昔々大学生だったぉぅぇぃはMtGを大にハマっていました。
MtGは日本に来てから3年ほど遊んでいましたが、
ルールの不備を利用したWaylayの悪用が公式大会にも認められ、
「こんなんでいいのか?!」ということで、一気に熱が冷めてしまいました。
今でも押し入れの中に、大量のカードが残されています。
そして数年前、PS3に発売されたEOJにトレーディングカードゲームへの情熱が蘇た。
JAVAアプリで「詰めEOJ」まで自作したほどの惚れっぷりでしたが、
セット2の「宣教師」と「全ダブリボックス」のワンツーパンチで、
EOJのスタントやマット・カードなどを再び封印してしまいました。
EOJ熱が冷めてから、もうEOJのことを触れることが無いだろう…っと思っていましたが、
PSP版発売予定でちょっと再燃?かも?
ということで、今日は15日公開されたPSP版のEOJの体験版の感想レビューを少々。
さて、ぉぅぇぃは元PS3のEOJプレイヤーなので、
今回のPSP版EOJへのレビューも、PS3版を踏まえて感想を述べたいと思います。
ちなみに、ぉぅぇぃは初期デッキの水デッキを選んで、約3時間ほど遊んで、
カードショップで買えるカードを一枚ずつ購入したところまで進みました。
水デッキを選んだのは、特に深く吟味したわけでもなく、
魔道+回避の「アルージアの修道女」をPS3版から贔屓してきたから…です。
まず、PSP版のよい点から。
- ストーリーモード!
- いや、カードゲームをコンシューマ機で出す時に、そこそこの高確率でストーリーモードがありましたが、PS3版のEOJにはこのモードがありませんでした。で、PSPにストーリーモードが搭載されたこと自身は非常に高く評価できます。やっぱりストーリーモードがあったほうが、世界観もよく分かるようになりますし、メリハリが出るようになります。
- リアルカード要らず
- カードゲームの宿命の一つとして、カードをそれなりに購入しないと、完全に楽しめない…というのがあります。レア・ウルトラレアはともかく、コモンとアンコモンを揃ってしまわないと、思うようにデッキが組めないのですね。EOJの場合、アンコモンをコンプリートするには、大体2ボックスくらい買わないと揃わないのですね。安い店で買ってもそれで8,000〜9,000円くらいかかります。無論、もっとコンセプトデッキを組もうとしたら、更に買わなければなりません。ちなみに、ぉぅぇぃはPS3版のセット1とセット2で合計6ボックスくらい購入しました。
- 今回のPSPのEOJは、リアルカードを使わなくでも遊べるように成っていますので、楽しさはそのまま、カードへの投資を大幅に抑えられるようになっています。オンラインショップでカード購入出きるらしいのですが、所詮バーチャルカードなので、PS3版よりもかなり安上がりに成るハズです。
- ポータブル
- PS3版のEOJは、オンライン対戦は充実していますが、リアル友達と対戦しようとしたら、かなり大かかりな用意をしないといけませんでした。テレビ・PS3・カメラ・スタント・マットなどを揃えるのは結構大変ですね。それと比べたらPSP版はとりあえず一人一台PSPを用意すれば、いつでもどこでもアドホック対戦が出来ますので、かなりお手軽になります。
- カンタンでお気楽操作
- PS3版では、ドローしたカードをリアルカードの中から見つけ出し、それを使っていかないと行けないので、無駄な手間が発生しますし、テンポも悪い。PSP版は完全にバーチャルなカードを利用していますので、十字キーと△◯×□だけでほとんどの操作が出来ますので、簡単でテンポもかなり良くなりました。
次に、PS3版と比べて、PSPがイマイチなところ。
- グラフィックが汚い
- PS3を比較しちゃいけないかもしれませんが、かなり汚いです。ぉぅぇぃはZ9000の大画面でも試してみましたが、PS3とは比べ物にならないくらい汚いだけではなく、他の戦ヴァル2などのPSPゲームと比べても、かなりイマイチのほうだと思います…。一番気になるのはグラフィックの部分ではなく、文字が滲んてて読みにくいところ…ですね。まあ、カードゲームのようなゲームは、元々そんなにグラフィックで勝負するようなものではないので、楽しさにはそれほど左右しませんが。
- 音楽
- PS3版の音楽が良かっただけに、PSP版の音楽はどうもちょっとテンションが上がらないな…と感じています。う〜む、PS3の音楽をDLCで売ってくらないかのう…。
- 情報が読みにくい
- 画面が小さいのもありますし、リアルカードのようにじっくり見れませんので、ちょっと画面の情報が読みにくいのですね。ぉぅぇぃは慣れていますので、脳内で記憶していますが、どのフィールドの裏はどんなフィールドに成っているとか、初心者には小さくて確認しにくいのです。カードテキストも、スクロールしないと全文読めないものも多いので、ちょっと手間取りますね。まぁ…、何れも覚えてしまったら問題ないけど、カードゲーム慣れてない方にはちとツライかもしれません。
- AIが弱い
- PS3版のAIは非常に賢かったのですが、PSP版は賢いとはほど遠い…というか、ちょっとおバカさん状態です。まあ、体験版向きに優しく設定されている可能性もあります。なんというか、適当にやってもほぼ連戦連勝…はちょっと弱すぎ…のような気がします。正規版は是非PS3版と同じくらい歯ごたえのあるAIと戦いたいのです。まあ、結局一番強いのは人間プレイヤーなんですが、AIもあんまりにも弱かったら、ちょっとモチベーションが上がらない…のです。
- ストーリーのアメコミ風味
- いや、「Smashhhh…」とかに純粋に慣れないのです。後ストーリーモードは早送りとかも出来ないようで、ちょっとテンポが悪いのですね。
とりあえず、ざっくりとこんな感じですね。
遊んだ結論として、PSP版のEOJもダウンロード購入する予定です。
同じゲーム性で、画像と音楽だけパワーアップしたPS3版も出してくれたらうれしいな…。
そして、PS3xPSPのクロスプラットフォームの対戦もできたらスゲェ〜っと思ったりします。
何はともあれ、EOJのカードゲームの部分は、
非常にきっちりデザインされていますので、
PS3にしても、PSPにしてもゲームそのものは高く評価出来ると思います。
「カルドセプト」のようなカード要らずのカードゲームとして生まれ変わったPSP版は、
広くプレイヤーに受け入れられるかどうかは注目したいところですね。