松山、松江、高松、徳島、亀山、福井、福山など縁起のいい名前が付いている都市はほとんど城下町で、関ヶ原の戦いの後、入国した大名によってリネームされたものです。仙台と高知はともにもともと川の内でしたが、伊達氏は川内(せんだい)を仙台に、山内氏は河内(こうち)を高知に変えました。大阪の河内、鹿児島の川内は今もそのままですが。
その最初はたぶん岐阜でしょう。信長がここを本拠地にしたとき、天下統一を意識して、かつて古代中国の周が岐山を本拠地に構え、天下をとったという故事にちなんで岐の府、すなわち岐阜と名付けたそうです。現代の合併都市の名付け方よりずっと趣が感じられますね
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湖*
湖のつく市町村は意外と少ない、さて実在するのはどれでしょう。そしてそれはどこ?
湖東市 湖西市 湖南市 湖北市 2個
湖東町 湖西町 湖南町 湖北町 1個
近畿のわれわれにとって湖とは決まっていますが・・・
消えた郡 山口県
山口県でも7つの郡が消えました。豊浦郡は下関市に、吉敷郡と佐波郡は山口市に、大津郡は長門市に、都濃(つの)郡は周南市に、美祢郡は美祢市に吸収され、5つは名前も完全に消えたのです。そして7番目は問題の厚狭郡、そこにあった楠町は宇部市に吸収され、山陽町は小野田市(わが郷土デス)と合併したが、その名がなんと山陽小野田市。なんともイヤな市名で、私は全く使っていません。いっそ旧厚狭郡は再統一して大きな都市になればいい。そのときの名前は厚狭市ではなく、厚東市がいいと思っています。そのわけは郷土の人しかわからないでしょうね。長くなるので別項で。
情報処理学会CE94(4)
消えた郡 滋賀県
この度滋賀県も多くの郡が消えました。高島郡は高島市に甲賀郡は甲賀市に野洲郡は野洲市に栗太郡は栗東市に・・・これらはいいとして滋賀郡は大津市に神崎郡は東近江市(八日市市)に吸収されて名前も残らず、さびしい。愛知郡は1町残っていますがアイチではなくエチと読みます。その他に蒲生郡(3町)、犬上郡(3町)などありますが、10年後には忘れられてしまうでしょう。郡名は律令時代から1300年も続いているものが少なくありません。
なお東浅井(ひがしあざい)郡(2町)は今もあるが、西浅井郡はすでに明治30年に消えています。ところが西浅井町は伊香郡(3町)にある、ああヤヤコシイ。
消えた郡 京都府
熊野郡、紀伊郡と言っても和歌山県のことではありません。京都府にこのような郡があったのです。
熊野郡は丹後半島にあり、久美浜町を含んでいたが、2004年4月1日に中郡峰山町・大宮町、竹野郡網野町・丹後町・弥栄町と合併し、京丹後市となって3郡とも消滅しました。
紀伊郡は現在の京都市南区、伏見区にあたる地域で昭和初期に消えました。葛野郡はほぼ右京区、愛宕(おたぎ)郡は左京区にあたります。愛宕郡には白川・一乗寺・修学院・田中・上賀茂・下鴨・岩倉・八瀬・大原・鞍馬なども村があったが1949年に消えたそうです。
情報処理学会CE94(3)
情報処理学会CE94(2)
情報処理学会CE94(1)
講演会
castorの属している NPO法人花山星空ネットワークでは6月7日(土)に「第2回 講演会」を開催します。講演者と演題は、京大の松本紘理事・副学長による「宇宙太陽発電衛星」と大阪教育大の定金晃三教授による「40年来のなぞが解けた:超巨大ブラックホール連星の発見」です。このブラックホールのペアといわれる天体は約40年前に発見され、1970年ころ当時の無謀な若者が京都の空で観測を試みたことがあるのです。結果はもちろん×××でした。その正体がこの度明らかにされたのです。
ぜひお越しください。
ポスターはここに
第1回講演会はこうでした。