☆サイクロイドと東大寺

cycloid

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 この図は600km離れた2点をサイクロイドトンネルを通れば10分で到着するが、191kmの深さが要ることを表しています。これじゃ先のブログのとおりやっぱりサイクロイド曲線なんか役に立たないと思う人もあるでしょうが、さにあらず。東大寺をはじめ多くの古寺の屋根の形はサイクロイドなのです。図の右、A点の左右の形がそうです。屋根に降った雨水が最も早く流出するために考え出されたそうで、1300年前の日本の宮大工は経験的にこの曲線を知っていた!京都の神社寺院も注意して見てください。きっと見つかるはずです。すでにChappyさんの写真にあるかも。

cycloid3d

これはにgnuplotよるサイクロイド3Dです。
  set urange[-pi:pi]
  splot (u-sin(u)),v,-1+cos(u) with pm3d

 ちなみに中世西欧の建物の曲線はほとんど円弧でこんな複雑なものはないそうです。

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