(http://www.nasa.gov/multimedia/imagegallery/image_feature_314.html)
みずがめ座のらせん状星雲とよばれる有名な星雲です。中心星からガスが噴出しているように見えますが、実際そのとおりで、星の終末の姿です。太陽も50億年後にはこうなるでしょう。膨れ上がった赤い表面からガスが流出して、星間空間に広がっていきます。拡散したガスは数万年後にはわれわれの眼には見えなくなってしまい、銀河の中を漂いながら、いつかどこかで、収縮し次世代の星を作ります。ということはわが太陽もかつてどこかの星から噴出したガスから作られたのです。地球も地球上の生物もみなそうです。人は死んでお星様になるというのは逆で、実は私たちは前世にはどこかの星にいたのです。
ーーーなんてことをある講演会で話したら、終わってから真剣な眼差しで質問に来られたおじいさんがいました。いやいやいや、もののたとえは慎重に話すべきですね。