今日はセンター試験の日…らしい。
ソース(日経)→「大学入試センター試験始まる、54万人受験・621校が利用」
日本と台湾は学制が違いますので、
入試のシーズンも大きく違っています。
この話については、昔々、台湾の入試シーズン(夏)に、
「台湾のお受験とフランスのバカロレア(?_?)」という話をしました。
昔々、台湾に居た頃から、
台湾の一発勝負的な「聯考」よりも、
日本の多様な入試のほうが理想的だな~っと思っていました。
一発勝負だと、運の要素が絡みます。
当日体調悪くなったり、
たまたま得意分野の問題が出なかったり、
さまざまな理由で実力を出し切れない可能性があります。
そもそも、筆記試験という形式は、
実力とポテンシャルを完全に測れるとは思えません。
もちろん、マクロ(大局、全体)的なレベルで見れば、
これはもっとも合理的な制度かもしれません。
しかし、ミクロ(個体)レベルで見たら、
一人一人の学生に対して、必ず合理的とは言えません。
つまり、仮にこの制度は90%の人にとって理想だとしても、
必ず「不遇」な10%の人は存在しています。
と、まあ、制度はそこに存在しているわけで、
どうすることもできませんが、
幸い、日本はセンター試験以外にも、
多様な入試制度が存在していますし、
入試に対する考え方もさまざまです。
例えば、KCGの創立者である長谷川氏は、
「高校までの成績で入学希望者を区別しない」という理念を持っています。
つまり、「今までを見るよりも、これからを見る」って感じ。
過去志向ではなく、未来志向の考え方ですね。
そういう意味でも、運が悪く、一発勝負の試験で実力を出せなかった人や、
従来式の学校勉強の仕方に合わない人は、
今まで「仕方なく…」、「なんとなく…」、「深く考えずに…」、
志願していない学校に流れる人もそこそこ居たかと思いますし、
今年も恐らく同じ境遇の方はこれから現れると思います。
この現実は、大学の高い中退率につながっているかもしれません。
ナゼその学校を選んだのか、
本当にコレでよかったのか、
もう少しじ~っと考えて、
後悔のない選択をして欲しいところですね。