泉は大河へと

山中に沸き出でた泉はせせらぎとなって流れ始め、やがて小川となり川となり、さらに別の流れを取り込み河をなす。
河はそのところどころによどみや落ちや滝を形成しながら、その都度太くなり、やがて海を目指す大河となる。

知りたい者が集まり、一部屋が学び舎となり、さらに人が集まり、新しい校舎が建ち学校をなす。
学校は、人に知られ、官庁の許認可を得てさらに世に周知されながら、校舎が増えてキャンパスを構成し、さらに大きくなり大学となる。

創立を祝う記念行事は、真の大学を目指す流れにおける、よどみや落ちや滝のようなエネルギーの発露であり、これを契機にまた大いなる発展を目指すものである。

明後日、京都情報大学院大学創立5周年、京都コンピュータ学院創立45周年記念式典、ならびに卒業生校友の大会。卒業生諸兄姉は、お誘いあわせの上、ご参集ください。すべての卒業生にとって、意味のある一日です。

京都コンピュータ学院創立45周年記念式典
京都情報大学院大学創立5周年記念式典
京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学校友祭典2008

comments

御大 米田貞一郎先生の講演会です

京都新聞にも記載されています。KCGの御大 米田貞一郎先生の公開講演会です。皆様,ぜひお越しください。

—-以下,京都新聞サイトから引用—-
[催し]KCG特別講義「時代祭」
[京都市内] 日時 10月17日、後2時40分開演。
場所 京都コンピュータ学院 京都駅前校(JR京都駅「八条口」より西へ徒歩7分)
内容 数え年100歳を迎えた,元京都コンピュータ学院洛北校校長で,現在顧問の米田貞一郎による講義。
演題は,10月に京都市内で営まれる「時代祭」。平安神宮創建時の時代背景や「時代祭」の由来,明治維新から平安時代に至る祭列の見どころなどを,画像を交えて解説。
料金 無料。申込不要。

■お問合わせ
電話・075-681-6333 南野(のうの)まで。

2008年10月16日 掲載

comments

景気が急速に悪化している・・・

リーマンブラザーズの破綻,アメリカの公的資金の投入とその結果,,,日本でも貸し剥がしが始まり,景気が急速に悪化している。

昔から,「景気の良くない時は,学生しているのが良い」と言われる。そして,勉強するなら,仕事に役立つことを学んで,将来的に絶対無くならない業種を選ぶべきだ。言うまでもなく,IT分野はその筆頭である。それぞれ細分化すると流行りすたりはあるけれども,それぞれに景気に多少は左右されるけれども,全体として継続発展していくことには疑いは無い。すでに理論的に完成していて,これから実用化されていくIT関連の技術は山積している。

———————–

働き先の景気が悪くなったら,このままではマズイ,などと思ったら,迷わず本学大学院に来てください。社会人を経験してから後,もう一度学生時代を過ごしてパワーアップすると,今とはまったく違うフェーズに行けますよ。最前線に躍り出るために,勉強してください。

日本は,技術で立っていかなくてはならない国。現代の技術には,すべてにおいて,ITが応用されており,その範囲は拡張するばかりです。IT業界は,慢性的人材難で,人が足らないという状態が継続しています。

時代に翻弄されるよりも,時代をリードする側に立ちたいと思いませんか?

私たち京都情報大学院大学は,ほんの小さな大学ですが,卒業生の皆さんとともに,これからの日本とアジアを,ITの分野から支え,リードしていきたいと願っています。

comments

ワンタンメンも45周年

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学
カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

京都のラーメン店&ラーメン色々

ワンタンメン

 エースコックは創業60周年,そしてかのワンタンメンは,発売より45周年なのだそうだ。 創立45周年を迎えるKCGと同い歳!!
『即席ワンタンメン』が発売されたのは,1963(昭和38)年8月27日である。エースコック社のWebサイトにはワンタンメンの歴史が記載されている。

昭和のあの頃,ラーメンと言えば,インスタントラーメンであった。今のように全国にラーメン店が普及したのは70年代の後半からだと思う。高度経済成長の時代,袋入りのインスタントラーメンは,普通の昼食だった。

家にはいつも,何袋かのインスタントラーメンがあった。チキンラーメン,明星ラーメン,日清やきそばなどが定番だった。

発泡スチロールの容器に入ったカップめんが登場したとき,袋入りのラーメンが15円とか20円で,カップヌードルが100円だったと記憶している。山登りの昼食用にカップヌードルを持っていこうと提案したら,そんな高いものは贅沢だと怒られた。昼食にカップ麺を食べるのが,贅沢だった時代である。

ここ数日,世界経済のダウンスパイラルの懸念が取りざたされてる。カップめんが贅沢な時代がまた来るのかもしれない。日本経済ももはや世界のトップとはいえなくなった。しかし,日本の技術力は世界有数なのだから,その力でJapan as No.1の再燃を果たしたいものだ。ワンタンメンを食べて,がんばって働こう。

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments

雪うさぎ

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学
カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

雪うさぎ

 博多の風月フーズの「雪うさぎ」
オマケでぬいぐるみがついてきた。

和菓子の本場の京都に育ったからか,いわゆる和洋折衷の菓子にはあまり興味が向かないのだが,これはこれは・・・,食べてみて感心してしまった。マシュマロの中にアンコが入っている単純なお菓子なのだが,実にバランスが良い。さすがグルメの街,博多のお菓子である。美味い。

日本人が4人もノーベル賞を受賞した。さすがは日本である。マシュマロという外来のお菓子を基に,こういう新しい次元の完成を見る日本の才能にも万歳!である。

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments

蟹の醤油漬け

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学
カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

ケジャン

李氏朝鮮時代の17世紀後半に書かれた「飲食知味方(いんしょくちみほう)」にも記載されている,蟹の醤油漬け。今でも韓国ではポピュラーな食べ物で,たくさん運ばれてくる小皿の中にこれを見つけると嬉しくなる。渡り蟹を,ニンニクや唐辛子の効いた醤油に漬け込んである塩辛である。蟹の肉が発酵して,とろりとろけて甘く,香り立つ。殻ごと口の中に入れてバリバリ噛んでいると,滋味溢れる大海原が,口中一杯に広がるのである。

ケジャン

 写真の料理,豚肉の焼肉のときにケジャンが出てきた。豚肉はテジコギといい,この料理も直接テジコギと言う。

必ず出てくるキムチには,唐辛子やニンニクに加えてオキアミの塩辛が必ず入っている。あの独特の匂いは,ニンニクというよりもむしろ,魚介の発酵臭なのである。
近年日本でも,豚肉とキムチを併せて炒めた豚キムチが一般化してきたが,そのように,新鮮な豚肉は魚介発酵食品と見事なマリアージュを成すのである。そして,ケジャンは豚肉の焼肉とともに,互いを引き立て合う。美味である。

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments

スンデ(韓国式腸詰め)

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学
カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

スンデ

 スンデ(韓国式腸詰め)

一般には豚の小腸に豚肉やもち米を詰めたもので,豚の血をいれたりもする。李氏朝鮮時代の中期(17世紀後半)に書かれた「飲食知味方(いんしょくちみほう)」に,その記載がある。
唐辛子の粉を混ぜた塩で食すのだが,オキアミの塩辛で食べても美味い。同じ皿に盛られるのはレバー,腎臓,小腸など各部分の内臓と尻尾の輪切りである。これらがまた大変に美味である。豚の内臓や尻尾の輪切りを蒸しただけなのだが,素材が良いから,塩だけで食べても飽きるどころか,凄まじく美味い。

日本人は家畜を食する歴史が浅いからか,豚や牛の内臓には疎いが,新鮮な魚と同じで,きちんと飼育された動物の内臓は美味いものである。日本で豚肉が礼賛されないのは,その飼育方法と貯蔵方法に問題があるのだ。
狭いところに閉じ込められ配合飼料や残飯を食わされて育った家畜の肉は,肉にも内臓にも臭みが残る。しかもそれが長期間冷蔵される。その臭みを,肉の味だと誤解している日本人はことのほか多い。

韓国済州島の黒豚は,きちんと飼育され,内臓までが滋味溢れる。豚肉は新鮮でなくてはならない。

烏賊や鱈の胴体に具を詰め込んだものもスンデと言うのだそうだ。

スンデ

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments

韓国済州島の黒豚

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学
カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

黒豚

朝鮮半島の南端に浮かぶ美しい島,済州島に,済州国立大学がある。日本で言う「旧七帝国大学」みたいな国立大学が韓国には八校あり,済州大学はその中のひとつである。

本学とは学術交流提携をしており,今回はeラーニングのセットアップ等で訪問したのだが,例によって昼夕美味いものばかりご馳走になった。

韓国済州島の黒豚は,これ以上美味い肉は無いと思うくらい,美味い。脂身と赤身が5層になっている部分が最上である。日本では皮をいっしょに食する習慣が無いのだが,豚肉は皮ごと食べるのが美味いのである。

目の前で焼き,ある程度火が通ると,例の如くハサミで切り分ける。肉自体が,あまりにも美味であるから,塩だけで食べても,飽きることが無い。韓国式基本で胡麻油と塩でも良い。そしてサンチュ(チシャ菜)に胡麻の葉,玉葱,辛子味噌をつけて巻いて食べると,誇張無く,いくらでも食べられる。辛子味噌の代わりにオキアミの塩辛をつけると,また異なる世界が広がる。写真でおわかりのように,脂身のほうが多いくらいの部分で,一枚が一人前なのだが,一人で3枚くらいは軽い。日本やアメリカの豚肉は,脂身がくどくて,一口食べると胸焼けするが,済州島の黒豚は,そういうくどさが一切無いのである。

韓国済州島には,豚肉以外にも美味いものはいっぱいある。美しい海に囲まれており,魚介類も最上である。青い空と青い海,自然の中で平和な気分になるところ。アジアで,いや世界で一番の場所では無いかと思っている。

焼肉

 ひとつ料理を頼むと,小皿に色々な料理が出てくるのが韓流。キムチ,青菜は必ず出てくる。青いしし唐辛子は,すさまじい辛味で,ちょっと齧るだけで飛び上がる。

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments

KCGの自動車制御学科が中国進出

京都コンピュータ学院の自動車制御学科が中国に進出した。天津科技大学との合弁コースで,現地学生のうち希望者は日本のKCGに留学して単位取得することも可能である。

日本最初のCarITの学科を開設した京都コンピュータ学院,中国にも中国最初の自動車制御学科を開設したのである。

開講,おめでとうございます。

天津科技大学 自動車制御学科

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments

IT・コンピュータ関係への進学と業界に関する誤解について

あなたと違うんです??

IT・コンピュータの分野について,一般社会が誤解していることが多々ある。高度経済成長期にわが国に蔓延した誤解とともに,これは由々しき問題であると思っている。実は今日もその大きな誤解に遭遇したので,思いつくまま書いておく。誤解とは,「大学の文系学部に進学するとツブシが利く」という昭和のなごりのような思い込みと,「IT・コンピュータは理工系である」という思い込みである。

【文系学部はツブシが利く,というのは思い込みに過ぎない】
高度経済成長期に,高校の数学や物理・化学が苦手だという理由で,高校のクラス分けで文系を選び,いわゆる私立文系へと進学する層が増えた。
昭和の戦後にできたいわゆる新制大学の大半は,予算不足が大きな理由で文系学部しか開設されなかったから,そういった高校生は大挙して私立の文系大学に進学した。
それらの大学内では,卒業後就職を望む学生に対して,あまり関係の無い文系の「学問」を教えてきた。言うまでも無く,文系学部で勉強する学問の大半は,就職後の仕事と関係が無い。(昭和の当時,理工系の大学の認可を得るには,それなりの設備が要求されたから,私学で理工系を開設するのは非常に難しかったのである)

現在,日本のビジネス界で出身大学を尋ね,専門の勉強は何をしたかを聞くと,「学生時代はクラブばかりしてました」とか,「学生時代は何も勉強しませんでしたわあ~」などと答える人がかなり多いのはご存知だろう。世界の他の国で同じ質問をすると,「大学時代は○○を勉強した」と,普通は答える。「学生時代は勉強していない」などと答えたら最期,「コイツは馬鹿か」と思われてそれで終わりである。なぜそういった差異が生じるのか。ここに戦後日本の大きな問題が横たわっているのだが,詳述はまた別の機会にしよう。

実のところ,「文系学部はツブシが利く」というのは,「大学では職業に関することは何も勉強していない」=「何にも染まっていない」ので,「企業の色に染めやすい」から,企業に歓迎されたということなのである。あまりにもそういった例が多すぎるので,日本は,「学生時代は勉強しなかった」と平気な顔で言える国に成り下がっているのだ。

ともあれ,日本という国は,「大学で勉強してもそれが就職や生涯の仕事に関係が無い」という常識が出来上がってしまっているのは事実であろう。戦前から続く「とりあえず大学へ」という信仰が根強いために,そしてまた,日本の私立大学は文系が大半であるから,上述の常識が出来上がってしまっていて,「理工系への進学者が増えない」=「理工系と思われている仕事の従事者が増えない」ことの大きな理由になっているのではないかと思われる。

・【IT・コンピュータは理工系だけではなく,文系の仕事も多くある。】
高等学校の進学先としても,京都コンピュータ学院へ進学したとか,某大学から京都情報大学院大学へ進学した,というと,「理工系へ進んだのだ」と思われるのだそうだ。
プログラミングは,確かに,数学の応用が多用されるので,プログラマーという仕事は理工系の仕事だと思い込まれている。しかし,実はどちらかというと文系の仕事であり,プログラミングは文学の一種ともいえる。そして,ひところ喧伝された「IT革命」という言葉の真の意味は,そういった理工系と思われていたコンピュータが,文系人間のものになったという意味を含んでいた。つまり,人類社会に必要不可欠なコンピュータの利用方法は,今まさに文系的な視野でもっての対処が求められているのである。

ところが,である。今なお世間の大人の大半も高校の先生たちも,「コンピュータは理工系の分野だ」と思い込んでいるので,高校生たちもそう誤解する。大学生もそう誤解している。これには情報系やコンピュータを,いまだに工学分野に分類している文科省の責任も重いのだが,そういったことの結果,IT・コンピュータ業界では慢性的な人材難が継続しているのである。

【そして必要な認識は?】
コンピュータは空気と水の次に大事である。人間社会ではすでにコンピュータは無くてはならないものになっている。すでに,コンピュータが無くては人間社会は成り立たない。経済に関するあらゆる事物や航空や鉄道等の交通制御システムから,家庭での自動車や電化製品まで,コンピュータがかかわっていないものはない。皆が持ち歩いている携帯は,あれは小型のコンピュータである。

「人類社会に必ず必要な分野で仕事をしていく」,「生涯の生業をIT・コンピュータ分野に求める」,ということが,実は昭和の時代に出来上がった「経済学部はツブシが利く」などといった妄念を遥かに超えて,現代においては,最も食いはぐれの無い賢い選択なのだが,上述の「理工系だ」との思い込みと,高等学校での理数系教育の不成立など様々な理由によって,敬遠されているのが実情だ。

結果,コンピュータ業界での求人は多いまま,就職活動という意味での売り手市場が継続しているのだが,進学に直面している高校生とその親たちと,多くの先生たちは,まだ,社会の実情からかけ離れた判断をしている向きがあまりにも多いように思う。

今,日本全国の数多のコンピュータ関連企業で,人材が求められている。大量に仕事があるのに,人が足らないという状況に陥っている。高校の先生たちも,文系大学の教授たちも,家庭の親御さんたちも,その現実を知ってもらいたいものだ。日本のソフトウェア産業界にかかわる一人として,声を大にして言っておきたい。

IT・コンピュータについて客観的に判断して,その分野に進学して,その分野の仕事に従事し,「あなたと違うんです!」と言ってみては??(笑

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

comments