみると良いかもしれませんね。

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