30年くらい前までは人類は核戦争によって滅亡すると言われていました。「火の鳥」でもそのような場面がありますね。東西冷戦がなくなった現在、考えられるのは人口増加による食糧不足、温暖化など環境問題、新型インフルなどウィルスの逆襲、そして予測できない小惑星落下などでしょう。
60億のうち満足な食生活をしているのは果たして何割でしょうか。アフリカの子供は飢餓状態にあります。食料を外国から買ってできたコンビニ弁当を捨てるような民族は明らかに例外で異常です。食料は不足しているというより偏在しています。
その解決のための手段として、かつて「出アフリカ」で世界に広がっていったように、いつの日か「出地球」で他の惑星に進出・開拓ということが考えられますが、はたしてできるのか?著者は否定的です。私もこの地球で進化した生物が簡単に他の天体で生きていけるとは思えない。いやそれよりも人口は100億には達しないのではないでしょうか?日本をはじめ多くの国ですでに人口減少、中国、インドもいずれはそうなるし途上国もそのうち。
氷河が後退した後、ホモサピエンスは農耕を始め自活するようになったが、そろそろピークを迎え衰退期に入っていくような気がします。その衰退の速度をどれだけ弱め、いつまで生き延びられるかは人間の知恵によるのでしょうね。
起承転結と4回でまとめようとしたが、むずかしかった!