小中高の学習指導要領はよく改訂されます。次回のものは新しい学習指導要領 「生きる力」-文部科学省にあります。私の関心は高校生は何を学んでくるのかということです。
数学では統計が重視され、必修である数Ⅰに「データの分析」があり、複素平面が数Ⅲで、これらは復活というか出たり入ったりですね。理科は大変です。科学の進展が目覚ましいのでアタリマエかもしれません。40年前と変わらないのは物理だけでしょう、たぶん。
問題は情報です。従来の情報A,B,Cの3種類が「情報の科学」「社会と情報」のどちらかを履修することになります。「情報の科学」のキーワードは「問題解決」と「科学的な考え方」ですが、これを理解させることは難しい。施行は4年後の予定ですが、前倒しになる可能性があるので、われわれも早めに対応していく必要があります。