昔々、あるところに、どぶ貝(蚌/ぼう)が気持ち良さそうにひなたぼっこをしていました。
そこに通りかかったシギ(鷸/いつ)という鳥が通りかかり、
「うまそうな貝じゃのう~」ということで、
ガブっと貝の肉を噛みました。
ビックリした貝は、「な、なにをするか?」っと、
殻を思い切って閉じ、鳥さんのくちばしを挟みました。
鳥さんはくちばしで貝の肉を噛み、貝さんは殻で鳥の口を噛みました。
一緒に離せばいいものの、誰も一歩も譲らず、
力の均衡が破られませんでした。
そこで、漁師が通りかかりました。
「お~旨そうな貝と美味しそうな鳥じゃのう」ということで、
楽々と鳥と貝をゲットし、
彼らは仲良く漁師さんの晩御飯の鍋の具になりました。
めでだしめでだし。
と、まあ、伝統的(?)に漁師というのは、
苦労せずに大儲けする…という言い伝えがあります。
「そんなこたねぇよ~」っとおっしゃるそこの兄さん、
いや、ほんまですよ。
エキサイトにこんなニュースがありました。
簡単に言うと、香港にいる三人の釣り人が、長約1.7メートルの珍しい魚を1時間半かけて釣り上げた後、地元漁師に持って行ったら、2万香港ドル(約27万円)で売れてを大喜び。
しかし、漁師はその魚を飲食店に58万香港ドル(約800万円)で売却。最終的に値段は100万香港ドル(約1300万円)まで上がった…らしい。
ほら、漁師さんは苦労せずに大金を儲かったでしょう!ъ(`ー゜)
この話の教訓は、
「モノを売り買いする前に、まず相場を調べましょう♪」…ですね。