えっと、Castor先生の天津より-11に、中国での「曜日」の話がありました。
それについてちょっと補足したいと思います。(‘◇’)ゞ
なお、台湾流の話なので、
中国とはちょっと違うところもあるかもしれませんので、
ご了承ください。
さて、Castor先生によれば、
チャイナさんの「曜日」は、
日曜日→星期日(シンチ・ル)
月曜日→星期一(シンチ・イ)
火曜日→星期二(シンチ・ア)
水曜日→星期三(シンチ・サン)
木曜日→星期四(シンチ・ス)
金曜日→星期五(シンチ・ウ)
土曜日→星期六(シンチ・リォウ)
でした。
「日曜日」に限って、呼び方は:
「星期日(シンチ・ル)」と「星期天(シンチ・テン)」の二種類があります。
ちなみに、実は曜日にはもうひとつの呼び方があり、
どんな感じかというと:
日曜日→礼拝天(リィパイ・テン)
月曜日→礼拝一(リィパイ・イ)
火曜日→礼拝二(リィパイ・ア)
水曜日→礼拝三(リィパイ・サン)
木曜日→礼拝四(リィパイ・ス)
金曜日→礼拝五(リィパイ・ウ)
土曜日→礼拝六(リィパイ・リォウ)
個人的な推測ですが、
礼拝という呼び方は多分キリスト系宗教の影響じゃないかと思います。
で、これで終わると思ったら大間違い、もうひとつパターンがあります。
日曜日→週日(ゾゥ・ル)
月曜日→週一(ゾゥ・イ)
火曜日→週二(ゾゥ・ア)
水曜日→週三(ゾゥ・サン)
木曜日→週四(ゾゥ・ス)
金曜日→週五(ゾゥ・ウ)
土曜日→週六(ゾゥ・リォウ)
このパターンでは、「週日」はありますが、
「週天」という呼び方がありません。
理由は不明です。
まあ、歴史を調べれば、何かしらの原因はあるかと思いますが…。
で、ちょっと気になりましたが、
Castor先生の記事では、
昔々中国にも「日~土」という使い方があった…、
ということでしたが、これについてあんまり記憶にありません。
というのも、
私はそこそこ中国の古典な小説を読んだりしましたが、
その中に「曜日」という概念はあんまりなく、
「時間」の概念といえば、
年単位といえば、「24節気(立春など)」、
「端午」、「中秋」などの祝い事、
月単位で言うと、「旬(十日)」、「朔望(新月と満月)」になります。
「週」という概念はあんまりなかったような気がします。
で、ちょっと話を展開します。
うわさによれば、七つの曜日という概念を作ったのはバビロン人で、
月の周期(約28日)を4つの週に分けて、
毎日一人の神様を祭る…という制度だったらしい。
んで、「日」「月」「火」「水」「木」「金」「土」の七つですね。
中国の五行(金木水火土)+日月=7耀…だったのか、
7耀ー日月=五行だったのか、
私はわかりません。(Castor先生ならわかるかと思います。)
んで、バビロン人が作った7耀が、
ローマにも伝わったわけだが、
ローマ人は彼らの信仰に合わせて、
日→Sun’s-day(サン)
月→Moon’s-day(ムーン)
火→Mars’s-day(マーズ)
水→Mercury’s-day(マーキュリー)
木→Jupiter’s-day(ジュピター)
金→Venus’-day(ヴィーナス)
土→Saturn’s-day(サターン)
(セーラムーン的なノリで見ればわかりやすいかも?)
で、さらにこのローマ人バージョンをアングロ・サクソン人に伝わり、
アングロ・サクソン人はやっぱり自分の信仰に合わせて、
四つの神を入れ替わりました。
どんな感じかというと:
Tiw(戦いの神、マーズも戦いの神ですね)→Tuesday
Woden(別の名はOdin=オーディン=神々の神)→Wednesday
Thor(トール:雷の神)→Thursday
Frigg(フレイヤ:愛の神)→Friday
ここらへんは、北欧神話の神々です。
結構ゲームの中に出てきたりしますね。
最近でいうと、「ヴァルキリー・プロファイル」とかを遊んだら、
割と名前になじみがあるかと。
結局、それが現在の英語の一週間になったわけですね。
お日様→Sunday
お月様→Monday
戦いの神様→Tuesday
神々の神様→Wednesday
雷の神様→Thursday
愛の神様→Friday
土の神様→Saturday
という感じです。
それも含めて考えると、
日本人はチャイナさんよりも英語の曜日を覚えやすい…はず。
なぜなら、チャイナさんのセンスからしてみれば、
月曜は「星期一」なので、英訳するなら「First Day」とか、
その次に、「Second Day」「Third Day」になる…っと
想像してしまうわけですよ。
気がついたらなんやらムーンとか、サンとかが出てくるので、
ちょっとわけわかめ…って感じですね。
まあ、おチャイナさんが日本の「日曜」「月曜」を覚えるのも、
同じくらいわけわかめですね…。
っと、思い切ってCastor先生の縄張りに入ってしまいましたが…、
私の貧弱な知識(しかも間違い多いかもw)よりも、
Castor先生のほうは、
私より300倍語ることがあるかと思いますので、
とりあえず呼び水的にこの記事を書かせていただきました。(‘◇’)ゞ
というわけで、舞台を整えましたので、
Castor先生どうぞ(‘◇’)ゞ