(鴨川校のNさん作)
このお坊さんはだれ?弘法大師空海ですね。東寺に設立者、真言密教の祖、書の達人として嵯峨上皇のお友達,諸国を回って土木工事もするという平安初期の快僧(怪僧)です。とにかくすごい天才で,唐へ留学したが20年の留学期間を2年ですべて学び取り,経文の他にもたくさん持って帰国したそうです。曜日や星占いも空海によって持ち込まれたものです。藤原道長の日記には曜日が記されているし,光源氏が誕生した際に宿曜師にその運命を占わせる場面があるところをみるとかなり流行っていたようで,空海はわが国の星占いの祖といえるでしょう。