統計雑記1

 子供のころクラスの中に誕生日が同じ子がいるという思い出はありませんか?このようなことは50人の場合ではまず間違いなく起ります。30人でもかなり起りやすい現象です。1年は365日もあるのに不思議ですね。いや実は不思議でもなんでのないのです。
2択選択○×問題が10題をデタラメに答えて60点が取れないものでしょうか?その確率は40%近くもあります。
こんな問題を扱うのが統計学で、今期はMERでそれぞれの統計学を担当しています。サインコサインよりは役立つ数学です。単純だけどややこしい計算はコンピュータに任せて、直観力を養いましょう。

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Free Soft of Google

google

  先日のニュースにあったようにGoogle のサイトからたくさんの Free Soft がダウンロードできます。GoogleEarth にはGoogleSkyが付いて,またStar SuiteにはMS Office2007とほぼ同等なものが,これすべてタダ。
・・・・御作のVistaPCにインストールして試していますが,ヘルプを見るのが面倒ですべて手探り。数式エディタ,HTMLエディタもおまけのようです。

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うお座

Pis

 サスペンダーさんのリクエスト応え,おとめ座の話を4回続けた後はマイナーな星座です。このつながった2匹の魚の姿で描かれているうお座は,愛と美の女神ビーナスとその息子であるエロスが変身したものです。ある日神々はナイル川(なぜかエジプト)のほとりで酒盛りをしていたところ,突然怪物デュフォンが現れて,みんなそれぞれ慌てて逃げだしました。この親子は手をつないで一緒に川に飛び込んだのです。
 エロス(別名キューピッド)は当たると最初に出会った異性に死ぬまで恋してしまう力のある黄金の矢を持っています。アポロンがダプネに叶わぬ恋をしたのも,ハデスがペルセポネをさらったのも,この愛の矢のせいです。ところが彼は誤って自分にも当ててしまい,自分の矢の魔力をコントロールできず,プシュケという乙女と恋に陥ってしまいました。しかしこの恋は母神ビーナスの許さぬ恋であり,二人は様々な試練を課せられますが,最後はゼウスからもビーナスからも祝福されて結ばれたそうです。
 うお座には明るい星がなく,もちろん2匹の魚は見えませんが,秋から冬の夜に南の空で淡く光っています。

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おとめ座4

The Return of Persephoneペルセフォネの帰還という名画がこの中にあります。19世紀末イギリスのレイトンによるもので、ヘルメスに連れられて帰ってきたペルセポネをデーメテルは暖かく迎えています。
他にもたくさん名画がありますからゆっくりご覧ください。
 サスペンダーさん、こんな内容でいいですか?

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googol?

Googleとはgoogol(グーゴル)という語のスペルまちがいに由来するそうです。さらにグーゴルとは数の単位で10の100乗のことらしいです。ここを参照
 こんな大きな数を使う場合があるか?確かホーキングが全宇宙のブラックホールが蒸発してしまうのに要する時間がこのくらいと言っていたような。。。嗚呼

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おとめ座3

系図

 おとめ座の女神は娘のペルセポネとも,またてんびん座で紹介したアストレアとも言われています。母親のデーメテルにするのはムリがありますが,麦の穂ということを重視してこの説を採りました。ところでデーメテルはゼウスの姉ですが,その二人の間の子がペルセポネなのです。ハデスはゼウスの兄(一説では弟)ですから,拉致して妻にしたペルセポネは姪のはず。ヘルメスはゼウスの息子でペルセポネとは異母兄弟。。ああややこしい。それどころか,最初の女神ガイアはウラヌスの母であり妻なのです。系図はとても2Dでは書ききれないので非常に簡略化してあります。

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おとめ座2

 人々は,女神の苦しみを取り除くため,何とかペルセポネを地上に返してもらうよう,大神ゼウスに訴えました。ゼウスもほっておくわけにはいかず,ハデスのところへ使者としてヘルメスを送ります。ペルセポネは地下にある死の国のお妃になっていました。返還交渉は難航しますが,ペルセポネは死の国のざくろを4粒食べたので,1年のうち4ケ月は地下の国で暮らすことという条件で,どうにか合意が成立しました。ペルセポネが地上に戻って来ると,デーメテルは喜んで洞穴から飛び出して来ます。すると大地は蘇り,草木はすくすくと育ち,鳥は伴侶を求めて歌います。が来たのです。ところが8ケ月後にはペルセポネは地下の国へ行ってしまうので母神はまた洞穴に閉じこもってしまい,この世はになってしまうのです。

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おとめ座1

Vir

 全天で2番目に大きな星座で,今はまさに太陽と同方向で全く見られません。一番よく見えるのは初夏、麦の刈り入れのころです。おとめ座にはスピカという青い光を放つきれいな星があり,それは女神が持つ麦の穂の先端にあります。おとめ座の女神は農作・豊穣の神デーメテル(別名ケレス)です。
 デーメテルにはペルセポネ(別名プロセピナ)という愛娘がいました。ある日ペルセポネが仲間のニンフ と一緒に花摘みをしていたところ,いきなり大地が裂けてそこから黒い4頭だての馬車に乗った死の国の神ハデス (別名プルート)が現れ,あっという間にペルセポネをさらっていきました。娘を失ったデーメテルは悲しみのあまり谷間の洞穴に閉じこもってしまい,誰とも会わなくなりました。さあ大変,大地は荒れて,草木は育たず,穀物は実らず,生きとし生けるもの飢えに苦しみました。
–長い物語なので以下次項

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屈原の誕生日

 中国史や漢詩に興味のある人ならよくご存知の,古代中国の憂国の大詩人である屈原さんの誕生日がわかりました。KCGで行われている漢詩の教科書に彼が自分の誕生について作った詩が載っています。生まれたのは寅年の孟春(一月)の寅の日のことであると。干支は何千年もたっても正確に計算できるので,これをもとに計算するとBC343年3月16日(陰暦では1月21日)求まりました。
 彼の命日はいつかサスペンダーさんが言っていたように5月5日ですね。

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みずがめ座

Aqr

 いまどき見える誕生星座はみずがめ座(Aquarius)です。現在真南にいるはずですが,明るい星がない地味な星座で確認することは困難です(ヒエイザン2.5合目からでも)。
水瓶から水をこぼしている子はガニメデという少年で,トロイからギリシアに拉致されてきました。そしてゼウスの側で,盃に酒を注ぐ役になりました。ガニメデは永遠の若さと美しさの保証と引き換えに,故郷から遠く離れて大神に仕えることになったのです。
飲物アクエリアスの語源はここにあります。

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