珍しく前触れナシで行きます。(‘◇’)ゞ
エキサイトにこんなニュースがありました。
「処女のニワトリ」、北京オリンピックまでにメニューから削除予定
中華文化圏の食いしん坊ぶりは世界的に有名です。
いわゆる「空に飛んでるものの中、食べないのは凧だけ」、
「足四つのものの中、食べないのは机と椅子だけ」のように、
あらゆる物を食べまくります。Ψ(`∇´)Ψ
もちろん、4,600年の歴史と広い土地があるだけに、
メニューもレシピも非常に充実しているわけなんですが、
時々わかりにくいメニューもあったりするわけですね。。
もちろん、そこら辺は一般生活の中に溶け込んでいますので、
中華文化圏の人からしてみれば、
いわゆる「見怪不怪」(変なものを見ても変だと思わない)って感じになります。
今回エキサイトニュースに出てきたメニューですが、
「処女のニワトリ」、「焼けたライオンの頭」、「寺院が鶏肉の角切りを爆発させる」、「蒸した糞」などがありました。
一つ目の「処女のニワトリ」は、「処女鶏」という食品ですね。
ただ、私はむしろ「童子鶏」(童貞のニワトリ)のほうがメジャーじゃないかと思います。
いずれにしても、つまり「若鶏」…というわけですね。
ちなみに、童貞のニワトリよりも処女のニワトリのほうが、
肉が柔らかい…らしい。
さらに、オスのニワトリは食べられるしかないが、
メスのニワトリは場合によってタマゴ工場送りになる可能性もありますので、
「処女鶏」のほうがよりレアかもしれない?
ちなみに、レストランによって、
「性生活のないニワトリ(Chicken Without Sexual Life)」という翻訳になっているところもあるらしい…。
まあ、ひとつの翻訳で二つのメニューをカバーできる優れもの…でしょうか??(´_ゝ`)
さて、じゃこの「処女鶏」をどう翻訳すればいいのか…?
個人的に、処女鶏を「Chicken Girl(チキン・ガール)」で、
童子鶏を「Chicken Boy(チキン・ボーイ)」でええんじゃないかのう~っと思います。Ψ(`∇´)Ψ
(*無責任発言です(´_ゝ`))
後、どうでもいい話ですが、
中国の武侠小説(中国風のファンタジーですね)では、
「童子功」という内功(気功)が出てきたりします。
この内功は、威力絶大ですが、
童貞の身でしか修行できないという謎なモノです。
で、この内功を習得した人はめちゃ強いのですが、
結局はめられて、美女の誘惑に負け、童貞を失って、
「破功(功夫が破られる)」されてしまい、ボロボロになるのがオチです……。
さらに上に行くと、
去勢しなければ修行できない内功とかもあったりします。
まあ、破られる心配はなくなるのですが、
なんだかちょっとアレですね。ヽ(;´Д`)ノ
ちなみに、現実にも「少林童子功」という功夫がある。
こっちは別に童貞じゃなくでも修行できる…らしい。
まあ、小説は小説ということで。
二つ目の「焼けたライオンの頭」は「紅焼獅子頭」ですね。
これはつまり「獅子の頭の形にした肉団子を焼いたヨ」って感じじゃないでしょうか?
しかし、ここらへんもちょっと思うことがありますが、
そもそも「獅子」と「ライオン」は同じものかどうかは、
結構微妙…ですね。
つまり、獅子というのは、「獅子舞」に出てくるような生き物であり、
どっちかというと、伝説な生き物です。
そもそも「獅子」は「ライオン」ではない…っと思います…。
似たようなパターンに、「竜」と「ドラゴン」とかもあったりしますね。
さて、この「紅焼獅子頭」をどう翻訳すればいでしょうか?
んっと、いいアイディアは出てきませんが、
「Roast Giant Meat Ball(ロースト・ジャイアント・ミート・ボール)」でどうかな?
「獅子」という概念を説明するのが難しいので、
とりあえず「大きなミート・ボールだよ」っと伝えればいいじゃないかな?Ψ(`∇´)Ψ
三品目の「寺院が鶏肉の角切りを爆発させる」ですが…。
すみません、台湾人からしてみても元ネタは不明です。(;´д⊂)
いったいなんなんだろうね…。
どなたか心当たりのある方、教えてください(?_?)
四品目の「蒸した糞」について、
これも聞いたことありませんが、幸いエキサイトニュースに解説がありました。
これは「蒸した鯉(steamed carp=スチームド・カープ)」を「蒸した糞(steamed crap=スチームド・クラップ)」と書かれていた…ということらしい。
いや~つまりケアレスミスですね。(´_ゝ`)
ちなみに、翻訳しにくいそう~なメニューを考えてみましたが、
「東坡肉」←中国の文人、「蘇東坡」が大好きな豚の角煮。
「麻婆豆腐」←シミだらけの婆さんが発明した豆腐料理。
「醉鶏」←酒漬けした鶏。
「仏跳墻」←仏が壁を飛び越えるくらいいい香りがする煮込み料理。
などがあります。
列挙しようとしたらキリがない…って感じですね。(@_@)
いずれにしても、翻訳は本当に難しいデス!ヽ(;´Д`)ノ