昨日、家電量販店のポイント還元率を比較するための計算法を仕組みから考えてみたを書きましたが、
今日は、ポイントの貯め方、
そして貰ったポイントの使い方について、少々議論を展開したいと思います。
昨日では、商品の実質の割引率は、ショップポイント率Xに対し、
「x/(1+x)」で計算できる…、
そして商品の実質価格は、
「金額を、(1+還元率)で割る」で求められる…、
という結論を出しました。
で、実に言うと、この割引率に関しては、
もう一つかなり重要な性質があります。
それは何かというと、この割引率は、購入した商品だけではなく、
購入した際に手に入れたポイントを使って買った商品にも適用されることです。
例で言うと、10%のポイント還元率(実質割引率9.1%)の時に貰ったポイントで、
別の商品を購入した時でも、その「別の商品」も、実質割引率9.1%で購入したと、
見なされることが出来ます。
たとえば、10万円でポイント還元率10%のテレビを購入した場合、
1万ポイントが付与されます。
そして、その1万ポイントを使って、1万円の電話機を買っただとしましょう。
その時、つまり、「10万円分のテレビ」と「1万円分の電話機」を、
10万円で購入した…という計算になりますね。
で、元々の価格比は10:1なので、支払った金額も10:1で配分してみると、
約「90909円:9091円」になります。
つまり、テレビは約90909円で購入し、
電話機は約9091円で購入した…ということになります。
この場合では、テレビの割引率は(100,000-90,909円)/100,000円=約9.1%
電話機の割引率は(10,000-9,090)/10,000円=約9.1%
このように、同率の割引…という計算になります。
で、「ポイントを使って買い物する時は、ポイントを貰った時と同率の割引率になる」ことを知ると、
ポイントがもらえる買い物する時の、その「順番が大事」…ということが分かります。
例えば、先に還元率20%の商品を買って、
そのポイントで還元率10%の商品を購入した場合、
全体の割引率は還元率20%の時の、16.7%になりますが、
先に還元率10%の商品を買って、
そのポイントで還元率20%の商品を購入した場合、
全体の割引率は、9.1%となり、16.7%よりもかなり損をしてしまうのですね。
ここで、一つよく言われている家電量販店のポイントの貯め方・使い方のコツに導かれます。
すなわち、「還元率の高い商品をお金で買って、そのポイントで還元率の低い商品を買う…」ことですね。
こうすることによって、割引率の低い商品も、
「強引に高い割引率」で購入することが出来ちゃうのですね。
逆に、還元率の低い商品をお金で買って、そのポイントで還元率の高い商品を買うと、
割引率の高い商品を、「強引に低い割引率」で買うことになりますので、
かなり損してしまいます。
大手の家電量販店のもっとも頻度の高いポイント還元率は10%なので、
ぉぅぇぃは買い物する時は、これを一つのラインとして認識しています。
基本的に、ポイントが10%以上の時は、お金で買うようにして、
ポイントが10%以下の時は、ポイントで買うようにしています。
さらに、サプライ品など、粗利が低い商品は、
還元率も5%、3%など、低く設定されることが多いのですね。
これら還元率が低い商品をポイントで買うと、
一気にお得感が出てきます。
さらにさらに、「ポイントが付かない特価商品!」をポイントで買うと、
かなりホクホクな気分になります!
何せ、特別に割り引いた価格から、さらに割引を上乗せさせることができますので、
お得感倍増!ですね。
従いまして、ぉぅぇぃ家は、例えば還元率25%のテレビを買って、
そのポイントで還元率20%のBDレコーダーを買う…のような買い物はしません。
還元率が高いこの両方の商品を、全部現金で買ってしまいます。
そして、これらのポイントを溜め込んで、
還元率10%、5%、3%、1%、0%の商品を買うことで、
同じ支出で、最大な購買量を目指しています。
まあ、家電量販店が倒産しないことや、
「購入したい低還元率の商品がある」ことが大前提だけどね。
以上、ぉぅぇぃ流の家電量販店の還元ポイントの
貯め方、使い方について、簡単に説明しました。
よかったら参考にしてくださいー。
ツッコミ、指摘など、大歓迎ですー