袋の説明を読むと,創業はなんと明治時代である。物心ついた頃,母が時々これをおやつに買ってきてしてくれたけれど,どうも好きになれなかった。長じて今,買って食べてみると,昔と多少は製法が変わったようで,美味くなっている。
舌に残る記憶では,もうすこしネトネトしていたように思う。現代ではエイセイボーロとカタカナで表記しているが,明治の時代や昭和の初期までは,「衛生」ボーロだったのだろう。衛生的であることを強調しなくてはならなかった時代,衛生的であることを強調すれば売れた時代,その頃から現代まで生き残っていることは最大限の賞賛に値する。
素朴で,そこはかとなくさわやかに甘く,ほのぼのさせてくれる,昔ながらのお菓子。
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