☆これは実話です

決してフィクションではありません。日食についていろいろ問い合わせがあるそうで、
天文MLで紹介されました。まさに怪奇日食です。

  • 日食メガネとレンズは組み合わせて使うのはだめ、ということですが、コンタクトレンズも外した方がいいでしょうか?メガネをかけている人はどうすればいいのでしょう?
  • 「なんで日食が平日の22日なんだよ。おれはその日仕事で、日食がみられないんだよ。」
    これは鹿児島県ある市役所への苦情電話だそうで・・・

  • ともあれ、あと13日

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    ☆皆既日食まであと20日

    sun

    http://apod.nasa.gov/apod/ap090703.html
    を切りましたが、今日はやや違った話題です。本日太陽は見掛け上最も小さくなりますが、それは最も遠くなったからです。地球が太陽の周りを回っている軌道は円ではなく、わずかに(1.6%)押しつぶされた楕円なので、地球と太陽の距離はその分だけ変わります。最も遠ざかる日は毎年7月4日ころで太陽は右半分ように見え、最も近づく日は1月4日ころで左半分にように見えます。冬に太陽に近く、夏に遠いということで、ちょっと変ですが。さらに近いと太陽からの引力が強く、それにバランスするため速く運動します。その結果、冬は速く過ぎていくので短く、夏は長いということが起こります。
     実際、暦で春分ー秋分、秋分ー翌年の春分の日数を数えると数日の差があります。

    ・・・夏、太陽は遠くて小さくて、地球の公転運動は遅く日数は多い・・・

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    ☆皆既日食まであと30日

    日食

    YouTube – 皆既日食の不思議に迫るより

     いよいよあと1ケ月です。京都では部分食ですが80%も欠けますからこんなものかな。
    YouTubeにもたくさん載っていますね。ツウの話による見るだけでなく五体で感じるものらしいです。
    ・暗くなる(これは当たり前)
    ・気温が下がる
    ・皆既時には全方位夕焼け
    ・鳥獣が騒ぐ (かつては人間も 今は歓声)
    ・部分日食には木漏れ日観測がオススメ (後述します)
    ・写真撮影はかなり難しそうですが、Chappyさんチャレンジしてみませんか

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    ☆天文講演会

    講演会

     花山星空ネットワーク主催の講演会へぜひどうぞ。
    日時 6月21日(日)  13:30~16:30
    会場 京都大学百周年時計台記念館 2階 国際交流ホールII  
    内容 「ガリレオの見た太陽系 我々が見る太陽系」  向井 正氏 (神戸大学名誉教授)
        「それでも我々は動いている~宇宙背景放射のなぞ」 若松 謙一氏 (岐阜大学名誉教授)

     今年が世界天文年となったのは、ガリレオが望遠鏡による天体観測を始めて400年ということを記念してのことです。ガリレオは様々な新発見を通して、新たな宇宙観を開き、近代科学の基礎を築きあげました。今日私たちが科学文明を享受しているのはガリレオのおかげと言っていいでしょう。21日の講演会ではガリレオが描いた宇宙像はどのように変化してきたのかが語られます。

    NPO法人 花山星空ネットワーク 第4回 講演会

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    ☆皆既日食まであと40日

    日食

    ダイニックアストロパーク天究館1994より
     を切りました。皆既地帯では空は真黒になり、太陽の周りにコロナが見え、地平線あたりは夕焼けになります。19世紀20世紀にかけて皆既日食の科学的な重要さはコロナ観測でした。その中に新元素が発見されコロニウムと名付けられましたが、実は高エネルギー状態の鉄でした。また別の未知の元素が発見され、ヘリウムと名付けられました。ヘリオスとはギリシア語で太陽のこと、すなわちヘリウムとは太陽素という意味になります。ところがヘリウムは地球にもわずかながら、存在していたのです。太陽にある物質と地球にある物質はすべて共通していることがわかりました。
     コロナの温度は100万~200万度、太陽表面は5800度、どうしてコロナのほうが高温なのか今も詳しくはわかっていません。この研究の先駆者(パイオニア)は若き日の宮本正太郎先生です。今も高く評価されていますが、発表が戦争中、しかも日本語論文だったので、当時は読まれもしなかったそうです。この論文は宮本先生の最大の業績で、もし戦争中でなかったら、30代半ばで世界的な評価が得られたと思われます。

    ときに太陽君はいかがかな

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    ☆かぐやの最期

     明日11日午前3時25分ごろ、がくや(家具屋ではない!)が月面に落下します。日本初の大型月探査機として、これまで1年半以上にわたって月面を観測し、きれいな映像を送ってきました。その最期は華麗にして壮絶で、瞬間の閃光を捕えようとしている熱心なアマ天がいます。もちろん肉眼ではダメ、写真も無理で望遠鏡にビデオをつけて撮影するそうです。
    やはり「かぐや」は月に帰るのです。

    「かぐや」、いよいよ月面落下へ

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    ☆皆既日食まであと50日

    日食

     

     いよいよあと50日です。先日京大で一般市民向けの日食勉強会が開かれ,しゃべってきました。なんと参加者300名!,うち1/3か1/4は小学生。
    今回の日食は皆既時間が6分半もあり21世紀最長です。上海からトカラ奄美硫黄島さらに太平洋上を皆既ゾ-ンが走っていますが,南の島へ行かなくてもインターネット中継などで黒い太陽が眺める方法,眼に優しい太陽の見方などが紹介されました。この勉強会の集録が来月初に出る(出します)ので,読んでくださいね。

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    ☆全国同時七夕講演会

    先にお知らせしたように7月7日の夕方☆全国同時七夕講演会を行います。
     テーマは「フリーソフトで眺める宇宙」
    いつでもどこでも曇っても楽しめる天体観測です。しかもあなたの机上の小さな箱の中で。
    自作のプラネタリウムソフト、惑星運動シミュレーションから GoogleSky やビジュアル日食ソフトまでを紹介します。ただ今,お手伝い要員募集中!
    全国約100ケ所の大学・科学館などで同時開催されます。

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    ☆観望会中止


     本日花山天文台で開催される予定だった第1回 花山天体観望会 「土星」は中止になりました。残念ですが仕方ないですね。次回は2ケ月後の7月29日ですが、その前に講演会がある。6月21日(日)です、ぜひどうぞ。講師は・・・下記をご覧ください。

    NPO法人 花山星空ネットワーク 平成21年度 第1回 花山天体観望会 「土星」
    NPO法人 花山星空ネットワーク 第4回 講演会

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    ☆皆既日食まであと60日

    eclispe975

     クリック拡大
     7月22日の皆既日食まで60日となりました。11時ころ太陽は8割くらい欠けますが、どのくらい暗くなるのか?実は子供のころ大日食を見たことがあるが、いつのことか思い出せない。昼間、周りが相当暗くなった学校の校庭で見たような、というおぼろげながらの記憶(あまりあてにならない)です。気になって過去の日食をいろいろ調べてみたところ、それらしきものが見つかりました。もしそれが1958年4月19日のものなら.87%欠けたことになる。
     ついでに過去2000年間の大日食を探してみると975年8月10日のはスゴイ、京都で皆既。これは安倍晴明が見て予測か報告かを書いているのです。その時、帝をはじめ文武百官は謹慎状態、日食が終わるのを自分の席でじっと待っていたそうです。そして恩赦が行われてました。すべて天の怒りを解くためです。
     図は日食シミュレーションソフトEmapWinから作成しました。横に伸びているゾーンが皆既が見られた地帯です。韓国南部から中国地方~関東地方さらに太平洋上で眺められたはずです。

    このソフトはWindows版 古天文ソフトにありますが、セミプロ用で解読が難しい。

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