世界最大最強の国は20世紀のアメリカでも19世紀のイギリスでもなく、13世紀のモンゴルですね。ヒマラヤ以北朝鮮半島から東ヨーロッパまでを領有し、全世界の人口の2/3を抑えていたそうです。日本は2回来襲にあいましたが、台風(いわゆる神風)のおかげで助かった。モンゴルは日本へ来る20年前にヨーロッパに攻め込んでいます。陸続きなので騎馬部隊は向う所敵なし。ワールシュタットでドイツポーランド騎士団を破り、ハンガリーの都を落とし、いよいよオーストリア帝国の首都ウィーンへ迫ります。そしてその次はローマ・・。
ところがその時になってモンゴル勢は急に引き上げていきました。大ハーンであるオゴタイ
(チンギスハーンの次)の急死のため後継者を決めるためです。これでヨーロッパは助かった、もしもオゴタイの急死がなかったら、いやそれを知らずに引き上げていなかったら、ヨーロッパは壊滅状態に陥り、ルネッサンスも海外進出(侵略)もなかったかも?
それとも当時のヨーロッパは貧しかったので、略奪するものがないとして、ペルシア、トルコへ向かったかも。