☆○○コの日食-2

『古事記』・『日本書紀』には
アマテラスは弟スサノオの乱暴にほとほと手を焼き天の岩屋戸という洞穴に籠もってしまった。日の女神が隠れたのだからこの世は真っ暗になった。困り果てた神々は協議し,安の河原でとんでもないどんちゃか騒ぎを開いて彼女を引き出した。
これの意味するところはまさに日食です。アマテラス事件の元は日食に違いないということは江戸時代いやもっと以前から知られていました。
 また3世紀前半のわが国のことを記した『魏志倭人伝』によると
邪馬台国の女王ヒミコが没し、後継の男王が立ったが争いが収まらず、内乱状態になった。そこでトヨという少女を女王に押し立てて争いは収まった。」とあります。
248年9月の日食はヒミコの死やアマテラス事件を表しているという着想は確かにすばらしいが、247年3月の日食も皆既ではないからといって除外せず、併せて考えるべきでしょう。すると邪馬台国九州説に有利になるという副産物も生じます。続けて起こった2つの日食状態を考えると

九州にあった邪馬台国の女王で太陽神に仕える巫女であったヒミコは,亡くなる頃に起こった壮絶な日食により,死後は太陽神アマテラスとして崇められるようになった。その事件は長く人々の記憶に残り,後に岩屋戸隠れ伝承のもととなった。
247年3月 ヒミコが没し内乱始まる      アマテラス岩戸に隠れる
248年9月 トヨのもとで平和がよみがえる  アマテラス岩戸から出てくる

とするのが妥当ではないでしょうか、多少の無理は承知の上。

 なお「卑弥呼」とは『魏志倭人伝』の作者が当てた字で,いわばAmericaをアメリカとか亜米利加と書くようなもの。わが国でいえばむしろ「日巫女」とすべきでしょう。筆者はどちらの漢字も使わず.ヒミコと記すことにしています。
○○に入る文字はおわかりですね。

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