ゴディバ チョコレート

ゴディバ チョコ

ゴディバのチョコレート

今や世界的大メーカーになったゴディバ。アメリカでもヨーロッパでも,どこの空港にでもある。国内でも,各都道府県に取扱店がある。写真のような粒チョコも美味いが,チョコレートクッキーもたいしたものである。とにかく,どれをとっても実に上手に纏め上げていると思う。

最近は,地元のパティシェが作るマイナーなチョコレートが流行しているが,そういったローカルなものと食べ比べると,大メーカーらしい滑らかさや,味の均質性を感じる。おそらくとてつもなく大きな工場で生産されているのだろう。それでも,国内の菓子メーカーの製品に比べると,工場生産を思わせないような薫り高いブレンドが見事である。

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京都の料亭の祝い膳 結婚式

お祝いの京会席
平成20年如月吉日    京・南禅寺畔  菊水

京都の,結婚の祝い膳。いずれも京都料理ならではの味付けだが,慶事のために当て字で料理名・素材名が書かれているところが粋である。祝酒菜は乾杯をした勢いで箸をつけてしまったので写真は撮っていないが,後に続く料理の盛り付けの写真のとおり,いずれの料理も上品で美しく盛り付けられている。結構無造作にしているようだが,決めるところは決めている。器の選び方も違う。大勢の宴会なのに,小奇麗に纏めているところが上手い。もちろん味わいは絶品。さすがは京都の老舗である。

御献立

一, 祝酒菜
鈴子霙和え(いくらの大根おろし和え)  鯛求肥巻   慈姑(くわい)
賀寿の子(数の子)   梅貝     福豆塩蒸し(そら豆)
子宝若目(子持ちワカメ)   諸子万年煮(モロコの煮物)  柚田麩(ゆずの香りの生麩)
唐墨大根(カラスミと大根)   鮭絹田巻

一,祝い物
赤飯  胡麻塩
一,椀
清し汁仕立 海老 薯(しんじょ)丸 筍の子
  花菜(菜の花) 柚子 薄氷大根 金箔
一,向附
造里三種盛り合わせ
 鮃 勝魚 活車海老
  あしらい一式 山葵 醤油

赤飯とさしみ 京都の会席

一,多喜合(炊き合わせ)
聖護院大根 鯛の子旨煮
  湯葉 梅麩 水菜 木の芽
一,家喜物(焼き物)
鰆西京焼 葉治神(はじかみ)
  富貴の塔(ふきのとう) 甘酢蓮根

炊きあわせと焼き物

一,お凌ぎ
利休豆腐 生雲丹 美味出汁
一,温物
蟹蕪蒸し 銀餡掛け 鶯菜
  百合根 銀杏 木茸

海胆と温もの

一,寿の物
赤貝分葱沼田和え
一,留椀
八丁味噌仕立 野菜彩々
  御飯 香の物

ぬたと留め椀

一,水物
メロン 苺

果物

メロンも苺も,熟れ加減が丁度良い。こういうタイミングをきちんと慮るところも,京都ならではであろう。最後まで手を抜いていない。

めでたし,めでたし。



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海産資源の減少 その2

ニューヨーク,コロラド,さらにはパリや,ロンドン,そして北京でも,今や鮨や刺身は食事の選択肢の一つとなっている。古来湖川の淡水魚を珍重し海水魚を軽視してきた中国においても,北京のイトーヨーカドーの鮮魚の売上げ高の75%が海産ものによって占められているという[1]。 上海から車でまる一日かかる内陸のある地方都市でも,活きイセエビの刺身を供されて驚いたことがある。一方で,南米チリ沖の公海では,中国船によって乱獲され冷凍して中国に運ばれる鯵の急減が問題化している。また,遠海冷凍鮪の買い付けは,台湾が日本を凌駕し台頭している。

EU(欧州連合)は,欧州漁業構造計画として,1994年からの6年間で,約1320億円(日本円換算)を投じ,漁船の近代化を進めた。日本の漁船は大きくても160トンで14~15人が乗船するのに対し,IT化された欧州の新型は200トンの大型船をわずか4人で操業する。高度な魚群探知システムを備えたその漁船が一般化し,GPSなどの航海技術の高度化も相まって,生産効率が飛躍的に高まった。これにより,EUでは若手の漁業への新規参入者が増えたという[2]。 

一方で,養殖の技術も急速に高度化しているが,淡水魚とは異なり,海産魚の養殖は自然の海で行われ,それまでその海域になかったものが餌として使用される。南極海で大量に乱獲されたオキアミや,陸地の動植物を原料とした餌によって,海は破壊され続けている。

そうして公海で効率的に大量に乱獲され,環境を破壊し大量に養殖された魚介は,人件費の安い国で加工され,途中に冷凍という過程を経て,消費される対象国へと輸出されていくのである。かつての日本が辿ったような鯨の乱獲や遠海漁業船による大量捕獲・大量消費への道程が,世界中に伝播して規模も速度も増大しており,深刻な事態を招いている。

目を転じて,末端の消費の面を見てみよう。昭和33年に登場して以来,世界的に普及した回転寿司のシステムにおいては,科学的な分析が高度に進んでいる。多くの人は右利きなので,すし皿は右から左へと流れる。標準速度は毎分4.8m(毎秒8cm)で,目前を6~7秒かけて通るようにし,ビジネス街の店では速度を上げ,郊外では下げるという。人件費削減のために自動飯握り機械も普及している。どのように鮨種を並べるかということも含めて,すでに世界中の回転寿司店にノウハウが行き渡っている。客の心理を徹底して煽って,美味くもないものを大量に食わせるシステムである。その戦略戦術に応じて,世界の海から供給される各種魚介類は,末端の回転寿司店に並ぶまで,こと細かくサプライチェーンが構築されている。介在するマスコミの無責任な煽りも看過できない。

以上のように,産地から消費者まで,技術は高度に発展し量的拡大を続けているのだが,全く除外されているのは,味覚の文化的な意味での「品質」である。

世界中で鮪の消費量が爆発的に増加し,数百万トンという圧倒的大量の冷凍鮪が消費されているが,贋作の粉ワサビを溶いた化学合成醤油で食べる冷凍のそれは,日本の食文化である鮪の刺身からは程遠い。鮪に限らず,アフリカ沖の蛸や烏賊,チリ沖の鯵など,生と冷蔵と冷凍の違いは無視されて,産地の違いによる味覚の違いの検証もなく,ただ,それが「健康的」だから,「美味いから」,あるいは「鮪だから」,「鯵だから」,という,多くはマスコミに煽られた「言説」によって,ひたすら大量に消費されているのだ。

それぞれに知恵が絞られ,少しでもマシにしようとはされているだろうが,常に優先されているのは当然,味覚ではなくコストである。雑穀酢と化学調味料を合えたカリフォルニア米を機械が圧縮し,ホースラディッシュを原料とする化学薬品とでも言うべき粉ワサビを塗った上に,アワビと偽る南米の冷凍ロコ貝の切り身や冷凍遠海鮪の,肉汁が抜けてしなびた解凍品を乗せて,それを「鮨だ」というのは捏造された言説以外の何物でもない。

「鮪は美味い」,「鮨は美味い」という言説を妄信し,回転する皿に心理的に煽られて,まるで機械に給餌されるフォアグラの鴨のように,人々は回転寿司を食わせられている。ベルトコンベアに乗って回るそれらロコ貝も,南洋鮪も,それぞれ産地近くで生鮮を,それに応じた食べ方をすれば美味いに違いない。しかし,急速冷凍され数ヵ月後に解凍され,コンベアの上で回転しながら,さらに乾燥していくしなびたそれらは,現地の味からは程遠い,すでに枯れ果てた屍,いわばゴミの一種と言っても過言ではなかろう。

冷凍の鮪や鯵よりも,しかるべき措置を講じた環境汚染の少ない,内陸の管理プールで育った養殖淡水魚の方が,寄生虫の心配もなく新鮮で,どのような魚の冷凍解凍品よりもよほど美味い筈だ。

なぜ,鮪であり鯵でなくてはならないのか。なぜそういった解凍品,つまり明らかに真の味覚からは程遠いものを,健康食だと曲解し,美味いと妄信するのか。その背後には,近代資本主義によって生まれた,巨大なパワーがあり,一般市民はその言説によって突き動かされ,不要な消費を強要されているだけなのである。言うまでも無く,サプライチェーンは,需要があってこそ成立する供給のシステムであるが,このような需要は捏造された虚妄である。

人類は今,この近代化が生み出した言説によるパワーの愚かさを深刻に考慮し,対策を急ぐべき所に来ている。コスト競争はもはや環境破壊の言い訳にはならない。昨今,鮪の漁獲制限が議論されているが,量的制限を論じるよりも,質的な理解を広く徹底するべきである。

新鮮なものから冷凍やまがいものまで,品質の高低に関する諸問題に加え,バラエティの横への広がりの問題もある。先進国で一定の地位を占めるSushiは,各国でアレンジされた変り種が次々と発明されている。フランスの回転寿司には,スモークサーモンに乳脂肪の塊であるクリームチーズをたっぷりあしらった,見るからに不健康そうなニューヨークベーグルまがいの握りまで登場している。

農林水産省やジェトロが,海外であまりにも乱脈を極める鮨や日本料理の変種を危惧して,正統派の日本料理店に認定証を発行し始めた。日本文化を守るためだそうだが,何をもって正統派の日本食と位置づけるかは,かなり疑問が残る上に,次のさらなる誤解を起因する可能性がある。

冷凍であろうと鮪の切り身を酢飯に乗せていれば鮨である,などという基準では,自文化どころか何も守れず,マグロの乱獲ブームを助長するだけである。保守本流の正統派である日本の本物の鮨は,日本の特定のところでしか食べることはできない。材料にこだわらず,レシピをもって正統か否かを問うのであれば,アメリカで発明されたアボガドと蟹のカリフォルニアロールは,日本人の口に合うので,アメリカ料理に入れずに日本料理に入れるべきだなどと天邪鬼な愛国心も出てくる。話が少々逸れたが,食文化は,材料,レシピ等,何をもってそれと定義するのかを深刻に検証すべきであろう。筆者は無論,材料とレシピに加え,土地(場所)と空気と水とが揃わないと,それであるとは定義しない。

鮨は世界的な漁獲量の急上昇によって,あと50年程で材料が枯渇する絶滅危惧料理である。鮨の定義を検証し,わが国の経済発展と,日本文化の伝承の,あるべき姿を考えたい。人々を操る言説とパワーに反論し,せめて自分の生きている間だけでも,まともな鮨,美味い鮨を食べることができて,子供や孫の生涯を通じて,一年に一回だけでも良いから,美味い海産物を食べさせてやりたいと願う。

鮨は,手近にある材料を,新鮮なまま,あるいは保存のために手を加えて,最も美味く食べるための料理法であって,日本人が考え出した「技術文化」である。遠方の古い冷凍食材を解凍してわざわざ味を劣化させ,本来の味とは程遠い形骸のみをもって満足する象徴行為ではない。そのような模倣や贋作の蔓延を助長するのではなく,真の日本文化の伝播と輸出をもってわが国の経済力へと転換すべきである。

[1] 読売新聞「揺らぐ魚食大国」2006年11月17日~19日連載
[2] 読売新聞 同上

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海産資源の減少 その1

今は世界中でSushi(すし)ブームで,漁獲高が爆発的に上昇し海産物の価格も高騰している。最近では鮪の漁獲高の制限枠が削減され,国内でも大きなニュースになっている。健康的な食品でもあると信じられて,各国でSushiが普及するにつれ,技術進化による大量消費が進み,地球環境の破壊が進んで,日本の食文化は相対的にも連鎖的にも,縮小の一途を辿っている。

食文化は,その民族がその土地で自然と共生しながら構築してきた,日常の慣習から思想哲学までを含むものである。茶葉と茶道との関係や,地域の食と祭りとの関係を考えても分かるように,自然的要因や歴史的慣習を基に,延々築き上げられてきた意味の総体がある。形骸だけの模倣を否定はしないが,その行為が環境破壊につながり,結果として,自文化にとっての脅威になるならば,断固反対の立場を取りたい。

例えば,江戸前鮨で有名になり,日本中の山村にまで普及した鮪(マグロ)について考えてみよう。江戸時代は,鮪は下魚とされていたが,天保15年(1844年),江戸・馬喰町の恵比寿鮨が,大漁で値下がりしたときに醤油漬けにして売り出したところ好評を博し,それが爆発的に江戸の鮨屋に普及した。鮪は絞めてから一日から二日で熟成して食べ頃になる魚である。江戸の海で獲れる鮪を醤油とともに保存し熟成させて,数日の間に食べるというのが,この鮪の「ヅケ」である。このように当初は,「美味い」という,江戸の庶民の価値判断によって,鮪の鮨が流行し,普及して定着したのである。

その後,高度経済成長によって人々の生活は豊かになり,冷蔵と冷凍と流通が発達して,マグロという魚を腐らせずに食べることができるようになった。当然そのことは,天然資源であるマグロの大量消費という量的拡大を招いた。回転鮨で周回している解凍マグロが不味いことからもわかるように,冷凍は食材の細胞膜を壊し本質的な味わいを破壊する。量的拡大は,マグロの本当の美味さを楽しむことではなく,「マグロを食べる」という「象徴的行為」の地域的,あるいは社会階層的な広がりであった。そしてそれは質的な転換でもあったのだ。冷凍し解凍されたマグロはもはや本来の味わいなど無く,すでに真の意味での「マグロ」ではなくなっていた。

現在,東京の一流の鮨屋で出される近海もののマグロが高価なのは,冷凍ではなく高度な冷蔵技術により本来の美味さを保てるようになったからである。ものの味の分かる人たちが,冷蔵と冷凍の差異を認識し,例え高価になろうとも,一流の鮨というものを継承し発展させてきた。

この食文化における「形骸的で爆発的な量的普及」と,「質的な継承・発展」との間には大きな違いがある。冷凍して味の劣化した形骸しか残らぬ鮪を,世界中の海から徹底して大量消費したのは,本質を理解しない日本の大衆が最初であった。そしてそれが今,台湾から中国へ,あるいは欧米へと量的に拡大している。

「鮪は美味い」,「高級だ」,「贅沢だ」,「健康的だ」などという言説のみが蔓延し,「味」という食文化の本質は無視され,それを食べたところで鮪の本当の美味さを実感することなど不可能な冷凍の鮪が普及している。そしてこの背景にある巨大資本による大量乱獲は消費者を煽ってさらなる拡大を続け,天然資源の減少と環境破壊を加速している。民族にとって重要な食文化が,味覚という本質を除外した近代資本主義の大量消費の構造,即ちフーコーの言う「権力(パワー)」によって,世界規模で破壊され続けているのだ。

筆者が本ブログで食文化の本質を追求し,本物を紹介している理由はここにある。我々人類が偽物贋作に惑わされない程度に知識を得て,本物だけを食せば,環境は今よりも多少は保護できるはずだと信じるからである。今や本物は高価であるが,一方で,「カロリーメイト」,「シリアルバー」,「即効元気」,「10秒メシ」というような,栄養補給のためだけの宇宙食のような食事も普及してきた。食を楽しむのは月に一度で良かろう。そのときだけは本物を追求し,普段は環境への配慮をしながら,日々を闘うエネルギーを効率よく摂取すれば良い。人類はすでにそのところまで来ている。

鮨,寿司特集

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ぎんざ 吉野鮨

ぎんざ 吉野鮨

ぎんざ吉野鮨

かつては銀座にあったのだが,今は移転して,広尾にある。昨年11月に新装開店して,モダンな店構えになった。ここの主人の鮨は,世界最高である。

筆者は学生時代東京にいた。卒業式が終わり,下宿を引き払って,あとは郷里に帰るだけとなった最後の夜,翌日の交通費を除いて最後に残ったなけなしの小遣いを握って,一度は本物の江戸前の鮨を食べてやろうと思いつつ,何もしらずに入ったのが木挽町吉野鮨だった。

先代の主人が貧乏学生を温かく迎えてくれて,最初に,低予算でおなか一杯になるにはどのようにオーダーしたらよいのか,教えてくれた。そして,ひとつひとつのネタについて,懇切丁寧に解説しながら握ってくれた。さらに,「うちの売りは,コハダと煮蛤,穴子と玉子」なのだと教えてくれて,それぞれ一貫ずつ握ってくれたのだった。鮪の赤身から最後の玉子まで,どれも,素材の味が生き生きしていて,本当に美味かった。

筆者は物心付いたときから一年のうち3分の一は,海辺の町で魚屋を営んでいた親戚に預けられていた。おかげで,新鮮で美味い魚を食べて育った。学生時代の東京では,学生街の食堂で出てくる魚が美味くないのに辟易していた。しかし,さすが江戸前を標榜する本物の店は違っていた。

以来,仕事で東京に行ったときには時々立ち寄り,美味い鮨を食べさせてもらっている。長い年月が経って,アメリカ帰りの長男が跡を継ぎ,先代夫婦も鬼籍に入った。代は変わり,店の場所も変わったが,120年の店の伝統は輝きを増すばかりで,先代から受け継がれる味はさらに洗練され,他に比肩するものがない。
流行に左右されること無く,真の江戸前を守りながら,膨大な知識をもって素材に徹底して拘り,常に最高の鮨を目指している姿勢は,素晴らしいの一言に尽きる。鮨を握る人が職人と呼ばれる所以であり,ミシュランごときには分かるべくもない,和の文化の極致,日本の誇りである。

すし 吉野鮨

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カレー・カレーライス特集

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カレーを3日寝かせてみたら。。。

KCG 伝説のカレー

京都情報大学院大学の学生さんたちが作った,京都コンピュータ学院伝説のカレー。

お持ちかえりのタッパー入りをいただいたので,帰ってから塩加減他を自分好みにチョイチョイと調整して食べてみたら,かなりなものになった。

そして,さらに残ったものを冷蔵庫に入れておいて,後で食べてみたら,熟成が進んでさらに美味かった。都合,3日寝かせたことになるのだが,塩気も混ぜてからしばらく経たないとなじまないということが良くわかった。なるほど。。。

カレーはやはり,3日間食べ続けないと,本質に達しないのであったか。カレーのレシピにも3日間続けて食べろと書いてあったな・・。

京都は大雪です。

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KCG 伝説のカレー

KCG おいしいカレーのレシピ

玉葱の匂いが強いから,外階段で調理する学生さんたち
後ろで頭を掻いているのは,微笑みのリーダー,あの,プロフェッサー。

大学院生が作った「伝説のカレー」に寄せて

 KCGとKCGIの学生さんと先生達が,カレーで盛り上がっていて,楽しい。

 今回は,「本物を食べた経験のない人たちが,レシピだけで作った場合にどうなるか」,ということがわかったように思う。そこそこ似通ったものになるのは,伝説の「華麗なる料理人」の書いたカレーのレシピが良くできている上に,コックの学生さんたちが優秀であることの証左だろう。もちろん直弟子?を自負する自分が作ったときとも,どこか違うのだが,これはこれでとてもよく出来たものだった。さすがは京都情報大学院大学の優秀な学生さん達,センスが良い。美味かった。兄弟子として言わせてもらえば,あと少し,塩加減や,スープストック,野菜果物類とスパイスのバランスがうまく行けば,完璧なものになると思う。

 しかし,レシピを読んで作っただけで,ここまで達するということは,日本中で,「KCG伝説カレー」を食べている人が,かなり多くいるということなのだろうか?おそらくそうだろうから,是非,京料理のひとつとして,NHK教育テレビの料理番組で取り上げてもらいたい。ミシュランとニューヨークザガードにも一報すべきであろう。

冗談はさておき,KCGの伝説のカレーが,京料理であることの特徴は以下,四つある。

「KCG伝説カレー」の四大特徴; 
華やかに,雅(みやび)。=オリーブオイル主体でしつこくなく,スパイスをたっぷりと入れるので,さわやかに刺激的。
都文化1200年の奥深さ。=刺激的なのだが,鶏ガラベースのスープがしっかりしており,玉葱・バナナの甘味が全体をひとつにまとめ上げる。
はんなり京都。=炒め玉葱とバナナが甘味の基本で,人参・ジャガイモ・小麦粉を入れないので重たくない。
京の粋(すい)。=砂糖入りの福神漬けやラッキョウを合わせず,砂糖抜きの酢漬け生姜を添える。

 なお,調査したところ,KCGウェブサイトの「おいしいカレーライスの作り方」がアップロードされたのは,1997年の春であった。アップロードした後6月には,キーワード「Curry」では,当時の有名検索エンジンであるNTTディレクトリで1位,Infoseekで434件中14位でヒットしていたとの記録が残っている。同HTMLの原始的なキーワードの埋め込み方からも分かるように,今で言う,SEO 【サーチエンジン最適化】の走りであった。

 以来10年余,同サイトはほとんど更新されておらず,当時イラストを描いた小学生も大人になった。しかし今なお,10年前のたった一枚のHTMLが,検索エンジンにヒットし続けており,来訪者の数が圧倒的に多い。
そして,昨年も,KCGの卒業生が集まって,KCG伝説のカレーを作る同窓会をしていたという報告を聞いた。
 学内外でKCGカレーの伝説が,さらなる伝統を次々に生んでいることは興味深い。

 花札やトランプの印刷会社であった任天堂を,世界有数のコンピュータゲームメーカーに育てたのは,KCGの卒業生たちであった。(初期の頃の任天堂の,プログラマとSEは全員がKCG卒である)
 世の中から,もし,KCGの卒業生がすべていなくなったら,日本中の鉄道等交通システム,医療システム,金融システム,等など,あらゆる命脈がストップする。
 一教員が,当時の検索エンジンのためのサンプルHTML,カレーのレシピ,を授業で提示したところ,それをさらに伝説化するほどにまで育て上げたのも,KCG卒業生たちである。
 単なるコンピュータ技術学校に留まらない,教育機関としての伝統と実績の,もうひとつの証明であると思う。

 KCG関連校は,クリエイティブで楽しい場である。だから,卒業生も社会で活躍するのだ。

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ダンスパーティの夜

dance

ダンスパーティの夜・・・

週末,旧友にダンスパーティに引っ張り出された。まだ足が痛い,なんでやろ?
宝ヶ池にあるグランドプリンスホテルでの,T2プロデュースという教室のパーティ。ここ数年,忙しくて,パーティと言えば企業や社団のなんとかで,オヤジばかりの定番宴会しか出ていなかったため,こういった華やかな席はひさしぶり。結構楽しめた。皆がワサワサ踊っているときにも,壁の花ならぬテーブルの主(ヌシ)となり,ムシャムシャ食ってばかりいたのだけれど。
以下,メニュー。簡単なコース料理。メニューに書かれていたフランス語は省略。日本のフランス哲学は,昔からこねくり回した日本語で意訳しているが,最近のフランス料理も日本語がややこしい。

【オードブル】 
「カジキ鮪のクッサン仕立て バジルの香り 発芽マスタードをアクセントに」
・・・この最初の一皿は,タンゴであった。カジキと言うのはあまり賛成できない。であって,カジキカジキであり,カジキは,それはそれで大変に美味い魚である。それに,「クッサン」仕立てと言われてもなぁ。「漁師のオッサン仕立て」と言われるとたちどころに理解できるのだが・・・。(クッサンとは、フランス語でクッションの意味らしいが,日本語になっているクッションと書いたらどうかと・・。いっそのこと饅頭でも良いと思う。)
ともあれ,塩が効いた生のカジキで茹でた海老を包んで団子にして,バジルのソースがちょろっと添えてあって,とても美味かった。チャラッ,チャッ,チャッ,チャッとたいらげた。ジャー,ジャン!

社交ダンス 京都

【スープ】
「かぼちゃのクリームスープ」
・・・スローフォックスであった。これだけは分かりやすい名前の料理だったが,うーん,裏ごしかぼちゃにクリームとバターたっぷりでなかなか濃いィ~。日本では,フレンチのスープはどこに行っても,バター入れすぎだと思う。ゆっくりだったがぁ~,パンとともにたいらげた。

【魚料理】
「サーモンのエスカロップ アンチョビー風味のバター焼き」
・・・ルンバ・パソミックスであった。いや,これは軽ろやかであった。ふんふん,バターはドンとくるが,サーモンはアンチョビーを伴って軽くなるのか。トンチャカ,ポンチャカとたいらげた。

【肉料理】
「牛フィレ肉のロティ 温野菜添え しょうがの香りのソースで」
・・・ワルツであった。これはステーキなのかローストビーフなのか?ロティ(roti)とは、フランス料理用語で,焼いたもののことだそうな。オーブンで加熱調理したのが一般的なロティで,串に刺した大きな肉を焼くのもロティというのだそうだ。つまり,ローストビーフか。これは美味かった。
旧友が隣席のダンディなオヤジとフロアに出ている間に独り,ナイフとフォークで,ンチャッチャ,ンチャッチャ,と食べていたら,一枚だけなので,すぐに無くなってしまった。サーブされたときに,「肉は3枚くらい出してよ」と思ったので,写真↓を撮影した。

牛肉のロティ

【デザート】
「イチゴアイスクリーム シャルロット仕立て フルーツ添え 杏子ソース」
・・・チャチャチャであった。ケーキかと思ったらアイスクリームだった。イチゴのアイスクリームは,クリームよりもイチゴを多い目にしたら生鮮に香り立って良いのだと,一口食べたらチャッチャと理解できて,それもシャルロットであるからこそ,重たそうに見えない。そうか,視覚も含めて,だからとっても,食後に軽いのかと,カメラのことなど忘れて納得し,チャッチャッチャと食べてしまった。(シャルロット=リボンや飾りの乗っかった婦人帽。そんな形をしているケーキのこと。 )

食後には,2007年の全日本統一チャンピオンの,谷堂&早野ペアがデモンストレーション。これはとてつもなく素晴らしかったが,ビデオは撮るなと言われて,写真も撮らずに満腹で見とれていた。胃がダンスしているのをコーヒーで鎮めながら・・・。

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京都コンピュータ学院は今年創立45周年を迎えます。

グルメに関するブログは鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学をクリック!

以下は筆者が広告担当チームの一員として参加した新聞広告のコピーです。
ぜひ,ご一読ください。
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京都コンピュータ学院は今年創立45周年を迎えます。
一番で唯一。No.1 & the Only One.

コンピュータは,生活に欠かせないものとなりました。携帯電話,家電,自動車や電車,どの機械にもコンピュータが搭載されています。IT・コンピュータが,人間社会や経済を動かしているのです。しかし今,アジア全域で,IT・コンピュータ分野で深刻な人材難が生じています。仕事はあふれているのに,圧倒的に人が足りないのです。

日本のほとんどの大学では現在,情報分野の人材教育が成立しないといわれています。旧来の一般の大学は,時間の流れや世間の喧騒を忘れて学問研究をする場とされてきたからです。これでは最も進化・発展の速い分野であるIT・コンピュータの人材は育ちません。しかも,学齢人口減少により,大学は誰でも入れるところとなり,あと2,3年でいくつもの大学が無くなるとの見方もされています。

情報教育は,時代の変化に即応していかねばなりません。
したがって,時流に敏感で,制度上も柔軟に対応できる専門学校や専門職大学院でこそ,情報分野の人材育成が可能なのです。

京都コンピュータ学院は,創立以来45年の長きに渡り,日本最初のコンピュータ教育機関として,IT・コンピュータの教育に携わってきました。その間,世界各国のIT・コンピュータ関連機関と提携を進め,常に幾多の大学に先駆けて,時代の最先端を走り続けています。

日本最初のコンピュータ教育機関・京都コンピュータ学院。そして,日本最初のIT専門職大学院・京都情報大学院大学。kcg.eduグループは,あなたを,時代を超える存在にします。

あなたは,自分の将来を見据えて,「誰でも入れる大学」よりも,誰にも負けない実力を身につけられる進学先を選んでください。自分の未来を豊かにするために。
あなたは・・・一番で唯一。
No.1 & the Only One.kcg.edu

【言葉】これらはいずれも,これから始まる時代に必要な言葉です。これらの言葉のいくつかに関わりのある進学先を選ぶべきです。
Web2.0,IT/ICT,ユビキタス,ネットワーク,プログラミング,システム開発,メカトロニクス,エンジニアリング,ロボティクス,組込みシステム,カーエレクトロニクス,自動車制御,GPS,モバイル,ICカード,eビジネス,eコマース,マーケティング,マネジメント,PLM,業務改革,戦略立案,KM(ナレッジ・マネジメント),検索エンジン,データベース,データマイニング,情報セキュリティ,個人認証,デジタル署名,CG,CGアニメ,3DCG,ゲーム,DTM,CAD,CAE,SNS,ネットコミュニティ 等

【仕事】いずれも,これから始まる時代において,極めて重要な職種です。これらの職種に就くと,将来不安はないでしょう。
プログラマ,SE(システムエンジニア),組込みシステムエンジニア,制御系プログラマ,データベースエンジニア,システムインテグレータ,ネットワークエンジニア,セキュリティエンジニア,ゲームプログラマ,ゲームプランナー,ゲームディレクター,CGデザイナー,映像クリエイター,Webクリエイター,Webプログラマ,システムコンサルタント,プロジェクトマネージャー,システムアナリスト,ITアーキテクト,CIO 等

KCGグループへの進学情報は下記へ
京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

KCGグループから全国への就職は全国地域情報産業団体連合会(ANIA)が強力にバックアップします。
ANIA会員企業一覧

下記は,京都コンピュータ学院京都情報大学院大学のイベント情報です。
京都コンピュータ学院
KCGオープンキャンパス
2月24日 KCG AWARDS 2008 -卒業研究発表会-
3月2日ワークショップ「クルマ・バイク好き集まれ!」
3月15日ワークショップ「アート・デザイン好き集まれ!」
3月30日ワークショップ「電子メッセンジャーを作ろう!」
KCGスプリングコース(一般向け春の短期集中講座)

京都情報大学院大学
KCGI入学説明会
2月24日 KCGI課程修了プロジェクトの発表

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