さてさて、先々週は戦場のヴァルキュリア第1章「戦火の出会い」を簡単に紹介し、
先週は戦場のヴァルキュリア第2章「コナユキソウの祈り」を簡単に紹介したわけですが、
一週間が過ぎるのは早いもんで、
今日は第3話の「第7小隊誕生」ですね。
(*大昔で書いたゲームの戦場のヴァルキュリアのレビューもあります。)
まず、戦場のヴァルキュリアの公式サイトに載っているあらすじから:
http://www.valkyria-anime.com/oa/index.html
第3章「第7小隊誕生」幼馴染みのスージーと義勇軍へ入隊したアリシアは、任命式で第7小隊への配属が決まる。なんと隊長はあのウェルキン。
一方のウェルキンは、大学時代の親友で第1小隊長を務めるファルディオと再会するが、ゆっくりと喜ぶ間もなく、交通の要所であるヴァーゼル橋奪還の任務を受ける。
しかし若い小隊長とその妹のダルクス人を気に入らない部下たちは反発ばかり。
そこでウェルキンは信頼関係を築くため、この作戦が失敗したら自分が隊を去ることを条件に賭けをする。果たしてその奇抜な作戦とは…。
今回で第3話ですが、演出・作画の品質が落ちる気配は見られません。
というわけで、1話・2話同様、結構ハイクォリティなものになっています。
話の流れですが、とりあえず1話・2話よりもゲームのシナリオに忠実…のような気がします。
逆に言えば、それほど独自に解釈されて無い…ということですね。
全体の流れですが:
- 第7小隊結成
- 隊長のウェルキンが着任の挨拶
- 義勇軍、橋奪還作戦に参加
- ウェルキン若さのゆえに信用されず、イサラ人種のゆえに差別される。
- 信用を勝ち取るために、ウェルキンは第7小隊だけで橋を奪還する作戦に出る。
- 作戦遂行→大勝利
- ウェルキン信用を勝ち取る、イサラ相変わらず人種差別される。
全体のバランスですが、基本的にゲームのバトル部分に相当する戦闘シーンが少なく、
ゲームの「断章(ストーリー部分)」の部分を集中的に進めている。
比率は1:9くらいかな?
ゲームのようなバトルシーンをアニメで大迫力…を期待しているのであれば、
希望通りのシーンは非常に少ないと思われますが、
ストーリー、キャラクターを期待しているのであれば、
結構良い感じで楽しめるかと思います。
で、1話目、2話目にも少しだけ言及された「戦場のヴァルキュリア」の
世界観のひとつの重要な要素、
「ダルクス人」について、今回はややクローズアップされました。
紹介の時にも言及しましたが、
基本的に戦ヴァルのストーリー主軸は、
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線をモチーフしている感があります。
で、この「ダルクス人」というのは、
ナチドイツに圧迫された「ユダヤ人」をベースにしていると思われます。
なぜダルクス人は人種差別されるか…については、
アニメのほうはまた説明されていませんので、
ここでもあえてネタバレしませんが、
まあ、簡単に言えば、戦ヴァルの世界の伝承では、
大昔、ダルクス人は悪いことをやった…、ということですね。
ちなみに、「ヴァルキュリア」というのも、伝承に出てくる種族の一つです。
人種差別というのは、昔々はいろんな民族では当たり前のことだったのですが、
最近は人権やら何やらで、「差別ヨクナイ」というのは、
最近の世界のテーマの一つです。
もっとも、それは建前…ということも多く、
本音はそうではないことも多いかもしれません。
まあ、建前でさえ人種差別をする国や団体も存在していないわけではないけどね。
まあ、人種と限らず、学歴で差別したり、
容姿で差別したり、体型で差別したり、
趣味で差別したり、性格で差別したり、
一般的に思われている差別のほかでも色々あったりします。
人はいろんな基準で人を分類したくて仕方ない社会的な動物かもしれません。
おっとと、ちょっと話がずれてしまいましたが、
人種差別に関する話題も、
戦場のヴァルキュリアの一つのメインテーマです。
このアニメを見る方々も、
単なる「アリシア萌え~」「イサラ萌え~」だけではなく、
こういった社会問題についても、ちょっと考えるきっかけになれば、
もう少し良い世の中に繋がるかもしれません。
ところで、どうでも良いのですが、
人の前では、特にウェルキンの前では、アリシアの話し声は萌え調ですが、
心の中の独白のセリフは、
なんやら地声がエライ低い…って印象を受けます。
えっと、ツンデレだけではなく、隠れぶりっ子??
おまけ:
*PSPお持ちの方、新作の戦場のヴァルキュリア2・ガリア王立士官学校のまとめもどうぞ!!
*アニメ戦場のヴァルキュリア(笑)一回目から二十六回目の感想はこちら:
- 第1章「戦火の出会い」
- 第2章「コナユキソウの祈り」
- 第3章「第7小隊誕生」
- 第4章「束の間の休日」
- 第5章「クローデン奇襲戦」
- 第6章「従軍記者、奮闘す!」
- 第7章「ダルクスの災厄」
- 第8章「紐解かれる歴史」
- 第9章「蒼き魔女」
- 第10章「吹雪の夜」
- 第11章「招かれざる客達」
- 第12章「さらわれた姫君」
- 第13章「戦慄の移動要塞」
- 第14章「ファウゼンの選択」
- 第15章「歌姫の過去」
- 第16章「語られなかった想い」
- 第17章「精霊節の贈り物」
- 第18章「八月の雨」
- 第19章「涙」
- 第20話「愛しき人」
- 第21話「はかなき絆」
- 第22話「とまどい」
- 第23話「愛のかたち」
- 第23話「愛のかたち」
- 第23話「愛のかたち」
- 第24話「決意」
- 第25話「護るべきもの」
- 第26話「決戦」