私たちの周囲にはかつて大事に使っていたのに、今や要らなくなったものがいっぱいありますね。PC機器ではフロッピディスク、文房具では万年筆・・・・
万年筆は中学や高校への進学祝いの定番でもらって、ほんとにうれしかった。さらさらと、鉛筆とは違った滑らかさに満足!なくさないよう机の奥の定位置にしまっておいたもの。胸ポケットに挿すこと自体がステータスアップでした。万年筆とは誰の訳語か知りませんが、
fountain pen よりずっといい言葉です。自転車と並んで非常にすぐれた日本語で、もはや訳語ではない。
その万年筆が使われなくなったのは、ボールペンに負けたからでしょうか?値段だけでなく、重ねて書くカーボン紙のためには万年筆は不便ということがあったのでしょうね。「そんなもの知らんワ」という若者もいます。
このシリーズでは辞書、ハンコ、などを取り上げていきます。