中華系のお年玉(紅包)

さて、相変わらず台湾に居るぉぅぇぃです。

今日は大晦日、昨日話した「年夜飯(またの名は囲炉)」以外に、

子供にお年玉にあげたりします。

ちなみに、このお年玉は「紅包(赤い包み、読み方はホンバウ)」と言います。

ここらへんの風習は日本と同じような感じなんですが、

一番大きな違いで言うと、文字通り、袋は「赤い」のです。

基本的に、中華系では、縁起の良い色と言えば赤…ということで、

お正月のものも、基本的に赤色系が多いという感じになります。

ちなみに、「紅包」の見た目はどんな感じかというと、

こんな感じです。

↓こんな感じ

中華のお年玉(紅包)

(*姪っ子が貰った紅包を拝借して、写真を撮りました)

豆知識ですが、日本式のお年玉の袋は実に言うと、中華系的にかなりイマイチ…です。

なぜかというと、基本的に白い袋といえば、お香典専用のものに成りますので、

「お正月なのに、何でこんな縁起の悪いものを渡すんじゃい!」っという感じになります。

さらに言うと、基本的に「大紅包」が良いとされていますので、

袋が大きい&厚いほうがいい…というのはマナーの一つです。

後、注意しなければいけないことは、

金額は必ず偶数、なおかつ6とか、縁起のいい数字にしましょう!という暗黙的なルールがあります。

ちなみに偶数でも4と8はダメです。

4は「死」、8は「別」の読みと似ていますので。

ここで言う偶数というのは数学的な偶数…という意味ではなく、

すべての数字が偶数…ということに成っています。

たとえば3000は偶数ですが、「3」は奇数なので、あんまり良くない…って感じですね。

できれば、お札の枚数も偶数にすればなお良い…ですね。

でも、まあ、そういうことを気にするのは基本的に大人で、

子供にとって、袋の色よりも、中身の「$」のほうが気になる…

ということが言えているかもしれませんけどね。

補足:

紅包はお年玉専用ではなく、
あらゆるめでたいお祝いの時に使われます、
たとえば結婚祝い、卒業祝いの時などにも、「紅包」が渡されます。

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