京都のラーメン,ナチュラル志向の吉田屋

吉田屋1

ラーメンはすでに,京都のカルチャーだという。一乗寺ラーメン激戦区のラーメンは,京都コテコテ裏文化として,発展したその結果である。鶏がらの濃さと,豚脂,背脂,アブラの強い刺激と,化学調味料の魔味との融合,ジャパニーズ・ネイティブ・ケミカル・ドラッグとでもいうべき文化。そのような京都ラーメンにおいても,カウンターカルチャーがすでに出現している。

京都情報大学院大学から歩いて10分,京都大学農学部の門の西に,吉田屋というナチュラル系のラーメン店がある。
化学調味料を一切使用せず,ナチュラルに美味いラーメンと焼き飯を追求しているという,良心的な職人の店である。
化学調味料とコレステロールの塊のラーメンの概念からすると,かけ離れていはいるが,齢を重ねてナチュラルを志向する向きには,たぶん,美味いと感じると思う。ケミカル・ドラッグを一通り知り卒業した後に,原点回帰として到達するレベルである。このようなラーメンと焼き飯の美味さをわかるようになって初めて,グルメ道の門戸をたたくことができるのではないかと,目から鱗が落ちた。大変に美味い汁麺であった。

スープを平らげると丼の底に・・・

吉田屋

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学

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京都のラーメン考

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京都の漬物 大安さん

京都の漬物

大安 細牛蒡たまり醤油漬け

京都は漬物が美味い。野菜の自然の味をきちんと残して,漬物に仕上げてある。
大安は京都の漬物店として全国メジャーになった大手だが,繊細なセンスは今なお健在である。

写真のごぼうの漬物,妙に日本酒に合う。たかが牛蒡としてはちょっと高いが,数百円と買えない値段ではない。一度ご家庭でお試しあれ。

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底冷えの京都 蟹すきの想い出

蟹 京都

密集するカニ,,,酔夢。

さっぶいなあ~・・・。
雪がちらついていて,東山,北山,西山,全部雪で白い。

こういう日には,リカーマ●ンテン(満点?)に,雪山を偲ぶために立山を買いに行って,ついでにレジの横に置いてあった「かにの身入りかにみそ・480円也」も買ってきて,家で瓶詰めのなにやら得体のわからん,蟹の腐臭の塩辛を嘗めながら,日本酒に酔う。アキュームのバックナンバー,蟹の話,「雪見 城崎にて (アキューム vol.13所収)」など読みながら。目前のかにみそと立山の冷と比べると・・・。
えらい落差やなあ~・・・。

しみじみと,京の都の,底冷えする冬を感じるなあ~・・・。

さっぶいなあ~・・・。

月夜に東山の雪がほんのりと浮かび上がってるデ・・・。

ちなみに,「さっぶいなあ」は,「寒いなあ」の関西弁。

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チョコレート 甘味

リンツ チョコレート

リンツのスイス シン(thin)オレンジビター

初めて食べたとき,カカオとオレンジは,ここまで融合するのかと驚いた。

ヨーロッパ一番のチョコレートメーカー,リンツのスイス シン。薄っぺらいチョコで,舌をぴったり覆って,それ以上もそれ以下もないのだが,カカオがオレンジの芳香を増幅し,オレンジの香りがカカオをリッチにする。展開する味覚の深遠は,あまりにも広大だ。

マーマレードのような,オレンジの気高い香りが鼻腔に抜け,カカオの刺激は脳天を直撃する。オレンジの香りがブースターなのか,あるいは,カカオがブースターなのか。双方共に互いの味わいを加速する。1足す1は2以上のものを生ずる可能性があるという,現実の証明である。

チョコレート,という以上に,味覚の名作のひとつ。

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ギョッとする魚,八角(ハッカク)

八角 ハッカク 刺身 

ギョッとする魚,八角(ハッカク)

胴体を輪切りにすると八角形だから,八角。脂の乗った白身で,刺身や鮨にしても,焼いても美味い。そのままの姿を見ると,ちょっと驚くが,身はとても上品でさわやかに,コリコリ,しっとりとしている。ちょっと独特の香りがあるけれど,それは個性というもの。

札幌や小樽の居酒屋や炉ばた焼き,すし屋などでは,普通にお目にかかれる。出張や旅行の際は,注文してみてほしい。おいしいよ~。

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日本酒 北海道 熊ころり

熊ころり 北海道の日本酒

たまには酒の話。

札幌あたりでは良く知られている,熊ころり。
南の方の鬼ころしの二番煎じ的な命名だが,透き通っているように感じたので,好きになった。

北海道の水を使っているから,京都に比べると硬度の高い,いわゆる硬い水であることは最初の一口でわかる。しかし,それが,丁度,透明感を持てる程度に硬いので,新潟の酒よりも,もしかしたらクリアかもしれない。

青森の地酒を飲んだときにも,同様の硬さを感じたのだが,なるほど,日本は北上するにつれ,地下水が硬度を増すというのは本当なのかもしれない。そして日本酒は,やはり素材の水の味にかなり左右されるのは事実なのだろう。伏見の酒を飲んだ翌日にこれを飲んだら,違いがよくわかったように思う。

なんであれ,水の味の違いに妙に納得しているうちに,熊ころり,自分もコロリといってしまった。

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日清やきそば 昭和高度経済成長期の味

日清やきそば

振り返れば道程は長く,父が鬼籍に入ってからもう22年目になる。

晩年,父はよく日清の焼きそばを食べていた。仕事しながら夜中には自分独りで作ったりして,それなりに美味そうに,食べていた。当時,家にはいつも,これがあった。

高度経済成長期の中心にいた人たちにとって,インスタントラーメンは,普通に,食事の一種だったのだと思う。父は一年中,朝起きてから寝るまで仕事一筋で,食事は単にエネルギー補給のためであった。栄養の偏るようなものばかり食べていたから,健康を害して夭折したのかもしれない。

バブル経済はその後に来た。80年代後半から,グルメという概念や行為が普及し,人々はより美味いものを求めはじめて,そして値段の高低にかかわらず,美食が当たり前になった。それ以前は,以後に比すると,日本の食生活はあまりにも貧困であったと思う。すき焼きどころか,店屋もののカツ丼や天丼が日常生活における「ご馳走」であったり,近所の鮨屋の出前の「盛り合わせ」が「最上級のもてなし」であった。そして,インスタントラーメンは,「普通の」食事だった。

昭和という時代,高度経済成長期の日本に生涯を全うした父と,父が日常食べていたものを思い起こすにつけ,胸が痛む。これはこれで悪くはなく,それなりに美味いものではあるのだけれど,もっと,豊かで幸せな食生活がその後に来たのに。

もうすこし,長生きすればよかったのにな,親父。

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京都のやすい うまいもの 焼き鳥

京都でうまい 焼き鳥

手羽の塩焼き

さっぶいなあ~・・・・。
関西一円,雪の降るよな,大寒。

こういう寒い日には,あっつあつの焼き鳥で,熱燗をくぃッとお~・・・。

焼き鳥屋の焼き物のなかで,一番,あっつ熱を食べれるのは,手羽先の塩焼きではないかと。脂肪分が多いからか,熱いところがいつまでも熱くて,アッチッチといいながら,ホフホフハフハフと食べる。塩が効いているから,合間にあっつあつの熱燗を,ちょいと。伏見のはんなりした水で造った酒,これが合う。ぬる燗を好む人も多いが,こういう寒い日には,チンチンの熱燗。沁みるなあ~。

京都で安くてうまいもの。焼き鳥はどこに行っても,ソコソコの値段で満足できる。京都式の焼き鳥に,京都の伏見の酒,それもチンチンの熱燗をともに。これが一番。

寒いなあ~・・。しかし。

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京都のカツ丼,極盛り このみ

安い美味い京都

京都コンピュータ学院京都駅前校舎のすぐ近くにある,「このみ」という食堂で。大盛りで有名な店で,若者・学生の味方であり,KCGの学生さん御用達のNo.1.

その,「このみ」の極盛りのカツ丼。かなりな量である。普通の丼20杯くらいは優にあるのではないか。これで2300円というのは安い。

極盛りというのだそうだ。近所の高校生が8人でやってきて,ワイワイと楽しそうに騒ぎながら,すさまじい大盛りのカツ丼を皆で仲良く分け合って食べていた。

腹一杯食べると,それが美味いということであって,幸せだった若い頃。思春期には,味わうというよりも,腹を満たすことのほうが先決だった。

友達同士で8人もが連れ立って,一緒に丼飯を分けて食べて,笑い,騒ぎ,しゃべって,食べて・・。

彼等の笑顔と食欲が,とても微笑ましくて,そして,うらやましかった。

若いということは,ただそれだけで偉い。無限の可能性,広がる夢,はてしない人生があって。

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京都のうまいもの,焼き鳥,いかだ

京都のうまいもの いかだ 焼き鳥

ああ今日も,さっぶいなあ~。こういう寒い夜には,焼きたてホカホカの焼き鳥を肴に,熱燗をくぃっとぉ~。あー,ニッポンやなあ。しかし,京都の冬は底冷えが・・・。さっぶいなあ~。

京都で安いうまいもの,居酒屋で焼き鳥。いつも普通に頼んでいいる,白ネギの焼き物。噛むと,中から熱いヌルヌルが迸って,これが爽やかで美味い。

写真の串は,京都では「いかだ」,という。見た目が筏のようだからなのだろう。日本全国でもそう呼ぶのだろうか?

写真のネギは,京都では白ネギと言って,青ネギ,九条ネギと区別するが,地方によっては,ネギというとこれだけをさすことも多い。逆に,このネギはネギではない地方もあるのだろうか?

昔,東京の居酒屋で,ニンニクを串に刺して焼いたものがあったことに驚いた記憶があるが,それも今や関西に普及したように思う。

このようなネギの串焼きは,全国的なものなのだろうか?

ネギを食べると賢くなるのだそうで,ネギを食べながら思索してしまった。

しかし,寒いなあ~。と,熱燗をくぃッとぉ~・・・・。

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