原作通りの展開ながら、いろいろと独自のアレンジが加えられている、アニメ版の戦ヴァル。
今回の「招かれざる客達」も、予想外なことがいくつか重ねる形となりました。
が、やっぱり基本的な本筋はゲーム版の通りですね。
ゲーム版と違って、相変わらず戦場成分不足だけどな~
では、いつもの通りで行きましょう~
まず戦場のヴァルキュリアの公式サイトのあらすじから:
http://www.valkyria-anime.com/oa/index.html
第11章「招かれざる客達」これまでの善戦を称えられ、ウェルキンとファルディオはガリア公国の公主コーデリア姫主催の晩餐会に招かれることになった。正装の二人に同行するのは、ドレスアップしたアリシア、イサラ、ラマール、ハンス。
ランドグリーズ城で一行を待ち受けていたのは、華麗な装飾に、笑いさざめく貴族たちと、人形のように表情のないコーデリア姫だった。
その頃、次々と招待客が車から降り立つ中ひと際目立つ一組の貴族が現れる。美しい妻の笑みがアリシアを見て凍りついた。なんと貴族夫婦は、イェーガーとセルベリアが変装した姿だったのだ。
かくして波乱の晩餐会が幕を上げる…。
第11話のあらすじ:
- 昼のランドグリーズ城内、マウリッツ・ボルグ宰相がガリア公国の元首である、無表情なコーデリア・ギ・ランドグリーズ姫に説教。
- 説教の内容「我々貴族の権利を守り続けていくことこそ、最優先されるべき事項である」と。姫はそれを無表情に聞き流す。
- 夜、ホテルの一室の中、ウェルキンはネクタイをうまく結べない。
- 待ちきれないアリシアは部屋に入る。ウェルキン、おめかしモードのアリシアを見て、「油サバのようだ」と感心し、「こんなの誉めてることにならないよね」と一人突っ込み。アリシア、これに慣れたようで、むしろ嬉しそう。
- アリシア、ウェルキンのネクタイをうまく結び直す。
- ホテルのロビーで、イサラはスーツ姿のハンスを抱きながらウェルキンらを待っている。
- 再びホテルの一室、ウェルキンとアリシア、第7小隊のみんなへの土産について相談していると、ファルディオが乱入。
- 「ウェルキンのネクタイを結ぶのは俺の仕事だったけどね」と、ファルディオはウェルキンらをからかう。
- ウェルキン達、ラマールが運転する車で城に向かう。
- 車の中、ファルディオは相変わらずウェルキンとアリシアに軽口。
- ランドグリーズ城内、ラジオGBSの記者であるイレーヌ・エレットさん(第6話で登場済み)が連邦の大使ダウンゼント夫妻に取材するも、軽くかわされる。
- その後、入場するウェルキンらに取材する。「今晩、何かありそう」と記者の勘をこぼす。
- 城の外、車の中。イェーガー少将とセルベリアちゃんは晩餐会について話し合う。アルセン伯爵とその妻と偽って、晩餐会に潜入する模様。
- セルベリアは乗り気ではなくで不満そう、潜入が趣味な
スネークイェーガーは嬉しそうだ。 - 城に到着、お二人、仲良く登場(セルベリアちゃん曰く、猿芝居…だそうな。)。
- 麗しいカップルということで、注目を集めるが、来賓の皆さん、都合よく、誰も彼らの正体を気付かず。
- その中、セルベリアちゃんとアリシア、目が合う。
- アリシアは走り出し、蒼い魔女が晩餐会に入場したことを、義勇軍の皆さんに伝える。
- イェーガー、セルベリアからウェルキンらのことを聞いて、なぜか喜ぶ。
- 城の中の一室で、無表情のコーデリア姫の前で、ボルグと連邦大使夫婦と歓談。ボルグが頷けば、コーデリア姫は指示通りに動く。
- 義勇軍の皆さん、セルベリアちゃんらについて議論していると、コーデリア姫一行が通りかかる。アリシアと無表情のコーデリア姫、何となく目が合う。
- 立ち止まる姫に、ボルグが催促すると、再び歩き出す。
- 城のメインホールの中、コーデリア姫が登場。
- ボルグの指示の後、姫が来客に挨拶。
- その後、連邦大使が檀上へ。
- それらの様子をカメラに収まるイレーヌが会場を見回すと、セルベリアちゃんらを気付き、驚く。帝国軍の方々の面を知っている様子。
- 連邦大使、来賓に乾杯の辞。イェーガーは「くだらん式辞だな」と一蹴。
- その後、義勇君の小隊長2人の勲章贈呈式が始まる。
- イェーガーは、「こんなところでグレゴール将軍の思う人(エーテルワイズ号の小隊)に会うとはね~」と軽口
- ウェルキン少尉、ギュンダー将軍の子息として紹介される。
- 姫から勲章を受け取る2人に、人が集まる。
- アリシアは二人を見て、風を当たりに外へ。「2人は、ちゃんとした家の人だよね」とお互いの身分の差にため息?
- そこに、イェーガーはアリシアにちょっかいを出しにくる(2人は第5章「クローデン奇襲戦」で対面済み。)。
- アリシア、社交礼儀として手の甲がチューされる。アリシア嫌がる。
- 人ごみの中のウェルキン、適当に理由で抜け出す。ファルディオも後に続く。
- ファルディオ、ウェルキンに「吹雪の夜」の出来事について聞くと、ウェルキン、見当違いのことを答える。「手ぐらい握ったか」っと聞き直すと、やっぱり見当違いの答えが返ってくる。
- ファルディオ「お前の頭の中は脳みそではなく、トカゲとカブトムシが詰まっているのだな」と呆れる。
- 一方、アリシアはイェーガーに来場の目的を問うと、「面倒なことに巻き込まれたくないなら、早めに帰った方がいい」と忠告される。
- セルベリアちゃんとイェーガーが離れ、アリシアが追いかけようとしたら、廊下でウェルキンらと遭遇。
- メインホールの中、コーデリア姫とボルグが退場、控え室へ。
- ウェルキンら、アリシアから取得した情報を整理し、ウェルキンはイサラ達を探しに動く。
- ファルディオ、アリシアにバリアスの遺跡で拾った破片をプレゼント。
- 素直に喜ぶアリシア、照れてウェルキンの後を追う。
- が、ウェルキンと別方向に行ってしまう。
- コーデリア姫一行、控え室に到着。ボルグが控え室が出て、コーデリア姫は疲れきった表情で、ドレッサーの前に座り込む。
- 控え室に、不審の人物が侵入し、コーデリア姫を薬で寝かす。
- 迷子のアリシア、歩き回ると、コーデリア姫を運び出そうとする不審者と遭遇。
- アリシア、不審者に殴られ、気絶する。
- 不審者を仕切っていたボルグが現れ、2人を連れていくと指示。
- 連れ去られるアリシアの指先から、先ほどファルディオからもらった遺跡の石を落とす。
ふーむ、とりあえずイェーガーらは別に招待されてなかったのですね。
原作では、ガリア公国のボルグ宰相はしたたか…というか、
連邦と帝国の両方をうまく取り込もうとしている…みたいな記述があったので、
普通に帝国側の人も招待したのかな~と思いましたが、そういう展開ではなかったのですね。
今回の話の本筋は、コーデリア姫の誘拐…ですね。
原作のゲームでは、ウェルキンらがエーデルワイズ号で姫を救出した…という展開でしたが、
それに「姫と共に行動するアリシア」と「セルベリアちゃん達」など香辛料を加えて、
次回はゲームとはちょっと一味が違うストーリーになりそうですね。
それにしても、コーデリア姫の人形ぶりは見事でしたね。
一挙手、一投足にすべてボルグに支配されていることをうまく表現されています。
コーデリア姫の声優さんは、ゲーム版と同じく能登麻美子さんが担当していますが、
能登さんの声質はこの役柄にかなりはまっていますので、結構良い味を出しています。
まあ、ぉぅぇぃは能登さんのことについては、マリみての志摩子さんくらいしか知らないけどね~。
前回の「吹雪の夜」から、今回も少しだけウェルキンとアリシアの仲についてアプローチしたが、
ぉぅぇぃの前回のレビューでは、「ウェルキンが意図的に逃げた」と表現しました。
が、今回のウェルキンとファルディオのやり取りを見ると、
どうやらウェルキンは意図的に逃げたではなく、何かに怯えて、本能的に逃避したかもしれない。(´д`)
本当に女の子に興味がないのか、あるいは本当にファルディオの言うとおり、
「頭の中は脳みそではなく、トカゲとカブトムシが詰まっている」のか…。
むむむ、原作のゲームでは、普通にのほほんとした恋バナが出来る、普通の男子だったのに…。
アニメ版のウェルキン、一体どんな人格改造がなされたのか…。
なんか、「変人」というカテゴリを超えているような気がします。
草食系の動物を飛び超えて、一気に草食性の昆虫系男子に行っちゃってるかもしれない…。w(TдT)
ところで、一国の元首が招待する晩餐会に、ペットのハネブタを連れていくのは、どうかと思います…。
ハンスもつまらなさそうにしていましたし…。
彼も普通にマリーナからエサをもらったほうが幸せそうだ…。(;´д⊂)
結局「招かれざる客達」は、セルベリアちゃん達…のことだったようですが、
今回の話の主軸は帝国軍のお二方ではなく、
どう考えてもガリア公国側の陰謀からみで、最重要人物もコーデリア姫だよね…。
サブタイトルも、もうちょっと姫の境遇を表すようなものにしても良かったかな~。
そう言えば、原作のゲームでは、コーデリア姫があのターバン(?)を脱ぐのは、
かなり終盤だったような気がします。
コーデリア姫の髪色から、ヴァルキュリア伝承とランドグリーズ家…に係る重大な秘密が隠されている…はずなんですが、
アニメ版では、かなりあっさりと髪色をばらしてしまいましたね。
ここらへんも、ちょっとゲーム版と異なる展開になるかもしれません。
しかし、コレは非常に物語の核心に近いところなので、本当にいじるのかな~っと思ったりします。
なにはともあれ、今回の展開から、次回の「さらわれた姫君」にはちょっと期待しています。
能登姫による予告の中に出てくる蒼く光るセルベリアちゃんは、
姫の誘拐話にどう絡むか、ちょっと楽しみです~。
おまけ:
*PSPお持ちの方、新作の戦場のヴァルキュリア2・ガリア王立士官学校のまとめもどうぞ!!
*アニメ戦場のヴァルキュリア(笑)一回目から二十六回目の感想はこちら:
- 第1章「戦火の出会い」
- 第2章「コナユキソウの祈り」
- 第3章「第7小隊誕生」
- 第4章「束の間の休日」
- 第5章「クローデン奇襲戦」
- 第6章「従軍記者、奮闘す!」
- 第7章「ダルクスの災厄」
- 第8章「紐解かれる歴史」
- 第9章「蒼き魔女」
- 第10章「吹雪の夜」
- 第11章「招かれざる客達」
- 第12章「さらわれた姫君」
- 第13章「戦慄の移動要塞」
- 第14章「ファウゼンの選択」
- 第15章「歌姫の過去」
- 第16章「語られなかった想い」
- 第17章「精霊節の贈り物」
- 第18章「八月の雨」
- 第19章「涙」
- 第20話「愛しき人」
- 第21話「はかなき絆」
- 第22話「とまどい」
- 第23話「愛のかたち」
- 第23話「愛のかたち」
- 第23話「愛のかたち」
- 第24話「決意」
- 第25話「護るべきもの」
- 第26話「決戦」
(*大昔で書いた戦場のヴァルキュリア(ゲーム)のレビューもあります!お買い求めのベスト版、オススメです!