殷周革命BC1046年

 サスペンダ-さんのオススメ本「封神演義」の時代背景は、今を去ること約3000年前、舞台は黄河中流です。当時の中国は商(殷)王朝の末期、紂王(帝辛)というとんでもない暴君がいました。日夜宴会を開いて乱交にふけり酒池肉林の日々をおくり、炮烙と言う残酷な刑罰を行ったり・・・なんて悪行が無数にあります。そこで周の姫発(武王)が天命を受けたとして(天命を受けたのはおやじさんの姫昌=文王です)革命を起こし10万の軍で70万の大軍を破って殷は滅ぶわけですが、その最終戦が牧野の戦い、武王の参謀が太公望でこの演義の主役です。
 この殷周革命がいつのことか、諸説さまざまだったのが最近BC1046年と特定されたそうです。実はこの結果はワタクシの計算と奇しくも一致しました。どうやって計算したのか?それは天文古記録をもとにして、それに最もよくフィットする星空を捜し求めたのです。古色蒼然としたネタですが、モデル化とシミュレーションの一例です。

comments