日本の科学技術1

日本の科学はほとんど欧米からの輸入と思いがちですが、実は日本にも優れた科学技術があるのです。自然科学史の授業ではその7つを選んでみました。

1)伊能忠敬の日本地図 生没は1745-1818 ですから江戸時代後半、千葉佐原の醤油・酒屋さんですが、日本中を歩いて「大日本沿海輿地(よち)全図」を完成させました。この地図は衛星からの写真をもとにした現在のものと比べてもひけをとらないほど正確なもので当時のヨーロッパ人を驚かせています。しかも彼は50歳で隠居してから、19歳年下の先生の下に入門しオランダ語、暦学、天文学、測量学の勉強を始め、55歳から71歳まで測量の旅を続けるのです。
 いやぁ、ご立派、実年のおじさんたちに元気を与えてくれます。

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