急激な変化

昭和49年の石油危機以来,戦後最大の経済危機,GDP12.7%の下降。
輸出は13.7%ダウン。
設備投資は5.3%ダウン。

世の中が,音をたてて,崩れ始めている。
教育業界も例外ではない。

「受験生」にも不況の波 「出願減らす」「進学見直し」
http://www.j-cast.com/2009/01/17033404.html
家計の変化で,大学中退や高校中退も増えているという。

そして,たいへんなものが出た。
各大学の負債や利益率の一覧(http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/f34005935e91f1816a74a18a9ea53727/page/1/)
これはすごい。とうとうここまできたか,という感。驚くばかりだ。
「とりあえず大学に合格したから,といって,行ったら大変なことになる可能性の高い大学」が,ここまで増えたということだ。

帰属収支差額比率(利益率の低い大学)ワースト100=「収入より支出が多い大学」,つまり,赤字か破たんしていて,「残り財産を食い潰している」か,「よほどのスポンサーが付いていて,何らかの寄付がなされているか」,ということ。▲はマイナスの意味。

人件費比率(人件費が重い大学)の,人件費比率=人件費÷帰属収入というのは,大学全体での収入に対する,人件費比率。大学の人件費比率は,一般に,7割を越えると,経営が傾く兆しであると言われる。100%を超えたら,完全な人件費パンクである。

そして,破たん大学に,国庫補助(国税)がいくらかでも流れ込んでいることに,怒る国民も増えてくるだろう。

大学進学情報誌には,こういうニュースは決して出ない。これから進学する人と親御さんは,志望大学の財務状況は,調べておいて損はないと思う。

今年度の私立大学助成金は,324,868,000,000円。超小規模大学院大学の本学も,僅かながらいただいているのだが,手前味噌ながら,大学関係のランキングのひとつをご覧いただきたい。(http://www.isd-r.com/mot/rank/motmba.cgi)
九州大学はMBAとMOTの両方の分野だが,京都情報大学院大学はMOT分野だけだと全国トップ。
そのずっと下に,早稲田や慶応のMBAや,京大のMBA(55位)がある。
有名大学を凌ぐような高い評価を頂いているのは,たいへんありがたい話だが,こういう評価が出ているということも,世の中で何かわからない変革が起こっているということかもしれない。

時代が音を立てて,変わり始めている。
既成概念の崩壊,
価値の逆転か。

ちなみに,昭和45年度から平成19年度末までの交付額は、8兆8,468億円(内文部科学省執行分3,370億円)に達している。これだけの税金が投入されてきて,今,私立大学の1/3が赤字経営で,約半数が定員割れとなっている。
http://www.shigaku.go.jp/s_hojo.htm

パエリア パエジャ のレシピ
鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学
カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*