戦場のヴァルキュリア3 特典 ガリアシークレットドキュメント FILE 422付き
昨日公開された戦場のヴァルキュリア3の体験版ですが、
早速PSNからダウンロードし、プレイしてみました。
んで、簡単にレビューし、感想を述べさせていただきたいと思います。
まず、今回は同じプラットフォームで一年間隔の新作ですので、
今回の戦ヴァル3は前作の戦ヴァル2のクローン…のような気がします。
全体的に前作とそこそこ似ていますので、
従いまして、今回は前作との違いの部分だけをピックアップしたいと思います。
前作のレビューに興味のある方は、以下のURLをご覧ください。
グラフィックスなど→戦場のヴァルキュリア2・ガリア王立士官学校体験版の感想レビュー
バトルシステムなど→戦場のヴァルキュリア2の感想レビュー
ストーリーなど→戦場のヴァルキュリア2のストーリーとキャラクターの感想レビュー(ネタバレなし)
では、始めましょうー
まず、今作と前作の一番大きな違いは、「空気」ですね。
前作は基本的に軽い学園テーストの青春ものでしたが、
今回は原点復帰して、兵士たちが”戦場”に戻ってきた…のような感じじゃないでしょうか?
音楽もなんだか悲壮感のあるものが多く、ナレーションもなかなか重厚感がありました。
全体的に、重々しい戦場の”空気”がそこにありました。
個人的に、元々の世界観にあった雰囲気をかなり作り出しているような気がします。
そういう意味では、”雰囲気”を理由に二作目を敬遠した方々には、
なかなか歓迎出来る変化じゃないかと思います。
いや〜戦闘に勝利し、ずずずっと戦線を前に推し進めたところはちょっとしびれましたな〜
次に、やっぱり大きいのはイベントの魅せ方の変化ですね。
二作目のギャルゲー調のイベントから一変し、
かなり戦記ゲーム風味な仕上がりになりました。
さすがにPS3の一作目のようにイベント中にもうねうね動きませんし、
基本的に静止画になりますが、
イベント中の雰囲気そのものはかなり一作目に近く感じました。
一見一枚絵…のように見えるイベントCGも、よくよく見ますと、
実はそれは立ち絵+背景だったりします。
(クルトが背中を見せて、ヒロインx2と対話するシーンのことです。)
そこでキャラクターのポーズや表情が変わったりします、
いや、正直ちょっとビックリしました。
これだけキャラクターと背景の風味がマッチするゲームも、なかなか無いと思います。
普通だと、背景絵の上にキャラクター絵を載せるような感じになるのですが、
戦ヴァル3では、背景の中にキャラクターが居る…と言った具合になります。
前代未聞…というレベルとは言えませんが、正直これはかなりイイ!ですね。
最後は、戦場のヴァルキュリアの肝、バトルシステムについて。
基本的なプレイ感覚は前作と同じ…ですが、遊び応えが違いました。
う〜む、バトルを楽しめるように、バランス調整に苦心したような気がします。
前作は質よりも量…でしたが、今回は一戦一戦の質の向上を目指した…かな?
いや〜なかなかグッジョブでしたね。
一般兵科については、色々調整が入ったかと思いますが、
まあ、体験版で遊んだ感じでは、大手術ではなく、微調整レベルですね。
なによりも大きく違いのはSPモードの導入ですね。
体験版では、主要3メンバーのSPモードを確認できます。
適当に抜粋しますと、こんな感じです。
クルト:仲間ふたりを引き連れて行動することが可能。いっしょに行動するキャラクターはAP(行動力)を消費しない。攻撃時は連携攻撃になる。
リエラ:ヴァルキュリア化。ヴァルキュリアの槍で、強烈な攻撃が可能。敵の銃弾を弾くため、ほぼ無敵状態になる。
イムカ:複数の敵をロックオンし、同時に攻撃することが可能。
主人公のクルトのSPモードは小隊長ぽくて大変良いのですが、
リエラとイムカのSPモードは…、まあ…、アレだ。チートですね!
ここらへんはもう少しバランスを調整するか、あるいは使用を制限しても良いかも?
あるいは使用回数多すぎると、特定なルートに入っちゃうとか、
そういうのあっても楽しいかもしれませんね。
まあ、イムカはともかく、リエラのアレはやり過ぎると健康に良くないかも…?
ちなみに、初見プレイはSPモード抜きでやってみましたが、
一戦目は2ターンでSランク、二戦目は6ターンでBランクになりました。
今回の体験版では、ストーリー分岐や爆撃エリアなどが追加され、
キャラクターモデルがリッチになったり、技甲兵のシールド展開など、
色々な新要素が追加されました。
体験版で遊んだ程度で、どれくらい新しい楽しさを生み出した…
を判断するのはちょっと難しいのですが、多いに期待したいですね。
そういう意味では、前作のエンジンをベースにしつつ、
結構多くの+αが用意された…って感じですね。
但し、ベースは同じなので、別ゲームだ!!っと言うほど進化したとは言えません。
個人的に、このやり方もコンテンツ産業の正解の一つですね。
3−5年じっくりかけて、大変革を起こす!という創り方もあるかと思いますが、
漸進的で小さなイノベーションを継続的に起こし、積み重ねていくウチに、
素晴らしいゲームに仕上げていく…というのも、
ユーザにとっても、メーカーにとっても、
なかなか良い感じなシチュエーションじゃないかと思います。
さーっととりあえず2週した感想はこんな感じですね。
遊んだ感想を一言で言えば…今回のキーワードは”原点回帰!”ですね。
全体的に大変よくまとめてありますので、
今まで戦場のヴァルキュリアシリーズを惚れ込んだぉぅぇぃなら、
値段の10倍くらいは楽しめると思います。
予定とおり、発売日にダウンロード版を購入しようかと思います。
特典付きのUMD版は…どうしょうかね……?
いや、実は前作UMD版も買っちゃったのですが、特典だけ見たけれど、
ゲームパッケージは開けてないよね…なんという地球資源の浪費…アハハ…。
まあ、今回はもうちょっと考えますワ…。
あ、そう言えば、今回応援サイトキャンペーンとかやらないのかしら?
前回のアレは楽しかったよなぁ〜