暴走しているのはわかっていますが、なかなか止まりません。
フェルマーの原理は死後200年してハミルトンによって完成されます。ハミルトンも変な人でイギリスのとある小さな天文台長ですが、体が弱く観測が嫌いで、数式ばかりの世界に引きこもっていた。彼のきれいな数理体系はニュートン力学を包んだのですが、当時の大英帝国学界からはそれがなんやという冷ややかな目で見たれた。ところが彼の死後数十年、量子力学も相対性理論も包み込んだのです。フェルマー、ハミルトンはニュートン、アインシュタインに比べて知名度は落ちるがすばらしい科学者で、4人とも神に近づいた人です。ハミルトンは4元数のあの人というほうがわかりやすいですか。