という映画が話題になっているそうです。主人公は女性と言うからクレオパトラかと思ったが、大違い。ヒュパティアというローマ末期の女性天文学者、そのころキリスト教原理主義者の過激派の勢いはものすごく、異端者を次々と虐殺していった。彼女もその刃の犠牲のいなったそうです。教会も皇帝も黙認というかやらせている。彼女が活躍したのはアレキサンドリア、ナイルの河口の大都市ですね。
宗教の弾圧の犠牲になった科学者というと地動説論争のころを思い出すが、こんな壮絶な最期をもつ天文学者がいたとは知らなかった。
月別アーカイブ: 2011年3月
☆京都千年天文学街道ツアー
NPO花山星空ネットワークによって「京都千年天文学街道ツアー」が始まりました
24日に記者発表が行われましたが、この未曾有の大事件ご時世ですから報道されるのは 世の中が落ち着いてからでしょう。
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千年の都、京都は歴史と文化遺産の宝庫です。天文学に関しても例外ではありません。民間でも天文学に関する高い興味の土壌が育くまれてきました。現代では京都大学を中心に世界をリードする研究を行っています。このような背景から、京都には天文学に関連する、多くの史跡が残されてきました。これらは貴重な観光資源でもありながら、その資源が有効に使われることは、今までありませんでした。
本事業は、これらの史跡を巡るコースを「京都千年天文学街道」と名付け、解説付きの観光ツアーを企画したものです。これには、ポータブル情報端末による資料の参照と望遠鏡を用いた現地での天体観測を併行します。
「京都千年天文学街道」のアイデアは、小山勝二・京都大学名誉教授によって2008年に提案されたものです。 本事業では次の3コースをあげます。
明月記コース 晴明神社~相国寺~出町柳
京大コース 京大キャンパス~吉田山~真如堂
花山コース 京阪御陵駅~元慶寺~花山天文台
天文学は子供、高齢者を問わず、多くの人にはとっては無味乾燥な数値の羅列を身近な天空の現象に結びつけます。 それゆえ、数理学を基礎とする応用型ICT教育の実践には天文学は最適の分野といえます。 この度、情報通信
技術地域人材育成・活用事業(平成22年度総務省事業)の支援を受けて、天文学の故郷、京都において、その豊かな歴史文化資産を活かし、「京都千年天文学街道」という呼称の天文ツアーを行います。天文学、歴史学、情報通信技術の融合という日本初のそしておそらく世界初の試みに皆様のご理解ご協力をお願いします。
京都千年天文学街道ツアー事務局 http://www.tenmon.org/tour/
info@tenmon.org
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一昨日明月記コース 昨日は京大コースを歩いてきたが寒くて風邪ひいたみたい
☆地震帯
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pacific_Ring_of_Fire.svg
わが国では数年に一度大地震が起こっていますが、世界中で地震の起こる地域は限られていて、東アメリカ、北ヨーロッパなどでははとんど起こっていない。地震帯と火山帯はほぼ一致します。太平洋の周りぐるりと危険地域、こんなところに住んでいるのですね。
今回は地震の連発でした。次回はもっと南で起こるかも・・・?
横浜の知人がコンビニで電池が売り切れてると言ってました。家は無事でも、停電で電力不足らしい。PC使えんかったら何しましょう
ちなみにこの画像はパブリックドメインです。
☆大地震
未曾有の大地震+大津波+原発事故で、東日本の方々には心からお見舞い申し上げます。天変はほとんど解消されましたが、地異はまだまだ怖いですね。
雲から下のことは知らんとは言えなくなって、地震のこと多少調べました。
マグニチュードMとは地震のエネルギーEを表しますが、その関係式は
E=10^1.5*M+const すなわちMで2の違いがEで1000倍と定義されています。Mが1増えるとEはおよそ31.62倍に、そして等比数列的に大きくなります。
今回はマグニチュード9で阪神淡路の値より1.7大きいから地震の規模は約350倍にも!
ちなみに今回より大きな地震は過去3回のみで
M 9.2: アラスカ地震(1964年)
M 9.1~9.3: スマトラ島沖地震 (2004年)
M 9.5: チリ地震 (1960年)
わが国で過去最大の地震は平安初期(869年)にやはり三陸を襲った 貞観三陸地震で推定M8.5
もっとも恐竜絶滅の原因と見られる小惑星が地球に衝突した時に発生した地震はM11以上だろうと推定されています。