七草粥(七種粥)

「河海抄(かかいしょう=四辻善成作の『源氏物語』の注釈)」における,「芹,なづな,御行,はくべら,仏座,すずな,すずしろ,これぞ七種」という一文が最古の記述であるとされる。

野菜というよりも,野草である。最近はスーパーにパックで七草が売られているが,昔は,大根,蕪以外は自分で野原に採りに行かなければならなかった。

以下の野菜(野草)を入れて,塩で味をととのえる。特段,どうということもない,野菜粥であるが,正月明けの行事として,押さえておきたい日本の心。

芹(せり)
薺(なずな,ぺんぺん草)
御形(ごぎょう,母子草[ははこぐさ}
繁縷(はこべら,はこべ)
仏の座(ほとけのざ,小鬼田平子{こおにたびらこ})
菘(すずな=蕪{かぶ})
蘿蔔(すずしろ=大根)

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